期待度♪♪♪♪♪
エネルギー
毎年、秋には芸祭を見に行く。芸大生の技術は高い。だが、高学年になるにつれて殆どの作品がつまらなくなる。無論、技術には更に磨きが掛かり、上手いのだが、どこかでいつか見たような作品ばかりになってゆくのである。これは、何も自分だけの意見ではない、ということが、先日、銀座のギャラリー巡りをしていて判明した。芸術に興味を持ち、足しげく通う人の殆どが、自分と同意見だというのだ。これには驚いた。そして、本当に、卒業後も残ってゆくアーティストたちに共通していることが、それでも壊されない内的エネルギーなのだ。このちょっと訳の分からないエネルギーは、時々、馬鹿馬鹿しい形をしている。而も、面白く、爽やかでさえある。説明書きを読んでそんな印象を受けた。