公演情報
「リチャード三世」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2026/07/25 (土) 13:00
少人数かつコンパクトなランタイムで沙翁作品を、という点は前作「ハムレット×AI」と共通だが、ポップな前作に対してこちらは歴史劇だけに(?)台詞回しなどが重厚で「いかにもシェイクスピア劇」な感覚。
その一方、コンテンポラリーダンス的なものを取り入れたり「玉座」を台車に乗せて運んだりトランジスタメガホンを使ったりという現代の要素もあり、新旧折衷的なのはここの特色(?)で面白い。
次回は9月に「銀河鉄道の夜」とのことでこれも楽しみ♪
実演鑑賞
満足度★★★★
下落合のとある工場跡らしい会場、というのが山の手事情社(発、半畳の宇宙)に似つかわしい。シェイクスピアの本作は(何たら何世だのの題名では区別が付かないが)以前新国立で観たあれだな、と当たりがついたのは、題名に色が付いて見えるようになったか、あるいは半畳が選びそうな話だったからか。
舞台は毎回予想はしていないが見て「そうか」と思う山の手特有の様式表現。女性五人。リチャードを演じた女優の怪演がツボに届いて小気味良い。一人芝居で拝んだ半畳の女優陣、他のはやはり山の手所属の方々か、初対面で世界観の共有が短期間の稽古でここまでなら「スゲエ」の域だが、恐らくそうだろう。シェイクスピア作品の破滅のカタルシス(マクベス、ハムレット、オセロ、、)を味わった。本作のリチャードは己の宿痾、醜き姿に慄き、卑下に走る精神とその真逆に振れて残酷なまでの傲慢さに走る両極が不思議な魅力で、哀れみを誘う面を備える。自分を投影する時間となる。