修学旅行 公演情報 修学旅行」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★

    今後も見守りたい
    戯曲もよくできているし演技も(一部を除いて?)悪くないが、設定と演者に齟齬が無きにしも非ず。
    育てる意味で演じさせるのは理解するが、観る側としては(一限目のように)等身大の役を演ずる彼女たちを観たいモノである。
    とまれ、良い(面白い?)企画なので今後も見守って行きたい。
    それにしても、終演後のホームルームでの受け答え・回答内容など、まだ若いのにしっかりしているなぁ。

  • 満足度★★★★★

    ホームルームがよかったね
    いろんな劇団のお芝居・演劇を見に行ってますが
    今回みたいな ホームルームは初めてです
    役者さんとお客が一つになり
    質問したりされたりと
    なかなか 楽しい時間でした
    本編も良かったよ
    また いきまーす

  • 満足度★★★★

    缶バッチ買ってみました。
    劇団14に行って来た。ここは,前回はまってしまい,二週にわたって,全10回観た思い出がある。池袋にあるお寺の近くにある小さな三劇場が,池袋シアターグリーンだ。

    劇場だけ同じで,劇団14歳のメンバーは,ほとんどかわっていた。それ以外に,脚本も,演出も,がらっと変わってしまった。しかし,そこには,かわらない劇団14歳の部分もあった。

    演技後あったショートHRでは,ほとんど初舞台だったという。前回のメンバーが,かなりあちこちで活発に出演していたので,その点は意外だった。

    ストーリーは,おもしろく,非常に良くまとまっていた。わかりやすいし,あきずに最後まで観られた。前回の少女群が,清楚なセーラー服で「美しかった!」のに比べると,みんなジャージで,まくらでケンカしているのは,コントみたいな印象もあった。

    修学旅行にまで来て,筋トレをやめない一少女を説得し,眠れない夜に「好きな男の子」の告白タイムを開始する班長。みんなして,同じ男の子を狙っていたことに気がつく。そんで,本人を呼び出すが,こいつが,まぎらわしい説明をするので,五人の和が崩壊し,修羅場となっていく。

  • 満足度★★★★

    とにかく本が良い!!
    渡辺源四郎商店畑澤聖悟さんの作品で、2005年の全国高等学校演劇大会で最優秀賞を受賞した演目だけのことはありました。

    ネタバレBOX

    青森の高校生が沖縄に修学旅行へ行った三日目くらいの宿での話。

    戦争体験者の体験談にはちょっと考えさせられるけど、どんな年代にも本音と建前があって先生から感想を求められると模範解答でやり過ごし、やっぱり異性のことが気になるもので、そしてカイト君のことで色々揉めて、どんでん返しもある楽しい60分の秀作でした。

    ソフトボール部の女子生徒が部屋の中でバットの素振りをする様子や音はまるでヘリコプターのようでした。すぐそばの布団の生徒はいつバットが飛んでくるかと脅威に感じているのに対し、ちょっと離れた布団の生徒は全然気にならないという、米軍基地問題における沖縄県民と県外の人たちの温度差の違いを表現しているようで、さすがだなあと思いました。ここだけで最優秀賞確実ですね。

    モテ少女と自他共に思い込んでいたら、まさかのどんでん返し、ワハハですぅ。これで最優秀賞は盤石です。

    ただ、カイト君に好きな女子は誰かという質問をしていないのに、いきなりカイト君が話し始めたのには驚いてしまいました。アフタートークで先生が早く部屋に入ってきてしまったために質問の箇所を飛ばしたということが判明しました。先生は日替わりだし、色々ありますね。

    先生が部屋を出た後に班長が改めて質問するなどのアドリブを求めるのはやっぱり酷ですかね。酷ですよね。

    今回の公演では、出演者の年齢を考えると中学生が高校生を演じているケースが多く、どうしても幼く見えてしまいました。等身大ではありませんでしたが、内容的に面白かったのは確かです。因みに、5月にザ・スズナリで本家である渡辺源四郎商店がこの『修学旅行』をやるそうです。
  • 満足度★★★★

    劇場脇の桜も清々しく美しかった
    まず、畑澤聖悟さんの戯曲が読んでみてとても面白い。台詞から登場人物の性格が明確にイメージできる戯曲。“等身大”を標榜する団体の性格に即したグッド・チョイス。けど、スキルが不足していて等身大に届いていないところもあったかな。そうした未熟さも含めての等身大と言えなくもないけれど。『修学旅行』を等身大に演じられる期間は実は限られたものなので、残りの1回1回に想いを込めてもらえたらと思う。劇団14歳、この先どうなるかまだわからないし、大人の思惑はあるのかもしれないけれど、そうしたものからズンズンはみ出して、それでも演劇を選ぶ人がいて、「あの時のアレ観ました」なんていつか言えたら素敵。よろしく。

    ネタバレBOX

    青森の高校が沖縄に4泊5日の修学旅行へ。その3泊目ホテルの一室「ゴーヤーの間」で起こる騒動。日替わりで配役された男性教諭を除き、男子生徒も含め出演者はすべて女子。ジャージの色のみで区別。初演は実際に青森の高校が青森の方言をうまく使って上演されたといいう記述を見たけれど、戯曲は標準語で書かれているので、発音に関してなのかな?だとしたら品のいい表現だな、というか好みな表現。地方独自の方言ももちろんいいものではあるけれど、それだと字幕が必要になったりするわけで。イントネーションだけで地方色を表現していくと可能性も広がると思うんだけど。オリジナルの青森弁ヴァージョンももちろんだけど、関西弁や博多弁の『修学旅行』観てみたい。ちなみに今回は標準語。それから、元の戯曲では3曲の楽曲指定があるのだけどすべて差し替えてあった。「沖縄しまうた(白雲節)/嘉手刈林昌」→ 曲名不明(沖縄民謡のクラブMIXっぽいの)、「進化のテーマ/オルケスタ・デル・ビエント」→SE(機銃掃射音)、「アリア(ゴールドベルク変奏曲)/グレン・グールド」→「Seasons of Love(RENT)」。理由は不明だけどちゃんとはまっていたと思う。あと、照明の指定が入る場面で特に変化がなく進行したのはなぜだろう?と後で思い出す。なぜだろう?あった方がいいはずなんだけど。本編終了後はHR(ホームルーム)の名でポストパフォーマンストーク。今回が初舞台という出演者も多く、暗転は普段体験することのない“真っ暗”だ!ということを実演。途中、演出古川氏のおちゃめなパフォーマンス(暗転中に脱衣)に女の子たちが引く笑。今回の出演が事務所からの指示、というぶっちゃけもあり。『修学旅行』は2005年が初演のようで、言っても21世紀の作品、僕にしてみればたった8年前はついこの間なわけだけど、出演者の多くはミドルティーンで人生の半分前だったりそれ以上だったり。彼女たちにとってこの話はリアルなものなのだろうか。面白すぎるがゆえの疑問だったりするのだけど、質問できればよかったな、とちょっと後悔。HR中の元気よすぎるものだから、ちょっと気後れしちゃいました。

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