モンテ・クリスト伯 公演情報 モンテ・クリスト伯」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★

    あくまで「宝塚版」の『モンテ・クリスト伯』
    やっぱり宝塚は、面白いけど。

    ネタバレBOX

    原作としている『モンテ・クリスト伯』とは似たような話であって、別物と考えたほうがいいかもしれない。原作を読んでいくと人間関係で混乱するかもしれない。それぐらい違う。なぜそういう設定に変更したのかはよくわからないが、とにかくわかりやすくしたのだろう。
    しかし、その分、テーマははっきりさせている。
    テンポよく、一瞬ともダレるところはない。

    ストーリーの展開上、避けて通ることのできない細かい設定等の説明を、この物語を演劇として上演しようとする、現代の学生と先生が現れるという設定に担わせる。
    それによって、大長編のストーリーはサクサクと進む、それはいいとしても、そのせいで、舞台上の物語が作り物っぽくなってしまう気がする。
    また、現代の学生と先生のパートが、舞台上で行われている物語とどうリンクしていくのか、あるいはどう決着するのかと思っていたら、それをやりっ放しで、いつの間にか彼らは消えていた……。
    それだったら、そんな中途半端な設定にしないで、誰かをナレーション的な役割にしただけで十分だったのではないかと思うのだが。

    また、ミュージカル・プレイと銘打っている割には、歌が少なかった。

    主人公エドモン・ダンテスを演じる凰稀かなめさんは、八頭身どころか九頭ぐらいのスタイル。
    悪役3人組もカッコいい。男性があのように演じたら苦笑してしまいそうだが、宝塚だとカッコいいのだ。

    やっぱり宝塚は面白いと言ってしまう。

    第2部のレビューは、冒頭にずらっと並び立つシーンは鳥肌モノだった。
    宝塚の99年という歴史を振り返る内容だが、大昔の作家先生の紹介をされても、観客の多くはピンとこないのではないだろうか。
    それよりも作品中心の紹介にしたほうがよかったのではないかと思うのだが。
  • 満足度★★★★

    好き
    あまり期待していませんでしたが、こういう作品私は好きです。
    ちょっと暗いですが、それぞれの方に見せ所があって、なにより凰稀さんの舞台にかける熱さがひしひしと伝わってきて感動しました。
    ショーも、さすが宙組という感じで次々にスターさんが出てきて飽きがなく、凰稀さんが一生懸命に歌い踊っているお姿に感動しました。

  • 満足度★★

    もう一つ
    大長編ゆえの難しさがクッキリ。
    全部を網羅すれば良いのでは無い気がしました。
    もっとドラマチックで切なさも感じられる作品にできた
    のではないかと、消化不良な後味です。

    ショーは、回顧作品なので、まあこんなものかなと。
    ただ、宙組メンバーの場面を作り上げようとする気概は
    清々しく心地良く伝わってきました。

このページのQRコードです。

拡大