第4回せんがわ劇場演劇コンクール 公演情報 第4回せんがわ劇場演劇コンクール」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★

    「パニック」THEATRE MOMENTS
    30分以内にびしっと納めないといけない
    っということでぎゅっと濃縮の印象でした!

    ネタバレBOX

    以前に見たことのある作品でしたが
    所々記憶から落ちている部分もあり
    30分という制限は有りましたが
    とても楽しめました。

    終わりから始まりへ
    きっと何度見ても楽しめそうです。
  • 満足度★★★★

    無題730(13-155)
    16:10の回(晴)。8団体によるコンクールの2日目、お目当ての「THEATRE MOMENTS」は「グランプリ」を含め3つも受賞!表彰式もみたかったのですが、2時間以上空くので、終演後、佐川さんと少しお話し帰宅、トコトコ歩いて角を曲がると、ちょうど豊田さんが出ていらしたところで、ご挨拶(Holidays@北沢タウンホールは2/12でした)。

    「調布関連の素材を取り入れた30分の作品」、ウィキペディアで「調布」を調べると…近藤勇、つげ義春、水木しげる、ひし美ゆり子…、おっと「ぼくと、ぼくらの夏(樋口有介)」は読みました。その中での、安部公房。読書(のうち小説)の多くはSF関連、その関係でほんの少し知っている作家です。

    前の劇団が終わってジャスト35分後に開演、分刻みの進行。16:05前説(場内アナウンス)、16:07幕があき、16:09ブザー、16:10開演〜16:40終演。舞台の四隅にトイレットペーパーのロールが14コ、縦に積み上がっています(中に心棒あり)、床にもひとつ。あえて前説から始まり安部公房との関係を語りつつ、客席へもつっこむ。

    白いトイレットペーパーのロールが、穴あきのバウムクーヘンかドネルケバブにみえる。

    「R62号の発明(単行本1956/12)」の中の短編(未読)、およそ60年前の作品、1956年:国際連合に加盟、「王様と私」「空の大怪獣ラドン」…。

    どのような背景があるのだろう。「泥棒会社」の入社試験、会社は社会に貢献するものでありながら主人公は社会に「必要な」犯罪者へと堕ちてゆく。お揃いのデザインで仕上げた衣装(型やグリーンのラインはみな違う)、黒いパンツと靴。トイレットペーパーは紙幣であり、紙片であり、また噴き出す感情のようにもみえます。黒い舞台に白いラインが流れ、澱む。主人公の鼓動に合わせたように役者が動き、囁く。

    他ではみない表現なので、偶然、劇団のサイトをみてすぐ予約。次回は、10/3〜7(@イプセンスタジオ)、「パニック」「走れメロス」。受賞したので、2014/3/3〜3/9まで受賞公演ですね。

    ここ最近、ダンス系のコンクールに2回行って「表彰式」まで残っていたのに、賞はいただけなく、今回、帰ったら表彰…結果がよかったので。

    他劇団との競演モノはまずみないのですが、来てよかったです。欲を言えば、もっとみたかった…ですので☆一つは次回の本公演の時のためにとっておきます。

    追記:朝食は、納豆ですね。

  • 満足度★★★★

    明日も楽しみ
    一日目、観て来ました。4つの劇団。それぞれ面白く拝見しましたが、30分じゃ物足りないよ~。とはいうものの、これが1時間だったら、辛いかもね。てへへ。
    観客とは身勝手で、我が儘で、、、。

    ネタバレBOX

    仕込み時間は15分らしい。片付けの時間は10分ぐいかなあ。
    だって上演開始時間が65分おきて、上演時間30分、仕込み15分、開場から開演まで10分だからね。残りは10分しかない。すごいな。

    ●劇団印象『終の棲家』

    この劇団は、以前観たことがあるよ。『劇』小劇場だった。若手演出家コンクールに出ていた。あんときはコメディっぽい感じの不条理演劇ともいえるようなもので。そんなに僕は評価しなかったけど、今回の『終の棲家』はよかったよ。
    せんがわ劇場が50年後には閉館してて、老人ホームになってるっていう設定。
    最後の台詞が「80歳の妖精」だったかな。それで暗転。ほろっとさせていただきました。暗転が効いてた。

    ●第0楽章『怪火』

    この劇団の前回の上演『宝島』が素晴らしくてね。期待してました。今日はこの劇団を観に行ったようなもの。30分の二人芝居。期待は裏切られませんでした。
    最後、ドアが激しくノックされるんだけど、向こうには誰がいるんだろうな。
    火事で焼けちゃったの?細かい設定はわからなかった。
    30分じゃ短かかったな。もっと観たかった。
    ギター、ハモニカの生演奏つき。

    ●まごころ18番勝負『有限要素法の正しい使い方How To Use The FEM.』

    なんだろう有限要素法って。
    心霊写真でへんなところから手が出てるけど、どうやって撮影したのかな、みたいな話だったよ。

    ●シンクロナイズ・プロデュース『アカイマユ』

    今日は、これが一番面白かったな。
    安部公房『赤い繭』の脚色。
    白いゴム紐を使って、情景を演劇的に作成していた。ゴム紐で窓やドアの形をつくったり、塀が続く町並みをつくったり、部屋の中を作ったり。工夫してるなあ~。
    男が帰る家をなくして最後は繭になる不条理な物語なんだけど、最後は男からもゴム紐が出てきて。
    最後の繭になるところはどうやって表現するんだろうなあと思ってたら。
    なんだろう、あれ。なんか繭っぽい素材のものを使っていた。なんなのかな。いいアイディア。

    テレビの撮影班がいて、男のドキュメンタリーを撮るっていう設定だったんだけど、その設定はどうだったか。そんなに気が利いているとは思わなかった。逆に邪魔に。
    ただ単に男が繭になるだけでよかったのでは。帰る家は見つかったけど、今度は自分自身がいなくなってしまったっていう不条理感が、テレビクルーのせいで薄くなってしまったような。

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