VS 公演情報 VS」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    千秋楽を観劇。
    単なる2劇団の合同公演ではなく、観客の投票による対決(VS)という設定がユニークで良かったと思う。

    2本立て+休憩10分を含めると結構長丁場になってしまうので、全体的にもう少し上手くまとめて短縮出来ればもっと良かったんじゃないかと感じました。

    ネタバレBOX

    キリンにhigeキック「つながらない」→ 着眼点は面白いと思うけど、ワンシュチュエーション物だけにもう少し起伏があったほうが良かったと思います。全体的に淡々とし過ぎていた気がする。

    ピンクメロンパン「背徳的ジャスティス」→ とても面白かった。ある意味”善良な市民”ほど怖いものはないのかも知れない。
  • 満足度★★★★

    2劇団対抗戦
    青森の劇団VS静岡の劇団の対抗戦である。自分の評価は前者が星三つのお勧め。後者が星5つのお勧めである。だが、2つの劇団で1公演なので、星は4つとした。

    ネタバレBOX

    「つながらない」
     とあるカフェ。この店の常連客、タマエの誕生会の日。どうでも良いことに気を使うウェイターと、これまた非本質的なことに拘る、タマエの元彼、山出。山出の申し入れで新しくタマエの彼になることを渋々という様子で承諾した仕事先の年下の同僚、佐藤。タマエのファンだが、無神経なテツオらの、非本質的なことを無理強いすることで生じる非常識のおかしさと微妙な恋愛感情を表現した作品。
    「背徳的ジャスティス」
     女詐欺師と彼女を徹底的に愛する男、詐欺師の姉を反面教師にしたような常識人の弟を中心に、金のプラグマティズムと愛の盲目、犯罪と倫理、常識と論理的思考が激突する。
     姉は、金銭のプラグマティズムを徹底した詐欺師で、姉にいいように使われている弟は常識人だが、情報収集が得意な男だ。常に姉に恫喝され乍ら仕事を手伝っている。更に、姉に垂らし込まれ、姉の喜ぶことなら何でも引き受ける愛の盲目に生きる男を噛ませ、基本構造のしっかりした構成になっている。
     小道具の使い方も鮮やかだ。例えば、立方体の置き方だけで、カフェ、レストラン、バイク等々に変化させ、短時間に、姉がカモを垂らし込む手管、即ちデートの様子、その「恋」の進展などをありありと眼前に浮かばせるのだ。また、姉の論理に殉じようとする悪には、一種の潔ささえ感じられテアトル ピカレスクとしても秀逸だ。
     仕掛けはこれだけではない。遣り手の刑事が、疑いの目を向けて来たり、事業を拡大した姉の荒稼ぎを見て地廻りのヤクザがピンはねしようと狙って来たり。兎に角、観客を飽きさせないあの手この手で楽しめる。
  • 満足度★★★★

    おもしろかった
    2つの劇が見られてよかった。後半の劇の女優が迫力がありよかった。内容が哲学的でさえあり、みごたえがあった。

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