チエコ 公演情報 チエコ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★

    B班を見た。

    高村光太郎たちが回想する光太郎の亡き妻・智恵子の話。

    ネタバレBOX

    いきなり高村光太郎の大きな声での独り言から始まる感じだけあって、脚本がイマイチ。
    なによりも物語が薄すぎる。
    『智恵子抄』を刊行しようというオープニングで、「東京に空が無い」から始まったので、てっきり『智恵子抄』と重ねながらストーリー展開していくのかと思ったが、意外とそうでもない。

    そしてほぼすべての場面転換が暗転。演出でどうにかならなかったのか。
    役者はいいキャラが揃っているのにもかかわらず、それが活かされてない。……しかし梅酒を何杯飲んだらあんなに酔っ払うのか(笑)。

    役者たちが固く、「台詞」をタイミングで言っているようにしか見えない。
    モノローグが多い割には効果が薄い。
    先に書いたように場面転換=暗転なので、役者の状態がうまく保てていないのではないだろうか。
    これらはすべて演出の問題ではないか。

    チエコ役のあかねさんが魅力的になってきていたが、「普通」でいるシーンがあまりにも短い。
    チエコと光太郎の日常がもう少ししっかり書き込まれていれば、チエコの精神状態が悪化してからの2人の関係がしっかりと伝わったであろうし、いろいろ足りないので、ラストも感動できない。

    ついでに書いてしまうと、ドアの開け閉めが多い割にはドアの作りが雑。どうしても目が行ってしまうのに、トイレのドアのようなドアノブ。

    ミラーボールのような照明も、なんか変。
    2回出てきたが、意図不明。

    いろいろもったいなないと感じた。
  • 満足度★★★★

    場転はもう一工夫が
    智恵子が病んでからも含めふたりの生活を必要十分描いてる訳でもないが、光太郎の智恵子への想いが深く感じられたる。中盤までの場転で一工夫(智恵子の幻とか見せて、役者をスムーズにはけさせるもか)あってもな気もしたが、よい舞台でした。

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