公演情報
「ガラパゴス」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★
水性を初訪問。少し前に同じ新井薬師のウエストエンド・スタジオへ向かう途中、外から丸見えのガラス張りのスペースがあるな、と。何か集会だかイベントをやっていて、つい覗いちゃう妙な空間だな、と。思っていたそこだった。
夕刻、全面ガラス張りの三分の一(客席側)だけシャッターを下ろせば、幾分落ち着き、観劇態勢となる。
ステージをしっかり確保すると置ける客席は20名程。SCOOLよりやや広い。下手側(道路側)にベッド、上手側の壁のラインの手前に、カウンター風の1.5m幅の設置物、両側から裏が通れる。その舞台奥側から上手袖の奥へと通路が伸び、出ハケはそこから。ベッドと上手壁の間、つまりステージの上手半分が広く空いていて奥にハンガーラックがあるのみ。空間使いの塩梅が中々良い。
前に下北沢楽園で時空を飛ぶ恋愛ストーリーを観た者としては、台詞劇としてのこの程よさ具合、洗練度(無駄を削いだ感)は何だろうと。無対称と具象のバランスも良く、ベッドが車にもなる自由度の高い場面運び。
爬虫類化する不条理現象から始まる飛んだストーリーは、幽霊が三角布を付けて登場する以外は一応リアルの範疇(その幽霊も恋人=主人公にのみ見え、展開に大きく噛まない程よい居方)。
巻き込まれ型の不条理劇的展開だが所々、患者である主人公が徒手空拳でも主張を通そうとする。選択権を行使しようとする彼女を配慮の仮面をつけた強制がのしかかり、平穏と不穏が波状で寄せる。
台詞はリアルを帯び、取り巻く人物の造形もリアルベースであるのが好もしかった。
不条理劇(とりわけ別役作品)がどう演劇的リアルを成立させるのかに非常に興味を持ったことがあるが(今もあるが)、この劇も会場と相まってあるトーンがキープされ、無理なく成立している事(受けを担う主人公が要であったか)を、噛み締めていた。
リアルの裏打ちが終幕を胸に落ちるものにできている。。
実演鑑賞
満足度★★★★
「ヒリヒリする笑いで身体の尊さを問う」
性や身体を自身で決める権利「セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス&ライツ(SRHR)」について扱うという惹句に身構えつつ観はじめたが、次第に肩の力が抜けていく終始笑いの絶えない上演となった。
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2026/03/15 (日) 12:00
とてもセンシティブな内容を、SFでデフォルメして興味深く観劇できました。
JRの事故で頭から観られなかったのが残念です。
実演鑑賞
満足度★★★★
下半身だけイグアナの娘。中絶と聞くだけで、お腹が痛くなる(直前にニンニクを食べたのもあるけど)。“私のカラダなんだから”って言われちゃうと男はどうしたらいいの?ただ、話は重くならず、さらにナンセンスへ逃避行。
実演鑑賞
公演資料を読むと、一本芯がしっかり通っている作品であることが伝わってきます。創作意図もテーマも理解できるし、合理的でありながら、見易さや受け取り易さも意識している。公式情報に載っているためネタバレにはならない…と思いつつ、以降は下のboxに書きます。
実演鑑賞
何を描こうとしてるのかは薄ぼんやり見えるけど、色んな視点というよりも焦点がぼやけてしまってる印象。
下半身がイグアナになるって要素も、ワンクッションや象徴というよりは、曖昧さが増してる感じで。
個人的には、描きたい部分を直球でリアリティをもって探るほうが良かったと思う。
アフタートークで少し出てたんだけど、フィクションとしての距離感みたいなのは。
思考実験、リアルに想像した話として描けば、逆に丁度良かったんじゃないかなって。
内容には関係無いんですが。
昼間で水性独特の、あの外の通りがガラス張りで。通りすがりの人の野次馬的な声が聞こえてしまって。
そういうのが良い演出になる場合もあるんだけど。この芝居内容的にはノイズだったと思います。
※チケットプレゼント見させてもらったので星評価はつけません。ありがとうございました。
実演鑑賞
満足度★★★★
シュールな世界観、鋭い感性。
表層的には、生きる者と生かされる者といった自立と他律を中心に、周りの人々が振り回される姿を面白可笑しく描いているが、その底は怖い。説明では「日本における人工妊娠中絶を取り巻く事象を扱い、『私たちのSRHR』をテーマ」となっているが、もっと言えば「命」そのものを捉えている。それも人間だけではなく他の動物まで、だからこそ、その象徴としてのイグアナ を想像してしまう。
相手に寄り添った言動をしているようで、実は自分の思いや考えを押し付ける。その噛み合わない会話が不穏で不気味だ。演出は 登場人物の立場や性格をコミカルに描き、重たいテーマを緩衝させているよう。突拍子もない展開だが、この先どうなるのか興味を惹く 力 がある。
水性で何度か観劇しているが、この客席配置は初めてで、少し落ち着かない。物語に集中しようとするが、硝子戸1枚隔てた外の人々の覗き込むような姿/様子が視界に入る。集客や観やすさの関係で、普通の配置(風水の観点は別にして、戸を背にすること)は難しかったのだろうか。
(上演時間1時間25分)
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2026/03/13 (金) 14:00
キルハトッテさん、2回目の観劇です。
毎回、フライヤーが可愛らしくて目を引きますね。
まずは会場の作りが面白いです、このような感じの舞台は初めてでしたので新鮮でした!
登場人物の1人1人がキャラがたっていて面白いです、イグアナになっていた!という不思議な事柄を受け入れ見入っていました。
とても良かったです。
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2026/03/12 (木) 19:00
まずチラシに惹かれて、で内容読んで観劇を決めました。なのでキルハトッテ初観劇。登場人物全てが謎を持っているというか、それが普通かもしれないと後々思ったり、変さのバランスが絶妙で面白かった。
実演鑑賞
満足度★★★★★
なかなか攻めた内容でした。地上波や映画などでは伏せ字になったりピーが入るワードもてんこ盛りで「これぞ演劇!」という舞台でした。重いテーマではありますが中絶したら下半身があの動物になるという設定で内容もソフトになりましたね。あと、劇場についてはあらかじめウェブでいろいろ知っていたこともあり「なるほど、こういうつくりなのかー」と思いながら観劇させてもらいました。外界とガラス1枚というのがいいですね。唯一無二の劇場ですね。こういう劇場も十分ありだと思います^^