シャープさんフラットさん 公演情報 シャープさんフラットさん」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-7件 / 7件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2026/07/03 (金) 18:30

    笑いとは何か、も考えさせられて、切ない舞台。いい。(2分押し)62分(14分休み)82分。
     ナイロン2008年の作品で、元々はホワイト/ブラックのダブルキャストで上演された作品を、マギー演出で上演する。物語は両方を混在しているような…。シュールな笑いの作品を書く劇作家・演出家のペンネーム辻/本名・田中(柄本時生)がある事情で隠れるように住む長野のサナトリウムを舞台に、さまざまな事情の入居者と関係者・職員の群像劇。徐々に、何故、が分かってくるプロセスと、シュールな笑いの数々が、最終的には切ない物語となってエンディングに向かう。初見の高梨臨はじめ役者陣も好演しているが、何と言っても松永玲子の存在感が凄い。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2026/06/23 (火) 13:30

    ナンセンスな要素も多いですが、作品を作る側の大変さ、苦しみ等も反映している劇団あるある的なステージでした。明るさが救い。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    とある知人からケラリーノサンドロヴィチなる御仁(ケラって言ってるけどね)がいると教わって「何それ」と突っ込みながら頭にメモし、帰宅してwebを開いたらこの題名があった、# &♭と音楽の記号を擬人化して親近感を持つも公演終了間際、観に行けず。
    その知人からは大人計画(二大人気演劇人と)やらポツドールやら五反田団、青年団と一気に視界を広げてもらったが、あれから18年。そんな感慨に押され、二度目になるKERA CROSS(Nylon作品を別の演出キャストで)へ。
    さて感想。ケラ作品にある幾つかの特色の中で、ナンセンス・ギャグを盛り込む、辛辣な人間描写も最後は抒情性の中にくるみ込む、という所。今作で目に止まったのはカラフルメリーの続きか、亡き父(主人公の琴線に届く事が許される存在)との対話、グランドホテル形式というのか、(ホテルでないが)豪奢なサナトリウムを舞台にバブルが弾ける頃合に三々五々の別れが訪れるまでの入所者らそれぞれの物語。無論主人公(柄本時生)を中心軸にだが(前に観たやつもそんなだった。山の上ホテルか何かが舞台で山崎一主役の)。
    で、何が言いたいかと言えば、最後は丸く収めるのがケラであり、ここまで落としといてハッピー顔をさせるんかい、と思われてもあくまでハッピーエンド。私的には、如何に辛辣描写の対象を安易な救済に流さず「終劇=大団円」に辿り着けるか、という点を多分凝視している。世の中甘くないぞ、と言わせたい訳である。これでいい、という結論を持つ資格(パス)を持って正しくゴールを切ってもらいたい。そういう事なんだろう。
    この作品については、辛辣の土俵で最後まで相撲をとっていたと見えた事で、納得点の作品とした。満腔の合格判子を捺せない何かを残しているが、自分でもよく分からない。どれだけ趣向やギャグやどんでん返しや伏線回収か「盛り込めるか」では豊穣なのだと思う。
    3時間の行程を飽きずに観る事ができたのは確か。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    バブル期仕様の高級風サナトリウムが舞台
    富裕の幸福感から距離をおいた幾つもの「心の闇」が交錯する施設内
    ケラ作品特有のユーモアとテンポ感で重い感じにはならないけれど、
    登場人物達のいろんな感情が入り混じって何とも複雑な味わいのする作品

    松永玲子さんが登場すると、もう反射的ににやけてしまうように
    トリンドル玲奈さんの純正の陽キャが、笑いと同時に漂う狂気の色合いをより引き立たせていたように感じました

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    知人に誘われて観劇。バブルも終わろうかという頃の(保養所機能も有した)サナトリウムという設定が秀逸だし、休憩を挟んだ時間経過なども絶妙。笑っているのに、こちらの胸が苦しくなってくるようなところも。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    初演は2008年。ナイロン100℃の15周年公演として、ブラック・ホワイトの2チームに分け、更に台本も書き分けて上演されました。今回はふたつの上演台本をミックスした「ハイブリッド版」とも言えます。

    元々すごく好きな一作ですが、18年ぶりに観て、忘れていたシーンが多かったことも事実(すみません)。また、初演の出演者の「影」が見えず、今回のキャスト陣による良さや、初演とは異なる空気感が感じられたことも印象に残りました。

    ネタバレBOX

    サナトリウムに集う人々による群像劇。なのですが。時代がバブル後期で、高額な保養所としての機能も兼ねている、という設定。つまり、比較的元気な人と、病気治療中の人が混在する場所。登場人物たちの多くはそれぞれの闇や背景を抱えており、劇中でさらりと語られる真実ひとつひとつに重みがある。コメディ作としての「笑い」と、人間ドラマとしての「切実さ」。その両面が際立つ作品に感じられました。何より、主人公の劇作家の苦悩が、その立場であれば直面するであろうリアルな感情として描かれており、その印象が強く残りました。

    タイトルには「世の中の動きや価値観と折り合いのつかない人」という意味が込められています。社会の分断が進み、その間をSNSが埋めようとして逆に溝が深まる……という今日において、よりリアルに受け止められるテーマだと思います。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    ケラ氏の自叙伝的作品とのことだが、狂気と正気、妄想と現実の入り混じった世界、大いに笑えましたけど、結構深刻な内容は色々と考えさせられますね。

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