公演情報
「塔の上の」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
公演チラシなどから「寓話的な作品?」と思いつつ観劇しました。とある田舎町にある正体不明の高い塔と、その塔に住む謎の人物、そして、田舎町に住む人々にまつわる、少し可笑しくて、少し不思議な物語。中盤から、観客に「…おや?」と思わせるトリッキーな台詞やシーンが含まれ、終盤にそれらを伏線回収する展開。こういう過剰すぎない工夫や見せ方から、國吉さんの演劇創作経験の豊富さを感じます。大小の劇場、劇団公演、外部公演への参加など、様々な作品で作・演出を手掛ける國吉さんらしい一作でした。
実演鑑賞
満足度★★★★★
結局、3回観ました。で、個人的な評価を一段上げたので、もう一回投稿。
最初見たときは、ああ、凄いよく出来てる……けど、くによし組としては、綺麗にまとまり過ぎてないかしら?みたいな思いあったんだけど、リピートして。いや、そんな、やわい芝居じゃないって思いました。
見やすさが確保されてるけど、平易では無い。
観る人の立ち位置で、いくらでも深まる懐の深さある芝居だと思います。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2026/06/19 (金) 14:30
お気に入り劇団の新作は、シュールだけど、とにかく切ない切ない切ない物語。(京浜東北線の遅れもあって3分押し)89分。
冒頭、「主役です」と語って始まるというのは定番の同劇団だが、次から次へ皆が「主役です」と言い始める興味深い展開。とある塔の下に住む人々が、塔の上の人を思いつつ、さまざまなエピソードを重ねる。前半は何だか分からないが、徐々に、こういうことかなぁ、と分かってくるが、それに合わせて切なくなってくるところがいい。笑いも起こるが、人によって少しずつ違う所で笑うし、私も一人で勝手に笑ったりして、ポイントに違いが結構ある。セリフの選択が見事だし、劇場の特性を活かしたセリフ・演出も面白い。それにしても、國吉はどうしてこんなに切ない物語が書けるのだろう。メンタルがやられないと良いが…。見慣れた役者が多いが、大好きなやみ・あがりシアターの加藤睦望を初め、くによし組にはあまり出てない役者も少なくなくて、國吉がチャレンジをしているのが分かる。大阪公演も観てみたいが難しいだろうなぁ。
実演鑑賞
満足度★★★★
90分の上演時間以上に濃さを感じた。長い大作を見たような余韻あり。
面白くてキュートで達者な演者ばかりで、きっと当て書きだと思いました。
どの登場人物も魅力的で、個が群れるから群像なんだって思ったり。
あらすじやフライヤー見る限り、シュールな童話かなって印象ですが……確かに”塔”って存在の不可思議さはあるんだけど。
実際は割と現代の現実的で、青春ものの要素も強く、僕世代だと、あだち充テイストおぼえるラブコメ感があったりもしました。
意外と派手目なシーンもあり、最後にはきちんと回収される感じは間口の広さにもなっている思う。
だからと言って、くによし組らしい部分ってのがスポイルされることもなく、とても良いバランスだと思えます。
会場のスタジオHIKARIは坂を登ったところにあるんだけど、そのあたりと劇中のリンクも気が利いてるなあって。
面白かった。多くの人に出会ってほしいです。
実演鑑賞
満足度★★★★★
不思議な出来事が続く独特の世界観。序盤に感じた違和感の謎が少しずつ明かされていく展開が見事で、気づけば登場人物たちの心情に引き込まれていました。キャストの皆さんも独特の世界観を見事に表現されていて、シュールな会話も心地よく楽しめました。少し奇妙で、とても切ない物語。
あらすじからは、ラプンツェルのような話も想像していたので、良い意味で裏切られました(笑)。