満足度★★★★★
葛藤
一つの小さな村で起こった出来事が、ああいった結末に繋がっていくとは予想もしなかったです。
個から人類へと移行していく過程には少しついていくのに戸惑いましたが、何より芝居で納得させて貰いました。
劇中「心を納得させる」という台詞に、架空にしろ現実にしろ出来事に対してどう落とすかは、やはりここにあるのかなと思いました。
満足度★★★★
壮大な物語。
SF、ホラー、社会派、人間ドラマといった様々な要素を一つの物語として纏め上げた脚本が秀逸でした。
初演から2年を経て、現実社会の動きに添って作品も幾分手が加えられていたように感じました。
満足度★★★★
演劇的なSF作品
最後はかなり性急な感はありますが、核心にじわじわと迫ってゆくストーリー展開の手腕は非常に巧みで素晴らしいと思います。照明、音楽の使い方も場の緊張感を高める上でたいへん効果的であったし、役者さんの力量の高さに加えあてがき的な要素もあったとは思いますが、登場人物と役者さんのイメージがとてもよくマッチしていたのもよかったです。
ただ、他の舞台を観てもよくあることですが、方言のセリフははっきりとした発声をしないと聞き取りにくいところが出てくるのですが今回もそれがあったのは少し残念。