棒になった男 公演情報 棒になった男」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
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  • 満足度★★★★

    芝居の「完成形」を拒否しているような戯曲。
    安部公房の短編戯曲「鞄」「時の崖」「棒になった男」の3作品を上演。

    奇を衒うことのない、正面から取り組んで創り上げられた舞台。見応えあって、楽しめました。

    以下、ネタばれ。

    ネタバレBOX

    「鞄」は、中井理恵(劇団桟敷童子)、奥村飛鳥のお二人も素晴らしい演技だったが、それ以上に「鞄」役の埜本幸良(範宙遊泳)の演技が秀逸。


    「時の崖」は、ボクサーの独白、といった感じの作品。ある種、想定内の話でしたが、鈴木太一が好演。肉体が、ちゃんとボクサーらしく締まっていたのが印象的だった。


    三作品の中では、「棒になった男」が一番難しい戯曲で、取り組みも大変だったと思われる。今回の芝居も、果たしてこれでいいのか、というと失礼だが、よく分からない感じが残った。

    これは、作り手の皆さんの責任、というよりも、安部公房の戯曲そのものが「完成形」を拒否しているのではないか、そんな印象をもった。

    これは、上演されたら、そのたびに観に行きたい。そう思わせる作品だと感じました。

  • 満足度★★★★★

    味わい
     それぞれの作品毎にテーマが異なり、表現の手法も異なる所が、いかにも公房らしい。これらの作品をソフィスティケイトされた演出と、俳優術で観せてくれる。若手とはいえ、役者陣のレベルも納得のゆくものである。自分は、鞄に出演した埜本 幸良の演技が特に気に入った。(追記後送)

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