付きまとう褐色 公演情報 付きまとう褐色」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★★

    必ず次回作を見たい
    素晴らしかったです。
    親子とは何か、家族とは何かについて考えさせられる素晴らしい作品でした。
    特に異母四兄弟が、本当に兄弟に見えました。
    その関係性や距離感が絶妙です。
    一瞬にして時間軸を飛んで幼少期になる演出があるのですが、そのままいたずら少年に見える演技力に脱帽です。
    あの、目玉焼きを上目遣いで見て、兄弟で目配せして、ほくそ笑んで頬張る姿がたまりませんでした。
    必ず次回作を見たい劇団を見つけられたことが、とにかく幸せです。

  • 満足度★★★★

    東風万智子サンの存在感が◎
    全体的に、もう少しカラッとした笑いの演出の方が個人的には好みかな。
    冨樫舞サンをもっといじれば舞台にメリハリが出たかも・・・。

  • 満足度★★★

    受け身のアリバイ
     主張がハッキリせず、流される人々のアリバイ作りを目指したような作品。出吐けの被り、閉じた会話回路でその辺りのアンニュイを描いているととる事はできようが、自分には合わなかった。

    ネタバレBOX

     町工場に勤める男兄弟4人と、隣家の亭主に逃げられた若妻、その売春相手、兄弟の幼馴染の大家、同じく幼馴染のおかま、矢張り幼馴染で兄弟の誰かと結婚しようと決めている押しかけ女房志願の娘と、フラッシュバックシーンでの亡き父と兄弟の間に繰り広げられる、性衝動を中心とした行為と付随する諸々の情況、世間体との有象無象を描く。タイトルに含まれる褐色が何を意味したいのか、ハッキリは分からない。長男が刺した売春相手の男の乾いた血ととる事はできるかも知れないが、単に、作家の個人的イメージでしかないような気がする。
     何より、登場人物の誰一人として、自らの宿命に積極的にチャレンジしようとしない点で特異な作品であるとは言えよう。そこにしびれる観客にはお勧めである。

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