ながぐつをはいたねこ 公演情報 ながぐつをはいたねこ」の観てきた!クチコミ一覧

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  • 「猫の恩返し」ともいうのだろう、これは。
    本編45分になんだかんだが加わって実質一時間と少し。
    その中で「世界の名作」と「最新鋭の演劇」の融合を見る、という趣。

     気が付くといつの間にか「異次元」というものに引っ張り込まれた。
     

     「いま」と「むかし」が絶妙に混ざっていて、
    この混ざり具合が人間の滑稽さやら何やらをうまく表現している。
    あと、子供たちとのコールアンドレスポンスの素直さがすごい。

     こういう「ぶっ飛んだエンターテイメント」を見て育った
    佐世保の子どもたちが「演劇」というものをやると
    どんなものを作ってしまうのか、正直恐ろしい。

    ネタバレBOX

     開演前、表演空間ではメイドの格好をした女の子が
    猫のようなムーブ・マイムをやって、場をセクシーに「温めて」いる。

     こういう様を見ていると「猫」という動物が「セクシー」という文脈で
    愛している人がいるのだな、ということを改めて感じてしまう。

     猫にとって恩義を十二分に返した、それだけでよかったのかもしれない。

     このお話、ざっくり言うと「人は見た目が9割」ということと
    「拾ってもらった恩義を過激なやり方で返した」ということなのです。
    その過程で起こった「まやかし」や「マジック」というものを猫が逆手に取って
    「所有」とは一体全体何なんだろう、「イメージ戦略」とはどうすべきか、
    ということまで見手に問いかけてくる。

     うーん、「ながぐつ」ひとつでひとつの「レジスタンス」が成立するとは
    ホンマに「名マネージャー」だな、そして名マネージャーは
    「太鼓持ち」の芸もある意味必要なのか、よいしょっと持ち上げて、
    はしごまできちんと外しておかないと
    「奪う」ことができないのか、と「文化」の違いを
    見せつけられるとなんとも言えない。

     こうして土地も、何もかも「奪った」あなたは
    これから「あたらしい試練」が始まるのに、
    どうしてながぐつを置いて行ってしまうの、という思いが残る見後感。

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