ファミリーナ 公演情報 ファミリーナ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★★

    再演希望します
    何度も見て、進化、進化を更に期待します。

    また、みたい。


  • 満足度★★★

    物語とテーマ
    タイトルからもわかるようにこの物語のテーマは「家族」、そして下宿人たちの抱える「夢」だったりする。(当日パンフに作者も書いているとおり)
    その点から考えると、前半はキャストが多い芝居にありがちな役柄紹介的なシーンが目立った。それぞれの夢の話も出てくるのだが描き方が浅く、ただ並べただけの印象で終わっている。
    また「家族」の方は家主の山田一徹、亡き妻の春奈、娘の美奈子である。
    私が鈍感なのだろうが、初っ端から登場する春奈が、一徹と二人きりになるシーンまで幽霊(幻影?)だと気付かなかった。それ以後は夫婦間の愛情が感じられる展開だったが、前半にもう少し若かりし頃の二人のエピソードなどを入れてもらえると、壊れたゴリラの時計の話ももっと生きてきたように思う。
    一徹と美奈子の関係も同様である。頑固親父の一徹が彼女の結婚を許すシーン。本来最も感動的なシーンだろうが私にはそれほど響かなかった。父娘の情愛シーンが前半にもう少し欲しかった気がする。
    ということで、ファミリードラマとしてはそれなりに楽しめるが、物語が拡散しテーマが希薄になってしまった分、インパクトに欠けた印象である。

  • 満足度★★★

    チョイ長
    頑固大家と店子たちを中心としたオンボロ下宿のコメディ・ストーリー。
    基本的には好きなんだが、クドい部分(「犯人捜し」のトコとか)があってモタついたり(よって上演時間は約125分の長尺)、リアクションが大袈裟で醒めてしまったりするのは残念。
    とは言え、娘の結婚話に決着をつける終わり方などは上手い。

  • 満足度★★★★

    鬼の眼にも涙!
    下宿屋が舞台のコメディ。下宿人を全て含めてのタイトル名だろう。
    主人公の頑固オヤジの声が兎に角でかい!びっくり!
    下宿人男性は皆個性豊かな人物。ただ学生はひとりもいない珍しい下宿。
    こんな下宿あればいいなあと思える楽しいそしてちょっとだけ切ない思いがしました。オヤジの挙動で皆の動きが止まる場面とても印象的でした。

  • 満足度★★★★

    「再演」だそうで作品世界は’04年の冬です
    頑固な一徹親父に定番のちゃぶ台にユニークな店子達・・と、
    古びた下宿の居間で台所で玄関がくっついた舞台セットが
    いい味出していました(^^)→(ウェザリングが上手かった)。

    雑多な登場人物もキャラクターが判り易くて楽しめました

    (2時間強ですね)

    ネタバレBOX

    いかにも気の弱そうな結婚相手は頑固親父に一蹴されて何度も拝み倒しに来る事となります。その下宿には官能小説で生計を立ててる古参や、家賃払えずに退寮したものの行く当てなく元の下宿の仲間に居候してる芸人やミュージシャンを目指して彼女のヒモのごとく同棲してる男や大家の空手の弟子だった無職のパチンコ好きやITで儲けた元下宿人や芸人の師匠に美容師の卵である新下宿人に定番の司法試験浪人(来年三十路・・・)などが夢を追いかけながら生活し集います。まぁ結局見ミュージシャンが夢破れて足元を見るようになり。娘は無事に婚約者との結婚を許されます。ですが一緒に暮らそうと言う娘に父は下宿を出て二人で幸せにと申し出ます。・・・まぁ先のことはわかりませんが皆がそれぞれの一歩を踏み出したトコロで終劇でありますが、こんだけ登場人物出したのには理由があったのです・・・・。そ・れ・は・普通に皆の会話や登場シーンに何気なくいる綺麗な女性は頑固親父の亡くなった妻の幽霊だったのです。→当然皆には見えていません。頑固親父が若いときに夫婦二人で買った玄関に置いてある時計に付いていたような霊でして、その時計を落として壊したのが娘の婚約者であり、古い時間を新しいものが紡いでゆくという印象で、父は最期に壊れた思い出の時計をゴミ箱に入れると妻も玄関の引き戸を開けてこの下宿を去るのでした・・・。この去り際のシーンは印象的で良かった。少々建てつけの悪さでスムーズには開かない時もある引き戸が勝手に開いて閉じたという表現で父は何となく理解しますが、戸惑う様子も上手かったっす。
    ちなみにラーメン大好き小池さんみたいなキャラは小説家が担当で、アイテムはボンカレーです(^^)。劇中実際に作って食するのですが、それでおなかの空いてしまった観客が暴徒化しないようにと(^^)終演後はお土産にボンカレーがサプライズでプレゼントしてくれました(味が3種選べるのが贅沢で嬉しかったです(^^)。生活感のあふれた台所がいい味でした。
    娘の手料理が主食でレトルトなどには手を出さなかった親父が、娘の自立のために食事も自分でと考える象徴にも上手にボンカレー使ったりしてました。
    まー細かいトコも納得できて良かったが、時計壊しの犯人探しのシーンはちょっとずれた感じがあったので、短めにザックリと流す方ができばえ良いのでは?と感じたデス。昭和じゃないけどレトロ感が面白い作品でありました。

    小劇場を初めて見にくる方々が、当劇団のみならず他の小劇場や芝居に興味を覚えてくれればという〆の言葉が何かかっこよかった(^^)。
    これからも頑張ってくださいねー応援します
    (次回公演は同じトコで師走だそうですっと情報も加算しておきましょう(^^)

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