期待度♪♪♪♪♪
津軽の激しさ
津軽三味線の良さは、その激しさにあろう。今まで、数々の名演を聴いてきたが、音の底に脈々と滾る怨念の深さ、本州唯一の亜寒帯性気候による植生、生物相の顕著な差、その地での旧藩領地同士の敵対心等々、演劇的要素もふんだんに鏤められて、実に多様な心象風景を叩き出してくる。その、音一つ一つの力強さ、音達の連なりの意味ある必然、これらの総合が、津軽三味線の魅力だろう。それは、聴衆が年を加えるごとに、益々深まりゆく音達なのである。
津軽魂ですよね(^∇^)
私は弘前市出身なのですが、東京に出て津軽三味線を始めました。
やはり昔から自然に耳にしていたせいか覚えは早いのですが、よく「耳が津軽だからね」と言われます。津軽三味線で活躍している奏者はたくさんいますが、やはり青森(津軽)で勉強している人たちとは曲の感じが違うなあと思います。津軽人独特の感性で作られた作品をぜひ聴かせてください。