期待度♪♪♪♪
懐かしの文学座アトリエ
今から何十年も前、まだ杉村春子が健在だった時から「文学座アトリエ」には足を運んでいます。見るたびに「芝居っていいな」と思うけれど、どんどん出演者が若い人に代替わりしていくのが寂しくもあります。文学座アトリエ公演は、「この世とは一体何ぞや?」「人の一生とは一体何ぞや?」を考えさせられる作品が多く、観劇後に今までの自分の来し方についてふと振り返ってみたくなります。いわば「命の洗濯」で見に行く芝居、ですね(笑)今回は松井周作品という事で、仕事の都合がつけば是非行きたいと思っています。
ピッコロが口から卵を産むような
ストーリーは気になっていたのですが、松井周さんのインタビュー記事のを見て、観に行くことを決めました。
〜一部抜粋〜
「最初の打ち合わせで演出の上村聡史さんから『ドラゴンボールのピッコロ大魔王って口から卵を産みますよね? そんな感覚を脚本にできませんか?』と言われて驚きました。と同時に、“ヘンな世界を描いている”と言われることの多い、僕のいつもの感覚で書いていいんだなと思いました」
期待度♪♪♪♪♪
意味深なタイトル
実にアイロニカルで意味深長なタイトルではないか? 忘れたいようなことしか、ハッキリ言って想像できはしないのが、この「国」である。たかが湯を沸かす為だけに、地球上のありとあらゆる生命を危機に晒す原子力を、あれほどの事故を起こして未だ止められないアメリカの植民地の住民、ヤプーとその領袖に、未来が無いのは明かであるから。他の総ても以上のことに準ずる。なぜなら、力が正義である、というレベルから抜けられない以上、現在、現実に核兵器以上の破壊力はないのであるから、それを頂点として総てが、位階化されるほかないからである。未来があるとすれば、力以外の原理に頼る他ない所まで、技術はとうの昔に到達してしまったのだ。現在、我々に必要なのは、力以外の原理で、どう世界と世界観を構築してゆくかという知恵である。
期待度♪♪♪♪♪
奥深そうな作品!
文学座の公演を文学座アトリエで観る。
こんな機会は今までなかったので、ぜひ行って観てみたいです。
現代社会に一石投じるメッセージ受け止めたいです。
期待度♪♪♪♪♪
松井周×文学座は何を生む!?
松井周さんはご本人の作・演出による2作品しか観ていませんが、どちらも魂の深部をつかんで揺さぶってくるような強烈な舞台でした。
この公演では松井さんの書き下ろし作品を文学座の方が演出されるそうで、どんな仕上がりになるのか本当に楽しみ。
演出の方と松井さんのアフタートークがある回をぜひ観たく、その回のチケットを入手したので、対談の中身にも期待!