『THE DUMB WAITER』 公演情報 『THE DUMB WAITER』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 実演鑑賞

    劇団スポーツによる実験上演シリーズの第二弾。戯曲はハロルド・ピンターの初期作だそうです。僕は初見でした。タイトルは「料理昇降機」。執筆が1957年とのことで、この名称にピンと来ない人も多いはず。二階建て以上の飲食店で、厨房からフロアへ料理を運ぶエレベーターのような機械を指します。完全に余談ですが、千駄ヶ谷にあるホープ軒(ラーメン屋さん)で見た記憶があります。とにかく、その料理昇降機が作品タイトルで、劇中のギミックとして登場。ワンシチュエーションものの二人芝居です。

    ネタバレBOX

    左右に分かれて簡易ベッドがふたつ置かれた地下室。二人の男性はそれぞれのベッドに腰かけ、何かを待つように過ごしている。やがて二人は静かに会話を始め、物語は徐々に動いていく。この二人は殺し屋で、次の仕事に関する指令を待っているようだ。しばらくすると、見覚えのない封筒や、料理の注文メモのような紙が二人のもとに現れて……。

    原作は、演劇上演のお手本となるような、ある種教科書的な魅力をもつ戯曲だと感じました。おそらく喜劇の要素が強い……と思うけれど、多様な解釈ができそう。実験上演としての意味も理解できます。企画趣旨として「劇団スポーツの俳優二名を観ること」に特化しているように感じられ、その長所と短所が混在していることも事実でしょう。個人的には、登場人物二人の「仕事」への解釈・アプローチに興味を持ちました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    自分は、初見の戯曲なのですが、海外の古典的戯曲を劇団スポーツがやる第二弾。
    観始めて、しばらく、あ、これ、ゴドーのフォロワーなのかなって。
    ただ、それだけに終わらない、こちらはこちらで、きっと色んな作品がフォロワーになった始祖の要素も強いんだなって印象。
    どこか、なんとなく観たことある既視感は感じた。それらの元祖なんだなって。

    基本は不条理のコメディの二人芝居。
    劇団スポーツの3人の、キャッチボールというかパス回しというか、そのやり取りは大きな魅力だと思うのだけど。
    今作も、、田島さんと竹内さんのやり取りが大変魅力的でした。
    海外戯曲の、翻訳によるやや生硬なセリフのやりとりも、この二人によって大変魅力的で。
    どらま館の芝居にしては、美術に意外なびっくりがたくさんあってそこらも楽しかった。

    ラストシーンは、まだ回答が出てない。
    芝居に節々にあった不穏さを回収したと深読みで観るのもアリだけど。
    そんなことせずに、単純に一番ありえないことを持ってきた落差の笑いで取るのもありかなって気もする。

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