五反田の朝焼け 公演情報 五反田の朝焼け」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-6件 / 6件中
  • 笑った
    なんてことないようなのに、笑えるのが不思議

  • 満足度★★★★

    千羽鶴
    面白い。90分。

    ネタバレBOX

    大山雄史…絆の会所属。後におもてなしの会に寝返る。
    後藤飛鳥…前田司郎の姉。絆の会所属。おもてなしの会に寝返る。宮部のパスポートを窃盗する弟想い。
    中川幸子…絆の会所属。結局おもてなしの会に入る。バザーに出す商品がないことで西田に責められる。
    西田麻耶…絆の会所属。夫に首絞められ目をくり抜かれる。めんどくさくって面白い女。おもてなしされるも、おもてなしするのは嫌いと入会を拒否する。
    宮部純子…前田の元彼女。妻子持ちとハワイに行くとして前田をふるが、パスポートの件で縒りが戻ったっぽい。
    望月志津子…おもてなしの会の東京支所を任された女。次々に入会させ、自身の差し歯代13万を稼ぐ、やり手。
    前田司郎…ナンコシの和民から五反田の座和民へ昇進し、宮部と同棲しようとするもフラれ、姉に泣きつく。

    面白い。序盤の西田と人形な夫とのやりとりで十分笑える。パスポートのくだりは最高だった。西田と宮部の会話「ハワイという名の売春宿」も最高だった。
  • 満足度★★★★★

    前観たのに
    ちょっとブラッシュアップされていた。

    初演?ぽい作品も捨てがたいが、安定感のあるダメっぷりが楽しめる今回のも捨てがたい。

    「五反田肉祭り」・・正直、目黒区民としては目黒のさんま祭りの1万分の1も気にしてこなかった(中学生のころから古書の即売会でよく来る町ではあったけれど)のだけれど、これからは五反田を古書会館のある町ではなく、肉の町?として再認識するきっかけとなりそうだった。

  • ゆる~い風刺ユーモア
    今年5月に上演された前田司郎作・演出の『いやむしろわすれて草』が素晴らしかったので、五反田団としての公演も観たいと思い劇場へ向かった。

    説明文などから、ゆるくすることが、生真面目になることや熱くなることへの批評になっている舞台なのだろうということは予想はできたが、そこにある批評性もゆるい。
    今の世相を斜に見て、ちょっとした風刺をまぶして笑わせるというだけ。

    それが社会を見る視点であると共に、「真面目に社会と向き合わなければならない」「熱くなければならない」とする表現の在り方をも相対化するものでもあるということなのだろうが、、、、
    私には、単にスカしているだけにしか見えなかった。

    こういうのが今は流行るのかなという感じ。
    私にはゆるすぎて、まったく笑えなかった。

    五反田団ならびに、前田司郎氏に関して詳しく知らないのだが、
    『いやむしろわすれて草』のような真面目な作風と、
    今作のような極めてゆるい作風と、両面あるのだろうか?
    今作のようなスカした作風の方の芝居はもう見たくない。

    ネタバレBOX

    真面目な人ほど正義を振りかざし、その正義がまた別の暴力となる。
    その正義に熱狂する者が集団となる。

    物語には、震災復興のために鶴を折り、被災地に送り続けるボランティア集団:絆の会と、
    7年後の東京でオリンピックのために、「お・も・て・な・し」の心を育もうとするNPO?集団:おもてなしの会 などが出てくる。

    復興のためといいながら、役にもたたないようなものを送り続け、絆ごっこをしている団体に潜む偽善性を突き、東京オリンピック開催で根拠もなく盛り上がる団体のアホらしさを突くなど、偽善にまみれた世相を皮肉っていること自体には共感するものの、いかんせんゆるい。

    ゆるすぎて笑えないという部分も大きいが、
    同時に、そういう皮肉や批評をゆるくやることによって、
    世相を単に高みから冷笑しているだけのようにも見えてしまい、
    なおさら笑えなかった。

    声高に批判などをすることの危うさを回避するには、こういうゆるさしかないのかもしれないが、それで高みから冷笑してしまっては、それもまた別の暴力になってしまう。

    人を皮肉ったり、批判などをする場合、その刃は常に自分にも向かってくる。
    その怖さを自覚しながら行われるブラックユーモアならば素晴らしいと思うが、ゆるくすることで、自分へ向けられる刃をも包み隠しているように見えて、素直には笑えなかった。
  • 満足度★★★★★

    お楽しみ会演劇の完成形
     駄弁とドタバタから成る80分。
     面白い。くだらなさが神がかっていた。
     当パンによれば作・演出の前田司郎氏は「お楽しみ会の劇」をイメージして本作を作ったそうだが、まさしく“お楽しみ会演劇”の完成形を観た思い。それくらいしょうもなさが極まっていた。
     震災報道と東京五輪をおちょくってるとしか思えない会名を持つ、ともに主婦が主宰する2つの慈善サークルの諍いが一応の話の軸。
     諍いの中身もあまりに幼稚で噴飯ものなら、2つの会のネーミングも浅ましすぎて思わず失笑。
     トホホな会名を知りたい方はぜひ劇場に足を運んでご確認下さい。
     7人(8人?)の登場人物の中では、小さな体から温和な口調でぽんぽん毒を吐きまくる片方のサークルの長・望月さんがイチ押し!
     いやはや、大満足の初五反田団でした。
     ある役をハリボテに演(や)らせる確信犯的“お楽しみ会風演出”(バルブも小学生時代、出演者が足りない時にはこういう工夫をしたものだ)も◎。
    バカバカしいのがお好きな人にはお薦めしますが、劇に笑い以外の何かを求める人には絶対お薦めできません。
    なお、タイトルと内容はおそらく無関係。
     三島賞受賞後もこんな劇を作っている前田司郎氏は本当に素晴らしい。

  • 満足度★★★★

    どう見てもgdgdなのに
    それなのにあんなにちゃんと面白く成立しちゃってるあたり、さすがっていうか、ずるいっていうか、なんかもう恐ろしい。

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