『狸のムコ入り』【黄金のコメディフェスティバル2013準グランプリ受賞作品!!!】 公演情報 『狸のムコ入り』【黄金のコメディフェスティバル2013準グランプリ受賞作品!!!】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★

    憎めない一作
    「黄金のコメディフェスティバル」千秋楽ぶっ通しスペシャルにて観劇。江古田のガールズ「大勝利!」、電動夏子安置システム「EZ」、犬と串「クイニーアマン~言いたいだけ~」に続いて4番目に上演された本作を観て痛感したのは、こうしたコンペでは上演順が評価を大きく左右するなぁ、ということ。話が込み入ってたり、やたら騒々しかったり、くつろいだ気分で観られる作品がそれまでに1本もなかったところへほのぼのテイストのこの作品がきて、少々疲れていたバルブはホッとした心持ちで本作を鑑賞。単独で評価するなら3つ星半くらいが妥当だと思われる本作に4つ星をつけたのは、事程左様に上演順によるところが大きい。
     そうは言っても、好感の持てる作品だったのは間違いのないところ。なんだか可愛いお話でした。

    ネタバレBOX

     ある一家の長女が彼氏との結婚を父親に認めてもらおうと悪戦苦闘するホームコメディ。
     内向的で社交性に乏しい彼氏は長女が父親に引き合わせた際、粗相を繰り返し、結婚話は暗礁に乗り上げかけるが、ここで長女は大学時代の演劇部仲間である男友達2人を巻き込んで或る悪だくみを敢行。
     彼氏を再び父親に引き合わせる際、別の求婚者に成り済ましてもらった2人にも立ち会ってもらって彼氏以上のダメ男を演じさせ、彼氏の評価を相対的に引き上げて結婚を認めさせようとするのだ。
     …というストーリーはありがちながら、堂々と力強くダメっぷりをアピールするニセ求婚者2人がかえって父親に気に入られたりするくだりなどは観客の素直な笑いを誘い出し、思わずバルブもニンマリ。
     こういうドタバタ色の強いシーンがあるかと思えば、父親が今は亡き妻と会話する思わずホロリな幻想的シーンもあり、さらには中盤からちょっとしたどんでん返しがあったりと緩急のバランスもよく、なかなかの好編でした。
     本作をそんな好編たらしめていたのはなんといっても配役の妙。
     本フェスティバルの出演者のうち5人しかもらえない優秀俳優賞をみごと手にした凪沢渋次の頑固者ながら実は気のいいお父さん役もキャラに合っていて良かったし、主役の長女を日高ゆいに演じさせたのも適切な判断。彼女の清楚で飾り気のないキャラクターはどこか牧歌的な本作にドンピシャ調和し、作品の完成度を引き上げていた。
     彼女を看板女優とするこの劇団には、こういうほのぼの風味の作品が似つかわしい。
  • 満足度★★★★★

    ハートフル♪
    役者さんの気合いが炸裂する笑い!思わずホロッとくるシーンもあって…とってもおもしろかったです!!そして登場人物みんな魅力的でした♪

    ネタバレBOX

    おだてに乗りやすいお父さん可愛い…♪(笑)
    小林 多重債務さんも大好きです☆(*≧∀≦*)
  • 満足度★★★★

    面白かった!
    面白いだけじゃなくて、素敵な空気が流れる楽しさで、いい「人情劇」でした。

    ネタバレBOX

    天使風のお母さんが超可愛い。
    だめんず3人が(演技とはいえ)強烈過ぎる。
    自分が親だったら、3人とも却下!絶対反対!って言いたくなるくらいの破壊力。身内ではなくて第三者だから、無責任に笑って楽しめるコメディでした。
  • 満足度★★★★★

    上品で上質なコメディ
    以前、拝見したこともある8割世界さんを目当てにコメディフェスティバルに。

    期待を裏切らない上品なコメディでした!
    笑いとなると、多少下品になる作品も多いのですが、そんなことは微塵もなく
    最後まで楽しめました!

  • 満足度★★★★★

    ネホリーとハホリー☆
    (^^)/ 面白かったです! 
    45分間の至高のコメディでした☆ 
    ぜひ、TVで放映をして下さい!
    ツボるところがいっぱいです♪
    観劇日記をブログに書きました。

  • 満足度★★★★★

    すごい
    正直こんなに楽しめるとは思ってなかった。
    とても濃縮された時間をすごせた。
    ぜひ本公演も観ようと思う。

  • 満足度★★★★★

    45分という微妙な長さをうまく活かせたオーソドックスな人情コメディ
    「人情的」なところが嫌みにならず、なかなか良かった。

    犬と串からの、いいトスをもらい、きちんと笑わせるところで笑いを取っていく姿勢が見えた。

    ネタバレBOX

    ※黄金のコメディフェスティバル2013のほうにも「観てきた」があり、こちらの劇団のところにもある。
     後々の資料的な意味合いも考えて、こちらにも書くことにした。
     内容は同じ。



    「寿司屋ネタ」は、この前の犬と串から、抜群のトスが上がったために、ラッキーパンチのようにオープニングをで観客を温めたのは、運が良かった。
    お陰で、その後も観客は笑いやすくなっていた。

    その後でも、犬と串の演劇の神様を持ってきて笑わせる貪欲さがいい。ラッキーな寿司屋ネタにさらに被せたことで、生さを感じる。

    ストーリーは、娘の彼氏が父親に結婚の承諾を得るという、ありふれたシチュエーションではある(PMCにもあったし)。しかし、単にそこ1本に絞り込むことなく、父親が結婚の承諾を得るときのことや、母親が幽霊が現れるということろなどを、細かく説明しないでうまく盛り込んできたところが、結果的に話を膨らませていった。

    つまり、父親が結婚の承諾を得た過去のシーンの再現や、幽霊の辻褄(例えば、なぜ彼だけに見えるのかなど)を見せなかったことで、話が散漫にならなかった。

    8割世界のメンバーはいつもとおりに演じていて、いつもだったらハイテンション続きだと、ややうるさく、鬱陶しい感じさえすることもあるのだが、その鬱陶しさがストーリーとリンクしていたので、笑いとなっていた。

    そういう中で、ともすればテンションが高いことで、舞台全体が浮つくところをアンカー的にきちんとつなぎとめていた、父親役の凪沢渋次さんと母親役の伊藤摩美さんが好演。彼らも他のメンバーと同様に「観客を笑わせよう」と攻めてきて、テンションを高くしすぎていたら、これだけのいい感じの舞台は生まれなかったと思う。

    舞子さんの登場は、前回の作品で、死体役だった舞子さんの登場なのだとは思うのだが、それに何人が気がついたか。前回観ている人がどれだけいるのかということを考えると、そこの部分に乗っかるのはどうなんだろうか。


    ただ、残念なのは、タイムをかけたときの、「コメディですよ〜」「面白いシーンなんですよ〜」的な、ぬるいBGM。コメディとか笑いのシーンでこういうタイプの音楽が鳴ると笑いが一瞬で萎えてしまう。ダンスシーンや要所要所には音楽はあってもいいが、あえて、というか逆に変な使い方としてそういう雰囲気を盛り上げる的な音楽の使い方もあるとは思うが、使い方によっては自信のなさを露呈してしまったり、逆効果になってしまうということを肝に銘じておいたほうがいいと思う。
  • 満足度★★★★★

    面白かった
    めちゃ面白かった。

    喜劇なんだけど、しっとりする場面もあり。

    一番気に入ったネタをネタバレに。

    ネタバレBOX

    3人の自己紹介のシーンは大笑いした。というか、腹がよじれるかと思った。
    ここまでツボにはいった笑いは10年に一度クラスだった。


  • 満足度★★★★★

    珠玉の45分
    8割世界が 初日から持ち味を出し切った。8割のいいところが凝縮したような素敵な作品。

    役者も魅力的な役者が揃っていた。

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