満足度★★★★
見えないものを信じる力
星と星を繋ぐ、目に見えない物質があるそうです。その物質が星たちをしっかり繋いでいるから、たとえ宇宙が膨張していったとしても星と星の間の距離は変わらない、と。私は宇宙の話が大好きなので、その話が出るだけでワクワクしてしまいました。
私にはその物質を信じる主人公を通して、人の絆という見えないものを信じるということの美しさや怖さ儚さが伝わってきたような気がします。目に見えないものを心で信じるって難しいですよね、実際。その変わりやすいものがドラマになって、「あ、わかる」という瞬間がいくつもありました。
演技はとても自然体で、本当に隣町にこんな科学館があるのでは?と思えるくらい、現実感があるお話でした。こっそり覗き見してるみたいです。親子の絆やどうしようもない恋愛や青春も盛り込まれた、とてもキレイな舞台だと思います。
満足度★★★
観劇の感想です.
お芝居の感じは力みもなく,薄暗いシンプルなセットががいろいろと情景を想像させてくれて良かったです.私は昔訪れたことのある,東京の東の方のプラネタリウムを思い出しながら観ていました.
人間模様は,芝居だからね・・・という感じでした.
一人一人がいい人なのか?そうでもないのか・・・。
でもなんだかしみじみしたような,にが甘い、秋の入り口にはいい感じのお芝居だったと思います.
満足度★★★
さらさらした感じ。
初日を拝見しました。
脚本も演出も照明も音響も役者も、
すべてが自然で、悪く言えば淡々とした、良く言えば繊細なお芝居でした。
初見でしたが、こういう作風の劇団さんなのですね。
自然な演技が求められるがゆえに、役者さんたちの人柄が出ているようでそこが面白かったです。