1995年のサマー・アンセム 公演情報 1995年のサマー・アンセム」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★

    高校20年生をシリアスに表現していた・・・・・
    リアルに存在するなら、こーゆー芝居になるよなぁ・・。
    というIfの世界の表現として見事に舞台化していたなぁとは思うが、
    そのリアルさな分、話(というか20年生の存在)は重く感じました。

    ネタバレBOX

    3人いたのね、親友の男2人に野球部の女子マネージャー一人と。
    高校20年生に反する女子高生さんの反応が、
    ホント正直というかリアルで印象に残りました。
    現野球部エースの中西君と、
    17歳年の差カップルがリアルに成立したら別の作品になったろーなー。
    などと思ったりもしました。

    結局、中退・卒業と高校から離れる結果となるのだが。
    20年は長くて重いと思うが、
    その時間は人生のロスと片付けられたような結末はチト物悲しいですな。

    物語は時間軸を前後して描かれていて、
    冒頭は20年生きっかけのリョウコの事故死からで。
    ラストは高校3年進級集合写真でありました。

    主人公達をとりまく環境は、担任が元同級生だったりして。
    なんか精神を病んだ方々の保護学級みたいな状況が痛かったなぁ。

    なかなかインパクトある作品でしたが、苦さが残ったデス。


    まったくの余談ですが”アンセム”という単語には、
    漫画ヲタクの自分としては音楽系よりも、
    バスタードの主人公らが用いる魔法の矢の呪文を思い出すのです。
    そんで少々反応したという事も・・・・。 や~ねぇヲタクって(^^)
  • 満足度★★★★

    高校20年生って。なんだよ、それ
    みんな、同じクラスでよかったよね。ばらばらなクラスだったら、ぼくなら耐えられないだろうな。
    女優の方々も、セーラー服なんて着ちゃってさ。
    達観してる感じがよかったです。

    ネタバレBOX

    伏線として、屋上の吸殻が出てきて、それから35歳女子高校生と18歳男子生徒の恋愛関係が、本筋にどんなふうに絡んでくるのかなあと思っていたら、そんなにしっかりした伏線というわけではなくて。それが拍子抜けでちょっぴりがっかりのような、でも、これはこれでアリのような気もしたり。

    向井琴子がいきなり、私は「結局何年後に死んで、女子アナにも女優にもなれなくて」みたいなことを語り出したのも、意味不明のような、でも意味はあるような。いや、ないような。でも、あるような。

    直立して向かい合ったまま台詞をいい合う場面がたくさんありました。そういう場面で不自然な違和感を感じるときもありました。
    直立して向かい合って台詞を言うのが悪いとは思わないし、それでいい場面もたくさんあるとは思うけど、違和感を感じたということは、その場面は、もうちょっと動きを工夫したほうがよかったのかなあと。てへへ。ごめんなさい。そんな感想を持ちました。
  • 満足度★★★★★

    卒業しない理由
    20年生ってそういうことだったんですね。
    超あり得ない設定ながら、不思議なリアリティが感じられるステージでした。
    時間が経つってどういうことなのか、考えさせられました。

  • 満足度★★★★

    切ないね・・・
    南ちゃんの呪縛に囚われた人とそれに付き合っちゃう人たちの悲喜劇。人生の無駄遣いは笑えて、切なく、悲しい。しかし白いルーズソックスと紺のハイソックスの違いは大きいな。

  • 満足度★★★

    何とも
    重苦しい気分になりました。

    ネタバレBOX

    県大会決勝戦当日に交通事故で死んだ大好きなリョウコを甲子園に連れていくために、年齢制限で公式戦には出られなくなり補欠となった今でも野球部に籍を置き、練習に励み続ける高校20年生の物語。

    彼に付き合って野球部で頑張る友人とリョウコの女友達もいて、計三人が高校20年生だったという設定にビックリしました。

    純粋な気持ちがちょっと切なかったのですが、クラスメートの指摘どおり、精神に異常をきたしていると見るのが正しいようにも思え、そう考えると何とも痛ましい限りで心底笑えませんでした。

    場面転換で、みんなが一斉に椅子を持ち上げたり歩き始めたりする動作は形式張っていて堅苦しく、ストーリー全体の重苦しさを増長させていました。

    ところで、20年も高校に通っていて高校中退というのはあまりにもかわいそうです。卒業資格をあげてもいいのじゃないかと思いますが、ねえ教育長。
  • 満足度★★★★★

    無題707(13-132)
    19:30の回(雨)。19:00受付、開場。最前列にパイプ椅子、舞台上にはなにもなく、奥の天井にミラーボール。こちらは初めて。「高校20年生」というありえない設定ですが、遠い昔のことになってしまった高校時代(20年前)と今、埋めることができない想いを優しく表現していたように思います。場転で使い分けた照明(色)や流れるBGM、セットを移動させるフォーメーションなども好み。この20年、無駄な時間だったのか、それとも悔いることのない大切な時間だったのか。最前列にパイプ椅子、19:28前説(アナウンス)、19:33開演~21:25終演。

    ネタバレBOX

    はじめ高校生にしては少しムリが..と思ってしまったのですが(すみません)、ちゃんとお話の展開がそうなっていました。そのお話ですが、昔、大林監督の映画で感じたものによく似ていました。

    イヤホンの先にはカセットからipodでしょうか、なるほど...「らしいな」と思いました。

    「玉音放送」はなぜ?

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