満足度★★★★★
口に入れるものについて深く考えさせられた
前半の進行速度や喫煙などマイナス要素も多くあったが、
後半のドラマやメッセージ性の強さに感動を覚えました。
約2時間10分
満足度★★★★
畑澤聖悟さん新作。
食品会社を舞台に食品偽装問題を描く直球のドラマ。「食品の裏側」 (安部司著)で知った実話とぴったり。題名どおりのセリフが発せられた時、涙出た。次男の言葉に現代の企業の経営姿勢が表れているように思う。約2時間10分休憩なし。
満足度★★★★★
創作劇としての完成度は高い
食品偽装事件は後を絶たないし、最近、「週刊文春」が、特集を組んでいたのを見るにつけ、気にしていたら、何も食べられない病に陥りそうな昨今ですが、たまたま今日やなせたかしさんの「100年インタビュー」の再放送を観たばかりだったので、オリエントミートの会長がやなせさんと重なり、そのため、会長の娘瑞穂やその息子次郎の行動に、現実性がないような印象も感じてしまいました。
ただ、あくまでも、創作劇だという視点で観れば、相当よくできた芝居であることは間違いありません。
昴の役者さんは、どなたも演技者としてのレベルが高いので、こういうリアルな告発芝居は、固唾をのんで観られ、いつも見応えがあると感心します。
どうも、青年座風な芝居作りだと感じたら、演出は黒岩さんで、納得しました。
かつて、青年座で上演した、スーパーマーケットを舞台にした作品と、雰囲気が似通っていました。
尚、この舞台を観た数日後に、阪急グループのホテルレストランの偽装が明るみに出て、関係者の謝罪会見の台詞が、あまりにも、この芝居さながらだったので、一人で、大受けしてしまいました。
高級ホテルや、大手スーパーマーケットまでがこの騒ぎでは、まさに事実は小説より奇なり。本当のことを言う日本人は、我が国にどれだけいるのだろうと、気持が暗くなるばかりです。