唐版 滝の白糸 公演情報 唐版 滝の白糸」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    さすがの唐!
    泉鏡花の原作とは話が変わってはいるけど、これはこれでいいなって思います。

    話に意味があるというよりは、人間の生々しい感情を機関銃のように吠えるセリフと、体の動きで表現していくテイスト。とにかく役者にパワーが無いと入り込めないのがアングラだと個人的に思うけど、この芝居は大きい劇場なのに楽しめました。いわゆる頭がスッキリする分かりやすさではなく、パワーで外側をぶっ壊すような感じ、いいですね。

  • 満足度★★★

    あの女に魅せられたのか……
    最上階の横の席から見下ろす形で、隣のお客さんと協力(笑)して譲り合いながら身を乗り出し見切れと戦う。
    ありがちな席だったが、観劇には十分だった。
    自分の心の中で感じて、世界を作るべきアングラ芝居なのだろうか。

    ネタバレBOX

    やはり怒りと悲哀、人間らしさといったものを感じる舞台だった。
    流石に演出は見ごたえがあるし美しかったと思う。
    印象に残っているのはお甲の登場シーン。これは圧巻だった。
    重要なシーンだと思うのでここまでになるのは当然なのかとも思ったが……
    運送屋の持ってきたクローゼット(?)が不気味に空き、中にはハンガー。鳥の声。そしてドン! という音が聞こえんばかりにクローゼットの上に堂々とした立ち姿で現れるお甲。衝撃だった。
    そして小人レスラー達が自分達の影を見つめて喋るシーンも何だか悲しく、そして温かくなった。
    なんと言っても最終盤、太夫がアームに乗って舞台を飛び回りながら手首から血を噴き出し、それをアリダが追いかけるシーン。
    狂気ではあるしどんなシーンかと問われても分かりはしないのだけど、その血からは熱さを感じた。

    途中の運送屋コンビのお笑いシーンはこれも流石プロ、テンポが良く笑えて面白かった。
    音響はクラシックの選曲が意外と無難な印象。
  • 満足度★★★

    ドロドロ
    素敵でした。舞台上の熱気、パワーみなぎるものでした。

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