もっと泣いてよフラッパー 公演情報 もっと泣いてよフラッパー」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-12件 / 12件中
  • 満足度

    ゴメンナサイ
    ハッキリ言って老人の回顧録代わりに上演したのでは??っと思います。こう、、何というか、、誰かが引導渡す必要が有るのではないのかな、と。。

  • 満足度★★

    うーん! 当時は受けたの???
    「上海バンスキング」にしても、私は、人気絶頂の時に見逃しているので、当時観たら、印象も違っていたかもしれませんが、今、この時代に観ると、どうも、心身無反応で、久しぶりに、お尻が痛くなる観劇でした。

    キャストの皆さんは、とても魅力的なのですが、何せ、テンポが悪い。話の流れが冗長。

    主要出演者が多いせいか、誰かが登場しても、次にその人が登場するまでにあまりにも時間が掛かり、エピソードもあまり関連づけがないので、一体あの人はどうなったのか?とか、どうかすると、その人が出演者の一人であることすら忘れるくらい、時が経過してからの再登場で、ストーリー展開の構成が、ひどく雑に感じられました。

    でも、フラッパー達、女優陣は、皆それぞれ、個性的で、コケテッシュな魅力があり、特に、松さんの歌唱はさすがでした。

    この大勢の役者さんの中では、松尾スズキさんにダントツの存在感があり、彼の人気の秘密をようやく理解できた感がありました。

    石丸さんのスタンスはやや残念でした。昔取った杵柄で、演奏の方では、大活躍でしたが…。

    ネタバレBOX

    昔よくあったブロードウエイミュージカル風な味付けの、場末のキャバレーの恋愛模様的なストーリー展開でしたが、各人の心情描写がお手軽なので、これだけ登場人物がいるにも関わらず、その内の誰か一人にでも、感情移入するまでには到達せず、終始、舞台の世界に気持ちを揺り動かされる瞬間がないまま、客席に座り続けていました。

    特に、1幕は、惰性で舞台が進むのをただ黙認していた感じで、羽生の演技なんかを思い出しながら、ボーっと観てしまいました。

    誰も、串田さんに、もっとこうした方がいいのでは?と意見を言う人はいなかったのかしら?とか、舞台と関係ない思考がずっと脳裏で浮遊していました。

    ショーのシーンは、素敵だから、眠くはならなかったのですが。

    もっと、狭い猥雑な舞台で観たら、印象は大分違う気もしますが、何にしろ、もう少し、話を整理して、各人物を浮き立たせる脚本に推敲すべきだったのではないでしょうか?

    終盤、ようやく、人物の哀感が感じられるストーリー展開になるのですが、それまでが、あまりにも岐路が長過ぎる!

    最後の「もっと泣いてよフラッパー」の歌は、耳馴染みの良い曲で、劇場を出てもしばらく、耳にリフレインしていました。
  • 満足度★★★★★

    楽しい
    自分としては、特に気になる女優ではなかったのですが、歌もうまいしダンスもイケる。何より細かい仕草や表情がいい。今さらながら、松さんに注目です。舞台は串田さんはじめとした個性豊かな登場人物が、生演奏に、歌あり踊りありで、観劇後はスッキリした気分になりました。上演時間が長いので、寝不足などだとしんどいけど体調を整えて行けば、細かい演出やこれだけの役者を見ていると、十分楽しめます。ps獅堂さんが観劇にいらしてました。

  • 満足度★★★★★

    ■活気と哀愁。
     1920年代のアメリカ合衆国のシカゴの街の雰囲気が伝わる演劇であった。挫折して死にゆく男性たち。つかのまの夢を見ながらも、現実の荒波をたくましく生き抜く女性たち。そういう人間たちの活気と哀愁を描きだしていた。役者たちの「かけひき」に満ちた巧みな演技や賑やかなジャズ音楽などの生演奏の組み合わせが見事であった。

     合計すると3時間20分ほどの長丁場の演劇であった。90分の大学の講義を2コマ聴かされたときのような疲労感が残った。おそらくは、制作者側としては観客へのサービス精神旺盛をモットーとして頑張ったのであろうけれども、少し「過ぎたるは及ばざるが如し」の感があったことは否めない。

  • 満足度★★★

    にぎやかで楽しいみんなの演奏と歌が哀しい哀しい大人の童話を彩ります。
    禁酒法時代を(あくまでも)イメージして、
    豪華な出演者、歌にダンス、生演奏と、
    描かれる恋物語の切なさが心に沁みる。
    松尾スズキさんの演技はとっても笑える。

    秋山菜津子さんも、りょうさんも、
    特に鈴木蘭々さんの役が純粋で…
    にぎやかで楽しいみんなの演奏と歌が
    哀しい哀しい大人の童話を彩ります。

  • 満足度★★★

    うーん・・・
    お話自体は面白かったし、生バンドの演奏はキレキレでかっこよかったし、女優・松たか子はやっぱりめっちょ素敵だったしだったんだけど、音響がどうにもこうにもイマイチすぎて・・・。
    オケと被ると、(松さんや石丸さんですら)歌もセリフもちゃんと聞き取れないってのは・・・^^;
    作品をストレスなく楽しめるくらいには音響周りちゃんとしておいてほしかったです・・・。

    それはそうと佐橋佳幸のギターはやっぱりセクシーよね

  • 満足度★★★★

    賑やかでした
    松さんも松尾さんも楽しそうに演じていました。古きよき時代を音楽、ダンスで賑やかな舞台でした。。

    串田さんて脚本や演出だけでなく、クラリネットを吹き、役者としても舞台にも出てくるのですね。

  • 満足度★★★★

    客席との距離は近いほうがいい
    最初の「観てきた」で 「小さなとこでやったらいいな」みたいなことを書いてしまった補足というか追記。

    もちろん装置や演出には限りがあるだろうけど 二時間くらいにして 客席の反応がもろにわかるくらいの劇場でやったら面白い題材だろうな って思った。

    小劇場での小劇団による観劇に慣れてしまったからかもしれないが ライブ感とか 客席の磁場と呼ぶしかないような熱気とかを体験してしまうと…

    どうしても比較しながら 観てしまいました

  • 満足度★★★★

    はじめての観劇投稿です。(ネタバレありです)
    ネタバレBOXに感想書きました。

    ネタバレBOX

    日曜日、今年一発目の観劇してきましたー!
    今年の目標は、観た作品の感想をきちんと文章に残すこと!
    以下長いです。

    20年代のシカゴ。
    舞台の上には淡くて、懐かしいパステルカラーが散らばった垂れ幕とネオン看板。

    道案内役の道化師が、
    『これから起こる話は全て作りもの』
    『だから笑って、楽しんでいってくれ』
    とプロローグを語る。

    道化師役はこの音楽劇を作った串田和美さんで、しゃがれた声が大阪のおっちゃんのような愛嬌を醸し出し
    唄えばハスキーでシブいブルースがホール中に響き渡る素敵な俳優さまでした。

    インタビューで串田さん自身が仰っていました。
    舞台演劇とは古典だけのものではなく演劇は演劇のものなのだと。定めた形以上の何かを産み出そうとされている方なのだと知りました。

    都会や夢や愛に魅入られた、
    ギャングや八百長ボクサーや新聞記者や床屋の異邦人やクラブの踊り子達。

    憧れは、憧れるからこそ美化されてしまう。

    この物語は憧れや夢の舞台。

    登場人物ひとりひとりにある、
    それぞれの憧れやそうあって欲しい、そうであったらいいのにっていう願望が空想の街を作っている。

    20年代のシカゴ。
    ひとりひとりが願っても叶わない現実を知っている。
    だから浮いたストーリーにならない。
    登場人物達は分かっている。
    現実を生きているとても普通の人達の愛のお話しでした。

    “愛するあの人はまるで月のようだった”
    “だから月がやせてゆく姿を見ているのが辛いのです”

    恋をして変わってしまったギャングのボス役の松尾スズキさんが、最初は鼻で笑っていたこの話を自分の身に起こった変化に重ねて唄うシーンは、松尾さんの表現力でとてもリアルに感じて泣けてしまいました。

    彼の想い人として登場する純真無垢な美少女を鈴木蘭々ちゃん。
    久々に見ましたが、相変わらず可愛らしい!というか素晴らしく歌が上手くて可憐!!素敵でした。

    楽しかったのは演じている役者の方々が、
    ブラスバンドもこなす事。
    大東くんはチューバ、石丸さんはサックス、串田さんはクラリネットやハーモニカ、などなど他にも様々な方々が歌と演技を一体にしてステージ上でひとつの作品を作り上げていました。

    そして主演の松たか子さん、
    素晴らしかった~!!!

    登場人物が沢山いるので松さんも主演といった役どころとはまた違う気がしましたが、もうなんと言っても歌が、歌が素晴らしかった、、、です!
    どこまでも伸びて、広がって、大きく弾ける声!声がきらきらしていました。

    誰ひとりとして幸せになりきらない物語。

    期待が落胆に変わっても
    幸せが絶望に変わっても

    悲しいことも笑って。
    そんな日もあるじゃない。
    だって私たちはフラッパーだから。

    きらびやかな時代を強かに生きるフラッパー達のお話しでした。
  • ほろ苦さを 煙にまいて
    昔、吉田日出子さんのを観たんだった。あの♪もっと泣いてよフラッパー~~ってテーマソングは ずっと覚えてた。

    で もうあの頃の倍、生きてしまっても一度観る。こんなほろ苦かったんだ。でもフラッパーたちのあんまりな人生も 残酷な不幸も みんな煙にまいて こんな哀しいコメディはないだろう。

    レビューは 時代がワープしたみたいに 綺麗だったし 松たか子演じるジルの蓮っ葉な煙草の吸い方…キレのいいダンスより伸びやかな歌唱力より、こっちにやられた


    でも こんなおっきな劇場で三時間かあ

    どこか 小劇場で どっかの劇団が やってくんないかしら

  • 満足度★★★

    時代性を感じた舞台
    初見。
    OVER50の素敵なオジ様役者達による演奏と美声を聴かせ魅せる女優達。
    悪法が生きていた時代の話、色恋沙汰はあるけど煙草の煙が薄く漂い、消えていく様をそのまま見ているような舞台だったが、メインテーマを劇場を後にした今も口ずさめるという事は幻ではなかったんだろう。
    話は深く考えなくても大丈夫。
    ただ、話の進展が冗長に感じたし、コクーンではやるには劇場が綺麗過ぎるのではないかなーという違和感もあった。
    休憩込みの約3時間。

    出番以外でも舞台袖でステージを楽しそうに見守る串田さん、いつまでもお元気でいてほしい。

    ネタバレBOX

    大人の未熟な恋愛話というのかな。
    魅力的な配役だったので各自の活躍ぶりを期待していたが、元は30年以上前の劇団戯曲だし、登場人物の動かし方にちょっと肩すかし感もあったけど、個人的に印象に残った方々。
    お松さんの歌とダンスステップがセクシーだし、ヒゲ姿もかわいい!
    普通に歌う松尾ちゃん、毒気抜きの存在がまた貴重でイイ。この芝居のテイストでは一番のはまり役だったと思う。
    もう一人、いいなーと思ったのが特に目立つ事をしているわけでもないが山岸門人。モブの位置にいても妙な存在感があった。松尾さんと一緒に踊る2人が面白かわいいw。
    石丸さんの歌に演奏、芝居も確かに二枚目半な役柄だったが、ここまで崩れた感じの役を見たのははじめてだったので、新鮮で面白かった。

    ステージ場面はサーカスのようなレビューショー、ちょっと某局の仮装大賞ぽかったけど演奏シーンはもっと聞いていたかった。
    70〜80年代の上演当時の熱気はあまり感じられなかったけど、伝説化された舞台を見る事が出来たのは幸運でした。
  • 満足度★★★★

    なかなか良かった☆
    生演奏に、 歌あり ダンスあり お芝居ありの なんでもありみたいな舞台でした! 

    久しぶりに 大きめの劇場に行きましたが、  小劇場では出来ないような豪華なセットなど  なかなか見応えがありました!  
    途中休憩ありで 約3時間は 少々長かったかな…

    お話自体は 特別良いとは言えませんが、 豪華な出演陣や衣装、セットなどを見れただけでも  いつもより高いお金を払った甲斐があったな~と思いました!

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