仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので 公演情報 仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
41-48件 / 48件中
  • 満足度★★★★★

    二段階くらいステップアップした印象
    吹原が持つ作風の懐の広さは前回の短篇集でも存分に堪能したが、今回も十二分に楽しませてもらった。本当に何でも書けるタイプなのだろう。冒頭部分を観た段階では、観客のほとんどがまさか最後にきれいにまとまるとは考えもしなかっただろう。これがポップンマッシュルームチキン野郎なのだ。役者陣の成長も短篇集同様に垣間見えた。この先が本当に楽しみ。受付まわりもプロ仕様に変わったように思う。かゆい所に手が届いていた。

    ネタバレBOX

    開場のパフォーマンスが、ある意味で一番ヤバかった(笑)
  • 満足度★★★

    怖いのは変装ではなく・・・・
    キリスト教徒がみたら、やばくない?
    私は特に信仰心はないが、
    芝居に宗教色が入ってしまうとどうもハラハラしてしまう。
    上演前のパーフォンマンスと芝居」との結び付きは?
    また面白いところもありますが、全面的には笑えないところもあった。

  • 満足度★★★★★

    大好きです。
    前回の短篇集を見て、一目惚れ(?)したのですが、長編でもその魅力は衰えませんでした。
    ブラックジョークや下ネタなど、際どい笑いどころをどんどんぶち込んできているのに、それでいて最後にはぐっとくる綺麗なまとめ方をしている。
    少々人を選ぶとは思いますが、私にとっては唯一無二の劇団です。大好き!

  • 満足度★★★★★

    人間が出てこなスギ!
    ライオンキングみたいな擬人化されたキャラクターが出てくる舞台以外でこんなに人間が出てこない舞台は初めて。と同時にここまでほっとするラストシーンが待っているなんて夢にも思わなかった。いつもポップンマッシュルームチキン野郎の公演はコメディーとドラマの落差が激しいのだが、今回は程よいバランスで見やすい作り。劇団の勢いを感じさせる快作!

  • 満足度★★★★

    とにかく楽しめるエンターテイメント!
    これは何も考えずに楽しむ公演!
    芝居としてではなく、ポップンマッシュルームチキン野郎の公演として楽しむもの!!
    これはいかんだろ!けしからん!と言いたくなるようなシーンもあるが、
    そんなところもひっくるめてポップンマッシュルームチキン野郎の魅力だろう。
    なお、上演開始前から楽しめるため、開場したらすぐに着席して待とう。
    早く行くに限るよ!
    よもや、あのアイドルのなんちゃって公演が楽しめるとは(笑)。
    始まる前から笑顔になれた。
    ちなみに私がみた回には、観客に女子高生が複数いた(一人で来ている人も)。
    そのようなファンがいるほど分かり易いし、楽しめる公演なのだ。
    上演時間100分。

    ネタバレBOX

    開場すると、いつものケンタウロスが舞台にいない。
    あれ、カップル(男と女装した男)が座っている。

    と思っていると、ももいろ○ローバーZの公演が(笑)。
    いや~、楽しめたなあ。

    芝居の細かなネタばれはしない。
    観に行って、これは体感しよう(笑)。

    とある兄弟の30年後の物語であるが、主人公は、その弟の息子。
    バンドのボーカルであり、デーモン○暮のような姿の主人公。
    それから、脇を固めるのが、天狗の夫婦、ケンタウロス、傘妖怪、団子じゃないけど三兄弟、ばばあ妖怪等。
    色々出てきたなあ。
    それに映像等も使い、効果的な演出だった。

    <ちょっと惜しいと思ったこと>
    ・販売グッズの誰も得しないブロマイド。
    なかなかアイデアだと思う。
    ただ可能であれば、劇団のカメラで出演者とお客さんを一緒に写真におさめて渡すとかのサービスの方が人気は出ると思った。
    でも難しいのかなあ・・・。

    ・舞台挨拶後、役者陣が客席出口へ出て行った。
    この公演内容で見送りまでされたら、観客に対してのサービスは、ほぼ完璧だと思ったが、実際はそこまでではなかった。
    ちょっと残念なような・・・。

  • 満足度★★★

    エンターテイメント
    冒頭はそのアイデアや展開にワクワクし惹きこまれました。
    後半は、、、

    ネタバレBOX

    冒頭はとても惹きこまれました。
    客入れ時から舞台でパフォーマンスが行われているのも面白く、
    幕が開いてからも、真面目な演技とブラックなコメディとの緊張と緩和、そして映像を使う部分のアイデアなど、次に何が起るのかわからないその展開にワクワクしました。
    また、タブーを嘲笑する感じも、最初はとても面白く観ました。

    ただ、中盤以降は、あまり入りこめませんでした。
    理由は三つあります。

    一つは、倫理観。ブラックユーモアにおける倫理観というのは極めて難しい線引きですが、私は個人的に決めているラインというのがあって(頭で決めているというよりは感覚的なものですが)、その点が冒頭ではスレスレで、そのスレスレのスリリングさも面白さになっていたのですが、そのラインを越えてしまったものが3点あり、それが見えた辺りから、素直に笑えなくなっていきました。
    1点は、3人がくっ付いて産まれてきてしまったという三つ子。妖怪と同列で障害の問題を扱うことに、疑問が湧きました。ただし、これは後に、「ベトちゃんドクちゃん」の話題なども出てくるので、意識的に作者がブっ込んでいるのだと思うので、キワドイですが、やはりひっかかります。意識的に、それを描くことの暴力性も理解した上で敢えて越境しているブラックユーモアならば納得しますが、ネタのレベルの扱いでしかなかった。勿論、嘲笑のネタではなく、権力(アメリカのベトナム戦争の結果なので)をひっくり返すためのユーモアだということはわかっていますが、それでも、全体の作品のテーマとは関係ないので、やはりあの扱いでは単にネタです。
    もう1点は細かいことですが、スーザンボイルをブスと扱ったところ。
    もう1点は、これもキワキワですが、歯の欠けたヤンキーみたいな人の扱い。
    単に誰彼をバカにするためのネタでは私は全く笑えません。
    ブラックユーモアにおいて、笑いにして良いものなのかどうかの判断は、極めて繊細になされていないと、笑えないどころか、人によっては興ざめしてしまいます。

    二つ目は、そのブラックユーモアで結局何をしたかったのか全く見えてこないということです。中盤から後半に展開されていく物語と、そのブラックユーモアに何の関係もない。一つ目で書いたのと同様、ネタでしかない。これが、物語や作品の問いかけなどと関係していれば、仮に誰彼をバカにするようなネタが含まれていたとしても、そこで笑ってしまう在り方自体がどうなのかということがあぶり出される。

    三つ目は、単純に中盤以降、前半でワクワクしたような展開がなくなったので、面白味が欠けたということです。物語にシフトしたということでしょうが、物語としても惹きこまれませんでした。

    と、厳しく書いて申し訳ありませんが、
    序盤はとても楽しみました。

  • 満足度★★★★★

    人間率の低さ
    怪しいキャラクターが わんさか登場。主人公がチラシ写真のようなメイクゆえ、人間と妖怪の差が極めてファジーなところが面白かった。この劇団のマスコット(?)キャラクターのケンタウロスにあんな過去があってなんてビックリ!

  • 満足度★★★★★

    客入れから圧倒的なエンタテイメント
    ここまで全力で客入れから楽しませてくれる団体を私は知らない。本編も終始楽しませてくれるだけでなく、最後には不覚にもグッときた。妖怪やアルカイダが出てきて、それでこのまとめ方。発想の飛び方含め、似ている団体が他に無い。唯一無二の存在だと思う。今回もお見事でした。

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