宮澤賢治 コミックオペレット『饑餓陣営』 公演情報 宮澤賢治 コミックオペレット『饑餓陣営』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★★

    バカバカしくて面白い!
    とにかく理屈抜きで楽しめました。

    ネタバレBOX

    宮沢賢治が自分の生徒のために書いた一時間の戯曲、バナナン大将のお菓子の勲章を飢えた兵卒たちが食べてしまう話。

    階級差別のこととか、寝ている大将から盗むのは卑怯とばかり、特務曹長が一応見せてもらうという口実で受け取って部下に手渡す手順をとることとか、その後曹長は責任をとって自決しようするところを大将も事の本質を理解し許すとか、さらには大将が自ら考案した農作業の生産向上に繋がるであろう生産体操を教えるとか、考えれば色々意味はあるのでしょうが、そんなことは置いておいて、とにかく両肩にバナナの房の肩章を載せ、胸には源氏パイなどのお菓子の勲章をたくさんつけた大将の姿には笑ってしまいます。

    決して満腹にはなっていないであろう兵卒にとっていきなりの体操は迷惑だろうし、観ているこちらもいきなりで驚きましたが、元々は『生産体操』という題名でスタートしたものなんですね。

    ところで、回り舞台の装置が無くても回り舞台ができることを知りました。カタカタカタカタと鳴る楽器に合わせて一人がグイッと舞台を持ち上げる仕草をし、全員で少しずつ回って舞台を半回転、良かったです。
  • 満足度★★★★

    涼風
     賢治が戯曲形式で、生徒たちの自習上演を前提に書いたコミックオペレット「生産体操」が幾多の改稿を経て「飢餓陣営」になったわけだが、曲想自体の素晴らしさを活かし、生演奏をクラシック畑を歩んで来た演奏家たちに任せて質を高め、多くのヴァリアントを独自に再構成して纏めた演出センスと役者陣の音感の良さに好印象を得た。
     しかも、日進・日露以来戦争をし続けていた日本で、男の子は、軍人になるのが当たり前の軍律社会にあってなお、自由闊達で柔軟な精神を失わなかった、表現者・宮澤 賢治のヴィヴィッドで明澄な世界が、巧みな構成で躍動感に溢れて蘇っている。

  • 満足度★★★★★

    無題719(13-144)
    20:00の回(曇、ちょっと雨)。19:00受付(整理券あり)、19:30開場、BGMなし。こちらは初めてです。舞台奥、ピアノ、金管木管楽器、入り口近くにあるのはドラでしょうか。ネットで調べてみるとコミックオペレット=短い滑稽な歌芝居という表現がありました。最前列にミニ椅子。客席左、通路にも椅子席..満席。19:45頃、役者が出きて横たわる。20:03前説(60分)、突然歌い出し開演~20:59終演。原作は青空文庫で読むことができました。劇中、お菓子の勲章はちゃん食べていました。本作のようなお芝居は初めてです、

    ネタバレBOX

    かりんとう、南部せんべい、クッキー、ピスケット、パイ、サンドイッチ(ハムたまご、チーズサンド)、ウエハース...バナナ。

    当パンに14人と大勢(4人は奏者)。

    検索すると他の劇団の動画あり。

    1922年初演、賢治祭というのがあることを知りました。
  • 満足度★★★

    こーゆー話を上演したんだー
    楽器の生演奏(向かって左からピアノ・フルート・クラリネット・トロンボーンでしたかな:上手に銅鑼があったですねー抜けてました)
    宮澤賢治ならチェロかな?とか思ったが、
    それは別の作品で使うのかな(^^)。
    なかなか楽しかったとは思うが・・ちと短い・・・・。

    他の作品とかオマケして欲しかったかなぁ

    <1時間>

    ネタバレBOX

    話は夢オチ(-_-;)ですと先に語る・・・
    二日間食事できなかった兵士達が、
    上官の服についてる食べ物でできた勲章やら飾りを
    褒めて見せてもらって食べてしまうという話。
    実際バナナやクッキーにハムサンドなどの勲章など食べてました(^^)。

    食べるものにコダワルなぁ作者はー

    観客は割と高齢の方も多く見受けられ、
    宮澤人気の幅の広さを感じたりもしました。

    原作通りでしたのね(^^)読みましたー原作♪
    ハムサンドまで同じにしていたとは(笑)

    (14:07~15:00→前説からいきなりオペラとはビックリしました)
  • 満足度★★★

    コンサート
    としてはとてもよかったです! ストーリーはちょっと謎でした。。ハハ。。 スイマセン。。



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