満足度★★★★
ピンク地底人「家電の王子さま」観ました
昨年の「京都・名古屋の若手演出家WS」で3号さんにお会いして以来、ずっと気になっていたピンク地底人。
(団体名だけは知っていた。昨年のエイプリルフール、ツイッター上で東京・王子小劇場が侵略された事件w)
やっと観れました。初・芸術創造館@大阪。
会場に入ると、現代芸術を思わせるセットが、すでに何か示唆的。アンビリカルゥ…(気のせいかメガネ率が高かった気も)
始まると、舞台狭しと配置された家電たちが、みな人間を凌ぐ名優揃い。家電たちとの会話は、事実上の一人芝居。
人形劇とかアニミズムとか、観ていながら想像を刺激。
ちょっと、ニットキャップシアター「少年王マヨワ」を思い出す、神聖な空間。
ストーリー・世界観は、ブラッドベリとかジュブナイル系好きにはたまらない。優しくも切ない、忘れていたものとの再会と別れ。
昔こどもだった大人向け舞台。ままごと「日本の大人」が楽しかった人なら間違いなく好きになれる。
じつは、物語もキャラもいろいろと暗喩がありそうな雰囲気だけど(それを示唆するには、ちょっとバランスに乱れか?)、こむずかしく深読みしなくても充分楽しめます。
終演後、3号さんと話したら、ふだんの(「小難しい」w)ピンク地底人とは違う作風とのこと。
感覚の共有性がかなり高いし、これは、規模としては全国は厳しくても、関西周辺でなら再演ツアーが充分できそう。
地底人の名古屋侵略を、心待ちにしております(笑)
満足度★★★★★
家電の王子さま
タイトルから、星の王子さまかなぁと。後は何も考えず観に行きました。
母が息子を探して欲しい。息子は最初に何かを言って家を出て行った。
ソラナックスの町。
医者。ケトルちゃん。掃除機のお兄さん。
一緒に行った水族館。火星の話。
大人になってしまったら、純粋な子供心には戻れないんだよ。
大人になるとは、そういうことなんだよ。と母との別れ。
大人になって、聞こえなくなってしまった家電の心。
満足度★★★★★
【おすすめ】家電の王子さま
二回見まして、感想が変わりました。最初は優しい作品だと思いましたが、そんなことはないな、と。ですが、直感的に面白い作品だということは間違いありません。激しくおすすめいたします。ぜひ。