期待度♪♪♪♪♪
暗闇と想像力
あったものがなくなると却ってリアリティーが増す、というのは良く経験することだ。或いは、対象の一部分だけが見えることで全体はより鮮烈にイメージされるとか。幽霊なども、昼間明るい所で現れるという話はあまり聞かない。闇の齎す想像力に期待しよう。因みに宇宙空間の大部分は闇に覆われている。
期待度♪♪♪♪♪
むしろ破壊だ。暗闇にこそ人間の本性は写される
「完全暗転」を強調するが、「暗闇演劇」という表現なら大川興業が先だろう。特許庁から特許を貰った結果、それを維持しなければならず、「やりたくてやってるわけではない」公演を毎年続行(10周年)
つまり、「暗闇演劇」「完全暗転」なるコンセプトは、ブラジルの新首都・ブラジリアのごとく、真新しい建造物だが住み心地は劣るのだ。ギャラリー公演ともなれば密閉空間が加わり もはや「押し入れ」だろう。コンクリートと、金属パイプのなか、観客の「妄想」が拡がるはず。狭ければ狭いほど、「暗闇」の世界では どんな懐よりも広い「妄想」が拡がる。
そして、演劇という一種のリアリズムー現実の事象が巻き起こってしか、観客の自由な「妄想」を越えた「空想」は対応しえない。同時間的体感を最も共有しやすいコンセプトが「暗闇演劇」「完全暗転」なのである。
劇場が持つ社会的位置付けを、「見えなくする」演出で 逆に成立させてしまう。それは「役者の存在」を掘り出す作業でもある。
さあ、「完全暗転」の意義は述べた。次は、暗闇に詰める物語自身である。
期待度♪♪♪♪♪
見る!
永村作品で、
短編集で、
劇団員さんも、
山田佳奈さんも、
小川さんも出るなら、
こりゃぁ、見ないと損する!絶対損する!!
楽しみです!(*^^*)