一万円おじさん 公演情報 一万円おじさん」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-13件 / 13件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    「『情』と『理』で仕事を考えるコメディ」

     渋沢栄一の『論語と算盤』をもとにした絵本『しごとってなあに?』を題材にした現代劇である。「絵本の劇場カメレオン」のこけら落としとして上演された。開幕前から地元住民と思しき観客が入口に集い、誘導スタッフが丁寧に応対する様子は見ていて心地のいいものだった。

    ネタバレBOX

     公園でひとり缶ビールをあおっているカナコ(宮本はるか)は、捨てようとしていた領収書を眺めため息をつく。すると「これが1万円やったらなあ」という天の声とともに、ダンボールを敷き長髪をバンダナでまとめた男(三嶋孝弥)が語りかけてくる。男はカナコのビールを「ワシの作ったビール」と自慢するとともに、自分は渋沢栄一であると嘯くのだからいよいよ混乱が極まる。

     警戒心を抱き続けるカナコに、男はカナコがいい人ぶろうとするあまりに仕事やプライベートで損をしていると指摘する。図星を突かれたカナコは、じつは先程まで友人と飲んでいたものの内心は楽しくなかったのだと男に愚痴る。やがてその友人ハル(小川晴菜)がカナコを追って姿を現すと、男の怪しい点を理詰めで次々に暴き出す。ハルはその場からカナコを連れ出そうとするものの拒み、そこから日頃の不満が爆発し大喧嘩がはじまってしまう。しかし翌日公園に缶ビールを携え現れたハルは、男にじつはやりたいことを愚直にやっているカナコに嫉妬していたという本心を明けるのだった。

     情にもろいカナコと理論派のハルの対照的な二人に対する男の指摘は、社会人生活を送ったものであれば誰しも身につまされることばかりである。絵本では社会や仕事への疑問を渋沢栄一に問うという構成を、渋沢栄一を名乗るがらっぱちなホームレスに問いそれに答えるとした点がユーモラスである。やや教条的になってしまった感は拭えないが、鋭い指摘や高邁な理想が空々しく聞こえず、ときにハッとさせるうまい作劇であった。すっかり男に感化されたカナコとハルが、男の身の回りの世話をしているという幸三(岡田敬弘)と交わすやりとりも、人を食ったようでおもしろい。

     ちいさい空間なのでもう少し声のボリュームは絞ったほうがよかったように思うが、出演者は皆作者が腕によりをかけたセリフをうまく響かせていた。終幕以外はほぼ無音の状態で舞台を進行させた英断が活きていたように思う。男を演じた三嶋孝弥は体当たりの怪演ところといったところだが、借りたハンカチをハルに戻そうとするも拒まれ、それをたたむ所作がやけに丁寧で笑いを誘われた。上演中でも客席同士が小声で語らい、子どもたちも熱心に、楽しそうに鑑賞し、こうした客席を許容する空間づくりを実現していた。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    渋沢さんの顔が最高すぎて腹をかかえて笑っちゃいました。それに対する「顔やめろ」のツッコミも最高でした。カナコの真っ直ぐさにも心打たれ。3人のバランスがとても良く、大満足お腹いっぱいの1時間でした。ありがとうございました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2026/03/08 (日) 11:00

    価格2,500円

    渋沢栄一のことを改めて知る事が出来たし会社やお店など経営してる人には経営について改めて知る事が出来た

    ネタバレBOX

    経営するには仲良しこよしでは良くない
    水と油が大事
    そして一万円一枚の価値はその人がどう思うか考えさせたらた。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2026/03/08 (日) 14:00

    価格2,500円

    劇場で劇を見るのは15年ぶりぐらいでした。
    役者さんの息づかいや表情の細部まで肌で感じられて、開演してすぐに引き込まれました。『演劇ってやっぱりいいなぁ』と実感できる時間でした。特に、渋沢栄一役の方のキャラがとても面白く、話のいたるところに笑いが盛り込まれており、あっという間の1時間でした。脚本も、ウンウンと共感したり、核心をつく言葉に唸ったり、大変見応えのある内容でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    笑いあり、心に残るセリフあり、とても楽しい劇でした!またぜひ観に行きたいです!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    テンポよく進む会話劇で内容もわかりやすい

    こけら落としに立ち会えたことに感謝
    さぬき演劇界隈が熱くなっていく予感しかない

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    高松市田町に新しく誕生した「絵本の劇場カメレオン」という素敵な空間での素敵なお芝居「1万円おじさん」!とても面白く愉しく貴重な時間を過ごすことが出来ました! ありがとうございます😊✨

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    笑いどころが満載で、笑いながら涙が出てくるほど!
    観終わったあとには、ビジネスへのやる気がグッと湧いてくる演劇でした。
    今回は子ども3人と一緒に観劇。
    ビジネスの講義のような少し難しい話もありつつ、しっかり笑いどころもあるので、子どもたちも飽きることなく最後まで楽しめたようです。
    そして一番驚いたのが、観終わったあと子どもたちが「台本を買って!」とねだってきたこと!
    家に帰ってからは、なんと3人で台本の読み合わせをスタート。よっぽど気に入ったのでしょう。
    連れてきて本当に良かったです!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    とても面白かったです。商店街に面した入り口からステージまで数メートルのところに、夜の公園と夢か幻のような一万円おじさんが確かに居て、いつしか舞台上の3人が自分の胸の中で言葉を発しているような感覚になりました。要するにのめり込みました。長く愛される作品になると確信せています。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2026/03/08 (日) 14:00

    香川県高松市田町商店街にできた小劇場「絵本の劇場カメレオン」のこけら落とし公演「1万円おじさん」を観ました。地元香川で演劇を観る機会は少なく、小規模で演者さんとの距離も近い本作のスタイルは初めてでした。演劇はとてもわかりやすくて観やすくて、私のような演劇初心者も楽しめました。小さな劇場ですが定期的に演劇が観れたら嬉しいです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    新しく出来た『絵本の劇場カメレオン』の柿落とし公演。
    「楽しい事がしたい!」と叫ぶカナコの言葉。確かにお金や時間、協力者、立ちはだかる現実は山ほどあれど、この言葉に尽きるよなぁって思うと胸が熱くなり涙しました。
    楽しい事をたくさん生み出す場所になって行く未来も含めて受け取れた素敵な公演でした✨

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    渋沢栄一さんの題材にした舞台ということでしたが、セリフの一つ一つが刺さり、涙が出ました。
    経営者の方に特に見てもらいたい。
    経営者の方じゃなくても見て、何か感じてもらいたいと思う内容の舞台でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2026/03/08 (日) 11:00

    価格2,500円

    肩肘張らずに気軽に観ることのできる作品でした。
    スカッとした内容で、会場の雰囲気にも合っていてとても素晴らしいこけら落とし公演だったと思います。

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