ベガスペガサス 公演情報 ベガスペガサス」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-16件 / 16件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    いまだに耳からとれないです「べーガス、ペガサス!」の歌。何度も繰り返し聞かされたのに、もう聞きたくないやとならずに、なんなら陽気に口ずさんでいて、たぶん私もあのカジノに囚われてしまっているんでしょうね…

    ネタバレBOX

    シンプルな舞台ながら、ルーレットをまわす時に開かれる布とゴールドの球のインパクトたるや。焦点を絞った舞台美術によってこの作品に通された一本の線が、天井から床に突き立っていました。こんなにも美術の力が強いのに、けして作品を食わずに芯を通している。もしCoRich舞台芸術まつり!にスタッフ賞があるならこの美術に送りたいです。

    北区のペガサスホールを舞台に、イマーシブシアターとはなにかという問いかけとともに、カジノをテーマに人間の欲望や幸福に切り込んでいく充実のエンターテイメント戯曲。そもそも北区の王子には劇場の所在や取り組みをベースにした演劇や劇団や観客の繋がりがあり、多くの観客の反応からも(※客席に挙手や発言を促すシーンがある)、やみ・あがりシアターを何度も観ている、王子によく観劇に来る、という人の多さが伺えました。そのうえでの物語や、日替わりゲストの設定や紹介の仕方など、「どこで」「だれに」観せるかという土台のしっかりとある公演でした。

    15人もの登場人物のそれぞれに葛藤があり、変化がある。演じるどの俳優も個性的で、作品において対等でした。今回の観劇で心惹かれて、過去の出演歴や今後の予定を調べてしまった俳優が何名もいました。全員大切ゆえに全員分の背景を描くことで、すこし中だるみしたきらいもありましたが、全体の印象として好ましく、まるでルーレットに並ぶ数字のように誰もが輝いて見えました。

    この人数の座組と上演形態を実現する力と積み重ねに対する敬意でいっぱいです。楽しかった!
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    書いて字の如くペガサスホールにラスベガスを召喚し、さらに劇中にペガサスも出すという抜かりのなさ。会場だけでなく、北とぴあの建物、もっと言えば東京都北区そのものも巻き込んでの劇作も没入感を手伝い、劇場、いや、会場を大いに盛り上げていました。

    ネタバレBOX

    タイトルに始まり、舞台セット、シークレットゲストに、マルチエンディングと、まさにギャンブルの如く観客の射幸心を煽りに煽るエンタメ力抜群のステージ。勝つか負けるか。当たりか外れか。回さなくては勝てるかわからない数字と観てみなくては当たるかわからない演劇。「ギャンブル」というテーマが演劇の内外を横断し、どこを切っても薄まることなく貫通しており、清々しい観劇でした。

    物語として興味深かったのが、カジノの客を盛り上げるためにうだつの上がらなかった劇団が利用され、イマーシブシアターとしてカジノ向けの劇作と芝居を依頼される、という設定。劇場の中に劇場、演劇の中に演劇という入れ子構造になっており、観客もまた一人の当事者として世界観にグッと引き込まれるような力強いストーリーでした。
    大所帯の群像劇ながら、ペアやコンビがきっちり整理され、全員の個性が等しく輝く配役とそれを余すことなく体現するキャスト陣には毎度ながら脱帽です。

    もう一つ特筆すべきは、音楽。一度聴いたらたちまち耳から離れない楽曲(小山優梨)に合わせて、自らもルーレットに扮しながら数字を回す俳優たち(=数字に振り回される登場人物たち)の姿が鮮烈で、音楽の力強さが支柱となって観劇の記憶を色濃く彩っていました。スタッフ賞が存在するならば、私は小山さんを推薦したい。そんな風に思いました。

    欲を言えば、もう少しドラマ部分が見たかった気もしました。中でも、カジノによって生活が一変してしまった夫婦の姿は物語の主軸でもあるのですが、シンパシーやエンパシーを抱くには展開が速く、ドラマへの没入には及ばなかった感触がありました。とはいえ、押し並べて俳優の表現力が高く、どのキャラもそれぞれスピンオフができそうな味わいがあるので、「もっと見たかった」という感触はそれはそれで正解のような気もしています。
  • 実演鑑賞

    やみ・あがりシアターの新作。5月6日まで北とぴあペガサスホール。120分。

    https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2026/06/post-68d42c.html

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2026/05/04 (月) 13:00

    やみ・あがりシアターは初めて拝見しようとした公演が新型コロナウイルスで中止、以降これが 5作品目。毎回違った趣きの上演を拝見して来ている。今回もこれまでにはなかった構造/風味の作品だなと。
    面白い演者だなと思った安藤優さん、偶然だけど終演後、深井順子さんと話しておられ、教え子だと紹介されて、素とのギャップに驚いた。いいなと思っていて、いや、少し重なるところはあるけど、ちょっと自信がなくて、面識のある方にこっそり役を確認した次第。役者には騙されてなんぼです 笑。
    劇団員の加藤睦望さんを 50センチの至近距離での、よよと崩れ落ちるシーンで(入口対面のド・センター1列目)横顔を拝ませてもらっての気合の入った演技、さすがやのう!
    河村凌さんの警官もツボに入っておられた。繰り返しても強度を、いや弱味を保っておられた。
    何人出演しておられるのか、皆さん強過ぎる 笑!

    そして、そう言えば前説の制作の方の捌き方がかなりの、何人かそうだと思っている超優秀な制作の方と比して遜色ない、考えてみると喋りに捻りを入れるあたりはその上を行っておられると(制作の方にそれは求めていませんが)。脚本/演出の笠浦静花さんだと終演後ご本人がおっしゃっておられました。才能の持ち主なのだと、この方が描く物語はそう言う作品なのだろうなと思う次第です。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2026/05/04 (月) 17:00

    あのペガサスホールがベガスに!!な、どこの席に座っても見易そうだったなぁ。私にとってギャンブルはどうしても「負」のイメージが。でもあの緊張感で巻き込む演劇は壮観でしたわね。登場人物それぞれの個もはっきりしていたし。毎日違うゲストにタイトルコールしてもらうのもなんか面白い。そりゃ他の日も観たくなりますね。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    会場のペガサスホールからラスベガスに韻を踏んだタイトル。
    ペガサスも実際に出しちゃうし、ルーレットのランダム性を創作だけじゃなく、物販やら参加型の企画にも組み込んでるのは、モチーフを徹底的に表現に重ねていく、こちらの団体の創作のやり方に触れた感じ。
    パラバルーンを使ったルーレットの美術は面白いけど、ひたすらこれだけだったのは、ちょっと単調に思えた。
    面白い役者陣で、群像劇なんだけど。
    良さでもあるのかもしれないけど、全体的に見え方が軽くて、賭博っていうドロドロとは無縁なのが、ちょっと物足りなかったかも。
    あくまでも安全圏からのゲーム的に見えてしまいました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白くて2回鑑賞しました😊
    本当はもう一度観たかったくらい😭
    登場人物のキャラが立っていて
    しかもどの役も魅力的に描かれていました✨
    舞台セット、シークレットゲスト、マルチエンディング、観客がワクワクするような仕掛けがいっぱい✨️演出もとても素敵でした︎💕︎✨️
    演劇観るのが初めての友人も
    大満足で『演劇って面白い🤩』と
    喜んでくれたのも、本当に嬉しかったです︎💕︎✨️

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白かったです。カジノに行ってしまう各々の事情が笑えましたが、自分がそうならないという保証はありません。まして前身が北とぴあと言う公共施設だったらなんとなく信用してしまうのが性なのではないでしょうか。
    マルチエンディングのそれぞれの結末も見たかったです。
    大千秋楽に行って良かったです。予算がないくせにリピートしてしまったと思うので。

  • 実演鑑賞

    鑑賞日2026/05/04 (月) 17:00

    あまりにも面白かったので2度目の観劇。登場人物達の背景ストーリーも面白い。(開演準備で2分)125分。
     北とぴあにカジノが作られた、という設定での、王子の街に集まる人々のあれこれ、という設定が見事。それぞれの人物達が抱える問題も深く作られていて、マルチエンディングにしたのも分かる。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    「賭場の熱狂に湧く群像劇」

     15階のロビーで窓から目に入る街並みを一望し清々しい気持ちで会場に入ると、薄暗くルーレットのテーブルを模した舞台面を取り囲む客席に意表を突かれる。そこで始まった阿鼻叫喚の2時間、客席は湧きに湧いた。

    ネタバレBOX

     大阪の夢洲でカジノが建設された数年後の近未来、東京都北区の複合文化施設で本公演の上演会場である「北とぴあ」にもカジノができることになった。観客参加型演劇である「イマーシブシアター」の座付き作家である牧師シックスティーン(カトウクリス)は、新しくできるカジノの顧客に参加させる芝居を書き進めていく。夢洲からやってきたマーケター(小嶋直子)の指導もあり、カジノの役者たち(さんなぎ、二宮正晃、田久保柚香、林瑠之介)の芝居、いわば場を盛り上げるディーラーとしての仕事ぶりが日に日に向上していく。

     カジノができたことで北区の住民たちの生活にはさまざまな変化が生じる。育ち盛りの子どもを抱えるある家庭では、夫(薮田凜)が妻(加藤睦望)に呆れられるも、NISAの積立金の半分をルーレットに賭け、没頭するあまりカジノに入り浸ってしまう。妻に泣きつかれた警察官(河村凌)が中に入ろうにも、ディーラーたちに言葉巧みに言いくるめられる始末である。上司から預かった50万円をガールフレンド(安藤優)に預けたまま失くした若者(中川大喜)は、兄(北原州真)から金を借りカジノで取り戻すことに躍起になる。定職に就かない女性(久保瑠衣香)は、道端に落ちていたその50万を元手に、学生時代花札で鍛えた才覚を活かし着実に儲けを増やしていく。儲けるたびに「むなしいなぁ」と叫ぶ男(東直輝)に嬌声をあげる港区女子(久遠明日美)や、カジノの役者の一人のおっかけの女(五十里直子)も巻き込み、終わりの見えない賭場の熱狂は加速するばかりである。

     昨今争点にあがるカジノ建設にイマーシブシアターを掛け合わせた本作は、作者が腕によりをかけた台詞を出演者が活かした秀逸な群像劇である。金の流れがひとを変え、それによって浮かび上がる因縁によって身ぐるみ剥がされていく様は、さながら黙阿弥劇に通じる生々しい感覚であった。賭場の熱狂と周辺の人間模様を積み重ねながら進行する作劇は、前半の高いテンションに瞠目するも中盤以降同じ効果音と暗転・明転の繰り返しも相まってややパターン化しているようにも感じた。しかし終盤で賭博のやりすぎで酸欠状態で床を這いながらも賭け続けているあたりまで観続けているうち、ドストエフスキーの『賭博者』を読んだときに抱いた身を滅ぼす興奮を想起した。並行してオンラインカジノにハマる人物を描いたり、ギャンブル依存症とその克服についての知見が入ればより深い内容になったようにも思う。

     いっぱい飾りながら三箇所に出入り口を設けあるときはカジノに、あるときは夫婦の部屋にとスムーズな転換を実現したことで、空間が実に広々と感じられた。三方を客席で囲んだ舞台を緑色のテーブルに見立て、真ん中に立てた棒を軸に布状に設えた赤黒の回転盤を出演者皆で持ち、「べーガス ペガサス」と呪文のように唱えながらルーレットを廻し続ける様は群舞のような迫力である。群像劇の書き分けと各登場人物の造形、伏線の張り方もよく考えられていたが、終盤ではそこまで盛り上がらずカジノの撤退とともにもとの生活に戻っただけなのはやや物足りないと感じた。たとえば夫を賭博で失いかけた女性と定職に就かない女性の回想のくだりは、堅実な生活設計とその日暮らしの生き方の対比を描く意図とは思うがやや説明的だったように思う。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2026/04/29 (水) 13:00

    とても楽しい観劇体験でした。
    音楽が耳に残り口ずさんでしまう。
    オープニングゲストを予想したり、観客席も巻き込んだ演劇など良く考えられていて、面白い。

    ネタバレBOX

    今回の前後でボールが止まった時のエンディングも観てみたくなる。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    会場の北とぴあまで組み込んだ設定からして面白いし、毎度のことながら感心する。三方客席だけど、これならどこから観ても楽しめそう。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2026/04/28 (火) 19:00

    お気に入り劇団の新作は、ちょっと複雑だけど分かりやすく面白い傑作。(上演準備で2分押し)128分。
     劇場がある「北とぴあ」がIR施設になり、劇場のペガサスホールが「ベガスペガサス」というカジノ会場になった、という設定で、カジノができたら起こりそうなことのあれこれ。作・演出の笠浦の凄いところは、作劇毎に題材を研究してそうなところで、今回もアタマオカシイ(誉めています)笠浦の本領を発揮しているが、役者陣も大変なことをいろいろやっている。とても面白いので是非観て欲しい。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    カジノ×イマーシブという設定がユニークで、一気に物語へ引き込まれる作品。
    登場人物それぞれの背景や思惑が丁寧に描かれていて、誰に感情を寄せるかで見え方が変わるのも面白い。
    スリリングな設定の中にしっかりとした人間ドラマがあり、最後まで楽しめました。

    ネタバレBOX

    ラストはマルチエンディング的な仕掛けで、回によって違う結末があるのかも・・・と想像が膨らむ。他のエンディングも観てみたくなりました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    しかし笠浦静花という人も色んな事を考えるな・・架空設定での想像(妄想)力に舌を巻いた。

    ネタバレBOX

    ギャンブルを巡って考察し得る限りの人間(どっちかつうと庶民側)の風景、模様をプレートに乗せてご提供。いま一つの軸は「イマーシブ(シアター)」。観客とステージの垣根の溶解、巻き込み、没入。これをやっていた劇団員たちが活動の行き詰まりと拠点(北とぴあ)のカジノ誘致により、カジノ業者に札ビラで頬を叩かれて協力する事に。カジノ=悪徳では必ずしもなく、群像の躍動するセミパブリック空間としてのカジノ会場で、興味深くドラマが展開。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    価格3,500円

    悔しかったなぁ

    ネタバレBOX

    深読みしすぎた…紅だったとは

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