群青科学館 公演情報 群青科学館」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.2
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★

    見えないものを信じる力
     星と星を繋ぐ、目に見えない物質があるそうです。その物質が星たちをしっかり繋いでいるから、たとえ宇宙が膨張していったとしても星と星の間の距離は変わらない、と。私は宇宙の話が大好きなので、その話が出るだけでワクワクしてしまいました。

     私にはその物質を信じる主人公を通して、人の絆という見えないものを信じるということの美しさや怖さ儚さが伝わってきたような気がします。目に見えないものを心で信じるって難しいですよね、実際。その変わりやすいものがドラマになって、「あ、わかる」という瞬間がいくつもありました。

     演技はとても自然体で、本当に隣町にこんな科学館があるのでは?と思えるくらい、現実感があるお話でした。こっそり覗き見してるみたいです。親子の絆やどうしようもない恋愛や青春も盛り込まれた、とてもキレイな舞台だと思います。

     

  • 満足度★★★

    科学館らしからぬ
    淡々と流れているのですがごちゃごちゃしていて、その割にさほど深くもなく、色んなことが腑に落ちませんでした。

    ネタバレBOX

    若い者同士とか、いくら恋は異なものといっても、あの中で一番無責任で社会や人間のことが分かっていない青年がなぜ心を閉ざした女子大生の心を開くことができたのか不思議です。

    男が二股を掛けていて、そしてあちらとは完全に切れていないことが分かっていながら自分の実家の仕事を継がせようと結婚手前の同棲にまで持って行った女性の行動も不思議でした。

    マイナスイオンを発する石を見つけて喜んでいた女性研究員ですが、マイナスイオンの効果を利用するというのならともかく、少なくとも科学者のはしくれであったはずの研究員がパワーストーンで一儲けできるとはしゃいでいたのは嫌なものでした。そして二股男とペットショップ兼パワーストーン店を開いたとのこと、科学者の業界団体から永久追放です。

    主人公の研究員が近くの天文台の観測結果の数値を集計するアルバイトをしていましたが、紙の資料を見て手作業で入力するようなことがあるのでしょうか。自動集計や自動分析があって然るべしだと思いました。
  • 満足度★★★

    観劇の感想です.
    お芝居の感じは力みもなく,薄暗いシンプルなセットががいろいろと情景を想像させてくれて良かったです.私は昔訪れたことのある,東京の東の方のプラネタリウムを思い出しながら観ていました.
    人間模様は,芝居だからね・・・という感じでした.
    一人一人がいい人なのか?そうでもないのか・・・。
    でもなんだかしみじみしたような,にが甘い、秋の入り口にはいい感じのお芝居だったと思います.

  • 満足度★★★

    さらさらした感じ。
    初日を拝見しました。

    脚本も演出も照明も音響も役者も、
    すべてが自然で、悪く言えば淡々とした、良く言えば繊細なお芝居でした。
    初見でしたが、こういう作風の劇団さんなのですね。
    自然な演技が求められるがゆえに、役者さんたちの人柄が出ているようでそこが面白かったです。

    ネタバレBOX

    舞台セットは簡素でしたが、天井から惑星が吊るしてあるだけで奥行きや雰囲気が出ますね。
    素敵だと思います。

    お芝居が繊細なつくりである上、同じ相槌の多い脚本なので、
    あれだけ間を使うならば役者さんの表情や言葉の細かい差がもっとあると
    深みが出て引き込まれやすいかなと感じました。

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