満足度★★★★
良かったです。
舞台美術は、黒一色のほぼ素舞台。
脚本に合った、いつの時代かどこなのかを限定しない、無国籍でちょっと不思議な世界が再現されていたと思います。
一方で、違和感があったのが衣装。
あえての演出だったのか?なんでその衣装?なのか謎でした。
満足度★★★
「お姉さんそこが庭じゃ全然違う家の話になっちゃうよ」「この村で裁判所の話が聞けるなんてねえ」
ベケット《勝負の終り》、安部公房『友達』、別役実に似過ぎた(というか摸作的な)導入部。カフカ的な司法官が姉妹の絆を破壊するが、どっこい病弱だった姉は、という前衛派のパッチワーク的な構想。現実の大きな状況との緊張感が無いので何となく締まらない。いろんなタイプの女優が見られる劇として貴重か。