満足度★★★★
翻訳戯曲感と舞台美術が魅力的
良い意味での翻訳戯曲感(言い回しとか論法とか)満載で、変に翻案したりしないその味わいを堪能。
また、白と黒に統一した舞台美術は3組の夫婦と2つの部屋をワカり易くするだけでなくデザイン的にもスタイリッシュでステキ♪
満足度★★★★
自意識のドラマ
性を絡めることで、男女の愛憎が、専ら自意識の問題へと収束されていっている点で、まさしく西欧型の芝居である。良い悪いの問題ではなく、文化の型が異なるのだ。
満足度★★★★
もうひと噛み砕きがあればさらによし
戯曲の力をしっかりと感じることができる演出で、
役者たちのテンポも実によく、
ベタな言い方だけれど、とても面白かったです。
ただ、観客として、背景にある文化を知らないことで、
戯曲が本来内包している面白さを、
100%受け取ることができていないのだろうなと
思う部分もあって。
多少あざとくてもよいから、もうひと解きを頂けると、
さらに戯曲の良さを受け取ることができるのではとも感じました
満足度★★★★
市松模様の意味!
チラシの表紙は白黒の市松模様だけ。この模様は並べ方を変えると見方が変わり錯覚を起こす。舞台を示唆したものだろう。
ストーりーは言葉遊びと勘違いの笑劇そのもの。役者陣の言葉のはぎれも良い。
一つの舞台と衣装を2色にわけ、2つの家族と部屋を暗示。そして色分けされた家庭を交互に見せることで、同じj時間にそれぞれの家庭の出来事を表現。
演出に工夫が凝らされ良かったと思う。
次回には、翻訳劇でも日本風にアレンジしたものが観てみたいです。
満足度★★★★★
洒落た舞台
傑作を遊ぼうコメディシリーズ第3弾。ストーリー自体は,確かに可笑しいんだけど,やはり洋物コメディで,らしいなぁってとこ。でも,この舞台は,作り方,見せ方が上手い。切り替えが早く,スピード感に溢れ,2時間10分の長丁場も全然飽きさせない。この劇団,役者さんももちろんだが,演出が見事なんだなぁ。ホント面白い,お洒落な舞台でした。
満足度★★★★
観る側も頭を使う大人のコメディ
同じ一つの舞台空間に2つの家のリビングが同時に存在するセットの中で役者さんがお互い別々の空間、時間にいる設定で繰り広げられる大人のコメディで、面白いと同時に非常に緻密な作品です。
せりふと動作がスピーディに次々と切り替わっていくシーンの連続でこのようなノンストップ型の作品で鍵を握るのが種々のタイミングになってくるのですが、初日でありながらせりふや演技のタイミングもよく決まっていたと思います。今後さらに回数を重ねていくともっとリズミカルによりおもしろくなってゆくのではないでしょうか。