全長50メートルガール 公演情報 全長50メートルガール」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★

    覗き見のちメタフィクション
    深夜の女子会覗き見的かと思いきや、「めんどくさいコ」の登場により一気にブッ跳び系に…(笑)
    ナイロン100℃のナンセンスさを想起させたり(※)しながら着実に笑わせる会話と思いっきりの非現実の織り込み具合、それにメタフィクション(詳細はネタバレBOXへ)など巧み。
    ※ あーぽんの(主に会話における)ズレっぷり、素っ頓狂っぷりに大倉孝二に通ずるモノを感じるからかも?

    ネタバレBOX

    序盤から「誰に説明してるの?」的なツッ込みがあったり音響・照明オペレーターに話しかけたりとメタ系な部分をチラつかせておき、最後に思いっきりメタで終わらせるのがイイやね。
  • 満足度★★★★

    確かに会話劇
    池亀三太は、ぬいぐるみハンターでは割りとブッ飛び系の芝居をやるのだけれど、この踊れ場では様々な試みをしている。今回は、23歳田舎女子5人が深夜のファミレスでとりとめもない会話を続ける形で物語が繋がれるけど、最初の4人のキャラクターが定まったところに、「あーぽん」ことあやかが登場し、このキャラが周りの4人にとってもブッ飛んでいて、なかなか手に負えない、という展開。3つの大きなフィクション(ありえない設定)を加えて、それらをまとめる作りは楽しい。ファミレスのウェイトレス役の中園も、一見マトモながら実は結構変なキャラで、全体として楽しい舞台だった。

  • 満足度★★★★

    あーぽんは恋しちゃだめ
    田舎のファミレスでの会話なのに、ちょっと異質なとこもあったりするのがおもしろい。

    なんだかんだで終始あーぽん劇場でした。

    じゅんちゃんが食べようとしたポッキーにマヨネーズがついちゃっててティッシュで拭きとってから食べてたのが日常すぎてわろた。

    ネタバレBOX

    そのままでも手に負えないのに全長50メートルガールになったらどうしていいやら・・・・
  • 満足度★★★★★

    ネホリーとハホリー☆
    (^^)/ 面白かったです! ツイッターで書きました。 「 ハチャメチャで、知的で、観察眼 スルドイ会話劇♪ 今回も、池亀ワールドにハマりました!」 
    60分間、大笑いでした! 観劇日記をブログに書きました。

  • 満足度★★★★★

    素晴らしい!!
    緩くて、理屈が通っていて、少しずつ事情が分かってきて、いいねぇ。

    ネタバレBOX

    ドラゴン予報が出ての一世一代の決心、いいじゃん。

    明日恋をして、身体が大きくなって、多分50メートル、明日来て人身御供の19歳の少女をさらっていくドラゴンを退治しようとはグッドアイデアです。

    何分持続するのか心配ですが、あーぽん頑張って!

    女子会風うだうだ話から少しずつ見えてくるこの土地の様子、河童がいて、毎年この時期になるうとドラゴンが飛来してきて一人つかまえて去っていくのが日常の世界、そして恋すると大きくなってしまう人もいる世界。

    不思議少女あーぽん役のあやかさん、大熱演でした。三歩歩くと忘れるニワトリのときの羽の様子などハマってました。
  • 満足度★★★★

    物語の背景にあるもの。
    (ネタバレ欄に書きます)

    ネタバレBOX

    会話の中に出てくる「ドラゴン」「運命」って、人間にとっての「死」のことを暗に指しているのかなーと思いながら観てました。

    ラスト近くの「こんなクライマックスが近づいているような曲やめて‼私、恋ができないまま終わってしまう‼」も、生きている時間のことを指してるのかな〜って思いました。時間は有限で、ぼーっとしてたら恋をすることもなく、人生が終わってしまう。

    深読みかもしれないけど。
  • 満足度★★★

    な、
    なんじゃこりゃ。。笑。 ちょっとファンタジー?フォークロア?テイストの入った地方のファミレスでの日常風景?みたいな。 全般的にグタグタ感満載で、さりげない言葉のやり取りが面白かったです。 かなり女子的な。笑。 話が境目なくあっちゃこっちゃに飛んでいくところとか。 結構アドリブの部分が多かったのでしょうか。 ただ、メインのストーリー?がもうちょっとしっかりしてるともっと面白かったかな。。スイマセン。。 アフターイベントの小劇?も含めて女子的なものがかなり見れます。笑。 男子的にはちょっと恐怖みたいなものを感じるかも。笑。


  • 満足度★★★★

    捉えきれない個性に捉えられて
    舞台は、駄弁と、
    日々のありようと、
    いろんな寓意と、その場所にあるまじき喧騒に満ちていて・・・。
    それらの全てを受け取りきれたわけではないのですが、
    にもかかわらず
    いつしか、ロールたちの個性と、その重なりと、
    こっけいさと、ルーズでチープな田舎の閉塞感が、
    観る側にとっての既知の感覚となり、
    その光景に浸され、空気に巻き込まれて・・・。

    さらには、
    説明にもある如く、
    あるいはフライヤーの写真の如く・・・。
    女性達の醸し出す空気の中での、
    「あやかちゃん」の個性そのものの、
    その捉えきれきれなさに、
    しっかりと捉えられてしまいました。

    初日で、
    硬さや滞りのようなものを若干感じた刹那もありましたが、
    そこも含めて舞台の味になりつつ、
    この役者達なら、
    きっと、回を重ねるごとに、
    いろいろに更なるメリハリが生まれる感じもして。

    作り手の描き出すものの、
    肌触りにしっかりとつかまってしまいました。

    アフターイベントは、本編と対照的な
    瞬発力をもったくっきりとした面白さで、
    本編のテイストをも際立たせて。
    こちらも良いできばえでした。

    ネタバレBOX

    毎夜、ファミレスに集う女性たち、
    フライドポテトとドリンクバーで
    時間を過ごす風情がよく作りこまれていて・・・。

    最初はなんだこれはと思いながら観ているのですが、
    役者達やウェイトレスの醸す空気に
    気が付けば女性たちそれぞれの個性や、
    そのファミレスを居場所にする感覚が
    いろいろに可笑しく、
    とてもなじみ深いもののように感じられて・・・。

    そのなかに、刺さりこんでいく「あやかちゃん」の個性も、
    舞台上に作りこまれた彼女の雰囲気をいつしか踏み越えて、
    観る側が自ら抱く感覚とともにさらに翼を広げ広がっていく。

    初日ということで、舞台には若干の硬さもあったように思うし、
    舞台から伝わってくるトーンのようなものが、
    誰の感覚からやってくるものなのかが
    ちょっとあいまいに感じられる部分もありはしたのですが
    よしんばそうであっても、、
    その明確にとらえきれないことへの浸され感や実存感は、
    ロール達の、日々の駄弁の時間の質感と
    一人の女性の印象をしっかりと導いてくれる。

    女性をさらっていくドラゴンや皿しか登場しないカッパなどが担うものを
    田舎町の風情にかさねて
    なんとなく想像しつつも、
    確信を持ってこの寓意とフォーカスを定めることは
    できなかったのですが、
    でも、明確に定義されることなく、
    定まりきれないそれらの見え方は、
    ちょっとおみそ的な存在の女性の
    感覚そのものでもあるようにも思えて。

    アフターイベントの二人芝居が、
    逆に、実にわかりやすい設定での爆笑譚だっただけに、
    一層、本編の女性の想いの捉えきれなさが際立ち、
    でも、だからこそ、
    観る側の手の中に納まりきれないような
    女性の個性の実存感が
    その収まりきれなさを含めた印象として
    深くしなやかに残ったことでした。

    「あやかちゃん」にしても、
    他の女性達やファミレスの店員をを背負う女優たちにしても、
    過分にならない魅力や、弱さや、強さや、駄目さを
    刹那ごとに、したたかなバランスで織り上げていることに感心。

    いろいろに可笑しくて、
    でも、それだけではないどこか繊細で、あからさまで、
    ルーズな閉塞感を観る側の記憶に残す、
    作り手の舞台の編み方や色の作り方に
    あらためて感心したことでした。

    それにしても、作り手が描きだそうとしている
    田舎町の女性たちにとってのドラゴンってなんなのだろうか・・・。

    たとえば・・・pregnancy??
  • 満足度★★★★★

    ファミレスの女子会
    田舎のファミレスに同級生の女子が
    集まって賑やかな女子会を繰り広げ
    ます。爆笑の嵐。
    あやかさんの暴走っぷりが、すごい。
    どこまで台本なのか気になりました。
    アフターイベントも楽しかった。
    得した気分になりました。
    帰り際の客席に根本宗子さんを発見。
    根本さんにも出演して欲しかった。
    脱兎とは、全く違う味わいのある
    お芝居でした。

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