若さじゃないよね
当日、となりの方に「若いっていいですね!」と話しかけられました。
すごいそれが頭に残ってしまいましたが、しっかり泣けました。
若いのがいいのではなく、うらやましいのは才能があること。
若いだけでは全然羨ましくないです。
満足度★★
末原氏の世界を把握し切れなかった。
遅ればせながら書きます。「サラサラ」という砂の音と映像が溶け合って素敵な空間を作り上げていたことは確かだろう。フライヤー裏面にも書かれている詩的な表現も切ない。ただそれ以上のものは感じなかった。芝居以外のことを言って申し訳ないが土曜日で多少混雑していたのか、会場が窮屈で仕方なかった。広いスペースを必要とする公演とは思わないがもう少しゆったり観られる環境が欲しかった。狭い所に2箇所も役者の動く通路があるのだがあれがどれだけ効果があったのか理解できなかった。
満足度★★★★
「末原童話」の世界は健在
白い壁に写真を投影するためお馴染みの段ボール製の装置がなく小綺麗(笑)なことを除いては「末原童話」の世界は健在。
今回のテーマは「砂」ということで、握りしめていても指の隙間からサラサラこぼれてしまうような儚さが写真も相俟って巧く表現されていたと思う。
満足度★★★★★
ハラハラと、サラサラと、
一見、難しそうな作品でしたが、作品に流れている死生観、万物愛の様なものを感じました。三浦さんの写真には観ていて吸い込まれてしまうような魅力がありました。
満足度★★★★★
美しくも悲しい
会場に展示されている写真が美しい。
おぼんろHPでは三浦さんの写真を拝見はしていたが、やはり美しい。
それをうまく取り入れ、不思議にやさしい、そして、悲しい物語をつむぐ末原拓馬の世界。
高橋倫平の身体表現の高さ
わかばやしめぐみのソウルフルな歌声にほれぼれする。
私はまだ、おぼんろの本公演を見たことはなないが、
小さな公演毎にいろいろな姿を見せる彼らが、一番の大仕事で何をしてくれるのかが、
本公演まで後3か月。
楽しみで仕方がない。
満足度★★★★★
違いますね。
パフォーマンス的要素が高いという話は聞いていましたが、まさにその通りでした。おぼんろメンバーのリンクしている動きから始まって、ゲストの金崎敬江さんと高橋倫平さんの激しいダンス、後半には金崎さんとわかばやしめぐみさんのコンテンポラリーなダンス、自然音を声で表現でするなど。
そして、何よりは、三浦麻旅子さんの写真。
プロジェクターで投影された写真達の美しいこと。
気持ちいい音楽と、語り部たちの言葉が世界を増幅させていく効果にもなっている。
本公演では見たことのない実験的な演出だったのではないかな?と思いました。
本公演に活かせたら面白いかもなっと思いましたが、あの狭さならではの演出になりそうだから、実践をするのは難しいか?
5月6月の本公演がますます楽しみになりました!
満足度★★★★
アーティストを触発する写真
今回のキーワードは「砂」。
すべては写真から発生している。
シンプルなのに、なんと美しく雄弁な写真だろう。
視線をそこに置くだけで音や言葉が溢れて来るような、
例えばその1枚の写真に、私たちは“自分だけのタイトル”をつけてみたくなる。
アーティストを触発せずにはおかない写真だ。
おぼんろは写真から言葉を紡ぎ出し、音を発生させ、身体をのせた。
説明など要らない、意味は観る者一人ひとりが見いだすだろう。
インスピレーションがかたちになるってこういうことかと思う。
でも座るのはやっぱり椅子がいいな。
体育座りはこたえるのよ。
満足度★★★★★
一番好きな作品
人によっては、難解かもしれない。つかみ所がない世界を拾い集めるようなもどかしさがあるようでもあり。参加者として試されているような気もした。
その実はとても緻密に繊細に構築された世界だった。物語られる深い孤独と、その中に射す一条の光。
一般に広く受け入れられ消費されていく芝居とは一線を画す覚悟を感じた。それでも、その覚悟が自己弁護的にならないのは、この『メタモルリバース』の世界を理解するための材料が充分に与えられていたから。
素晴らしい脚本とそれを視覚化する力を持つ語り部の表情、動き、声、三浦麻旅子氏の写真に融け込むそれらが、全てを示唆してくれる。
ラストシーンの絶望と希望に参加者を連れて行ってくれる。
一時間、この場にいる自分に集中して参加してみてください。
見たもの、感じたものがこの先もずっと自分の中に在り続ける体験になるはずです。
満足度★★★★★
記憶に残る一時間。
期待以上の作品でした。こんな作品も創れるのですね。いつもにも増してアート寄りの作品となっていました。目を閉じて想像してもらうことを武器にしているおぼんろの場合、写真という具体的な情報が雑音になってしまわないかと実は事前に危惧もしていました(新感線などにみられる、説明過剰な映像はあまり好きになれない私なのです・・・・)。しかし、そこは三浦麻旅子さんとおぼんろの関係なのでしょうか、素晴らしいコラボレーション。メルヘンな物語の背景に映るのは大都会のビル群であったり、普通の人間の写真。そのズレ方があまりに不思議な魅力を醸し出していて、怪獣と言う登場人物が実は私たち全員に当てはまる存在のことなのだと思えたのでした。写真の美しさにはため息が出ます。詩編や台詞はさすがの世界観、ずっと聞いていたいと思うものでした。不安定な灯りの中での1時間は、何十年か後にフと思い出しそうな一粒の記憶になりました。
満足度★★★★★
感じさせる、考えさせるパフォーマンス
余分な説明はなく、寡黙な映像と語り部達の表現が、観る人それぞれに感じさせる何かを供している。
効果音だけではなく、擬音を語り部が口にしたり、会場を全部舞台にしてしまったり(これは前からだけど)演出も色々工夫があって楽しい。
観劇経験の浅い自分にも少しは理解出来ただろうか、身を砕いて昇華して行く砂の心が。
語り部たちは足音を残さない。
裸足の指でしっかりと地を握る、その様に感動。
めぐみさん、熱演でした!
出来れば何回か観て下さい。一回じゃなくて。
満足度★★★★
完成している世界
まさかの開場30分押し
19時開演で18時開場?
会場に到着したのは18時
受付の子に「済みません、開場15分押しです」と言われ待つ。
途中出演者がお菓子を持ってきてくれたり
制作であろう女性が深々と頭を下げ、押していることに詫びを入れに来たり
でも・・・外で30分も待ったよ!?
これ、雪降ってたり、寒かったら・・・
開演は予定どおりで始まった。
「済みません、おっちょこちょいな出演者がいて・・・」とか「まったく女優はねぇ」なんて言ってて、出演者4人で2人が女性だったからどっちが開場遅らせたんだ?といらん感覚で最初観てしまった。
話はね、とても面白かった。
だから、開場押しで待たされたの引いてこんな点数です。
(以下ネタバレにて)