屋根裏 公演情報 屋根裏」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 不思議な中毒性??
    感想を言葉にするのがとても難しい作品だったと思います。脚本がとてもうまく、色んな設定を盛り込んでいるのに無理なく見れて、でも良く考えるとあんまり論理的な話じゃないんですよね。怖いんじゃないか?いつ怖くなるんだろうか?色々考えているうちに、ふわっと話が終わり、面白かったけど、なんか腑に落ちないような・・。

    評価を許さないというか、評価出来ないけれど、時間がたつとまた見たくなる、そんな作品だったと思います。語彙がなくてすいません。

  • 満足度★★★★

    面白い構造
    舞台の使い方がとても面白かった。
    物語構造としても面白かった。

    どこまでが演出なのか、私が勝手にそう思っただけかはわからないが、
    観客である私も屋根裏にいるような感覚を覚えた。

    その圧迫感やもろもろで、作品がとても長く感じた。
    観終わった後はヘトヘトになっていた。

    それでも、「屋根裏」が意味するものが多様に解釈できて、とても面白い作品だと思った。

    ネタバレBOX

    物語は断片的なシーンがいくつも積み重なって描かれる。
    大きな物語の流れがある訳ではないので、その作品の意味は様々に解釈できる。それを考えるのがとても刺激的で面白かった。
    ただ、それは同時にとても集中力を要するので、観終わった後はヘトヘトになっていた。
    2時間20分位の芝居であり、実際に長い芝居だったというのもある。

    ヘトヘトになった理由は他にもある。
    どこまでが演出によるものかわからないのだが、
    客席間も狭く、冷房もあまり効いていないため、客席もまさに「屋根裏」を感じる息苦しさがあった。

    舞台上の「屋根裏」も極めて小さいものなので、その小さい空間に意識を集中し続けるのにも、かなりの労力を必要とした。

    それらの事情が相まって、
    観劇後、ぐったりして劇場を出たが、この感覚も含めて『屋根裏』体験ということなのだろう。
    だが、そのどこまでが演出意図なのかはよくわからない。

    体感型演劇という意味では、凄いことだと思うが、
    作品内容よりも、疲労感の方が後に残ってしまった。

    ただ、私が観た回が初日だったからかもしれないが、
    コメディ的な笑いを誘う部分の間やテンポがあまりよくなかったことは大きく影響していると思う。
    狭苦しく、重いテーマを扱いながら、随所に笑いがちりばめられている。
    その脚本上のバランスは素晴らしいと思うのだが、舞台上のテンポがきっちり決まっていなかった印象なので、笑うべき所で笑えなかった。
    その為、緊張と弛緩のバランスが崩れ、緊張過多になっていたように思う。
    他の回ではうまくいっていたのだろうか、、、?
    これがうまくいっていたら、そこまでヘトヘトにはなっていなかったのだろう、、、

    ともあれ、疲れはしたが、面白かった。

    「自分の意志で一人でいることを選びとった一日は、流されて過ごす一年の長さに等しい。」という台詞がとても印象に残っている。
  • 満足度★★★★

    濃密な空間
    狭所恐怖症なので、私にはあの屋根裏は無理だ(笑)。
    ひきこもりの話だから重苦しいストーリーなのかと思いきや、多彩なストーリー展開で、キャラクター設定も面白いし、これは想像以上にやられましたわ。

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