満足度★★★★★
熱血天使の挑戦 今日だけは…静かに感動
】「無名作家達の一日」
佐竹役の金澤洋之さん、書生姿の凛々しいことといったら。そして、悩める姿の…。
あの時代、たくさんいたであろう若き創作家たちの姿。
「或る求婚者の話」
コメディ、夏目筆子役、大坂真璃子さんのぶっ飛び演技はスゴイ。
筆子さんに謝れ!と思うくらいの。
ここでは実名ですものね。
「締切戦争」
鈴木紀進さんの芥川龍之介も芥川先生に謝れと。
あとで天才ぶり?をフォローされますが。
「話の育て方」
この第4部で3人が交わる構成と、見守る?萌恵さんも素敵です。
観た人にしかピンとこない感想になってしまいました。
感動します。
熱血天使、ストレートで行ける。
満足度★★★★
新境地への挑戦
明治の文士や編集者などを通して文学とは?何故書くのか?などを軽妙洒脱に描いて新境地に挑戦しているが、連作短編形式のためもあってか1本の作品としては今一つまとまりに欠ける感が無きにしも非ずなのが惜しい。
一方、一旦暗転した後のブル転で椅子・テーブルなどを移動させた後に前の場の出演者が前列、次の場の出演者が後列に並び、再び暗転してから次の場に進むという場転が妙案。
なお、実在の人物を使うこと、場転後に時がある程度過ぎていることなどに井上ひさしの作風も連想。
満足度★★★★★
過去最高のパフォーマンスでした!
今回は芝居中心に、コミカルないいパーフォーマンスでした。
出演者全員、良かったですが、
特に、
夏目筆子役の大坂真璃子さんの演技はキラリと輝いていました。
セリフのない時の演技は注目です!
大満足の90分でした。
満足度★★★★
創造する者と享受する者
創作に纏わる者の遭遇する諸問題を挙げ、それに関わる人間達の関係や在り様、理想等を織り交ぜているので主張がハッキリしている。それもそのはず。「新思潮」に集った芥川、菊池、久米、松岡らを中心として描いた作品だからだ。劇中、創作者と普通の人々との関係をザックリ描いている点も良い。また、創作の源泉が、大方日常の中に在ることも、作品は創作者を本質に於いて越えるものだという基本認識も正しい。