土砂降りの太陽 公演情報 土砂降りの太陽」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-7件 / 7件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    視点が違うと善のあり方が変わってくる。考えさせられるストーリー。最後まで釘づけ!良かったです!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2026/01/26 (月) 17:00

    90分。休憩なし。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    何となく『蟹工船』みたいな話なんだろうと思っていたら全然違った。TRASHMASTERS系の社会派。よく工夫されている脚本だと思う。

    岡山県と広島県の県境にある山を貫く山岳トンネルを掘る掘削工事。県議員の悲願の事業であり、その息子(平井泰成氏)が若いながら現場監督に抜擢された。周囲から親の七光りだと陰口を叩かれながらも必死に職務遂行に専心する。口が悪く粗暴なベテランの金成均(きん・せいきん)氏。残土を運び出すダンプのドライバー、今井未定さん。体調不良で離脱した火薬責任者の代わりを務める風見玄氏。ゼネコンから出向して現場管理に来ている佐神寿歩(ひさほ)さん。若い作業員、秋山拓海氏は食い終わった弁当の割り箸を折る奴。

    今井未定さんがほぼスッピンでデコトラのドライバー。非常に魅力的な女性でこういう現場にいたらメチャクチャ可愛がられるタイプ。

    平井泰成氏のイラッとしてキレる寸前の演技が流石。

    「猫、見ました?」
    タイトルの意味が判明する時から話は盛り上がる。

    ネタバレBOX

    金成均氏はリアル。どの現場にも必ずいる奴。ただちょっと脚本のキャラ設定がぶれている気がした。断固工事遂行派か安全優先派か決めるべき。

    どうやら天然のウラン鉱床が工事現場付近にあるようだ。粉塵を吸った作業員は腎臓に障害をもたらす。湧水に高放射能汚染があり猫は内部被曝したのかも知れない。体内に取り込まれた放射性物質は体外に排出されるまで放射線を出し続ける。放射線はDNAを損傷し遺伝子・染色体異常を引き起こす。

    妊娠していてこの地で暮らすことになる佐神寿歩さんと残土集積地に実家がある秋山拓海氏の話になる。自分に直接関係しなければどうでもいい課題、所詮は他人事。だがもろ自分に直撃する場合、一体どうすりゃいい?

    作家が誰の側にも立たないので両論併記のみになってしまう。いろいろな意見、考えがあるが現実に選べる選択肢は限られる。その中で生活していくしかないんだと。正論だが作品の余韻としては弱い。間違っていてもいいから作家の生の声が欲しい。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白い、お薦め。
    工事現場の休憩室で交わされる緊張と緊迫した会話劇。いくつもの正しさが対立するが、それは誰の 何のためなのかを考えさせる。少しネタバレするが、熱い意見を戦わせるが 全て納得ずくと言うわけではない。どうしてそういう結末(結論)に至ったか説明し切っていない。その空白とも言える 正しさを観客に委ねたようだ。その問い掛けこそが妙。

    対立するのはトンネル工事に関わることだが、それを日常の身近なこと---ゴミの分別を端緒にしているところが面白い。公共事業ということもあり 自治体(地域住民)や個人の思惑、科学的根拠と心情的嫌悪等、色々な問題が絡み合い どういう結末になるのか興味を持たせる。登場人物は6人、しかし その後ろには大勢の人々がいる。その人たちの喧々諤々とした意見を、それぞれが代弁しているかのような説得力がある。

    音響・音楽や照明といった舞台技術はなく、まさに骨太な会話の応酬。見応え十分。
    (上演時間1時間25分)

    ネタバレBOX

    舞台美術は、長テーブルに丸椅子がいくつか。隅にコーヒー等の飲物がある置台とその横に分別ゴミ袋。シンプルにすることで会話劇を引き立たせる。

    物語は、県議会議員が父で 28歳で現場監督になっている吉田(平井泰成サン)とベテラン作業員 東(金 成均サン)の労働環境に関する議論から始まる。吉田は予算(金)と納期(時)を前提に作業指示を出し、東は安全と健康を守ることを主張する。登場しないが火薬責任者の近衛が肺を患い入院した。夫々の立場で譲れない建前と本音がぶつかり合う。それを新入りダンプカー運転手 小日山(今井未定サン)に状況を説明するといった形で描く。

    この現場で猫を飼いだしたが、その顔が2つ 厳密には腫瘍が大きくなり顔が2つに見えるよう。そんな時、発破した影響で湧水という事故が起き、近くにウラン鉱床らしきものが発見される。その真偽が確認されないまま、今迄通り残土を廃棄しに行ったが…。その地が作業員 羽生(秋山拓海サン)の実家がある土地。ウラン鉱床であれば放射能汚染は必至で 猫の奇形という伏線、残土廃棄の意義を言い出した羽生。科学的基準値以下だとしても汚染という心理的嫌悪感は払拭できない。実際残土をどうするか 実家以外の土地なら構わない というエゴが透けて観える。

    さらに、近衛に代わって火薬責任者になった重光(風見玄サン)とゼネコンから派遣されている布施(佐神寿歩サン)が付き合っており、妊娠していることが発覚。産むか否かといった判断が迫られている。トンネル工事という公共事業、完成すれば渋滞は解消され地域住民には喜ばれる。しかも莫大な費用を投じており 今更中止には出来ない。しかし現場は作業員の生死は勿論、生まれてくる子供への悪影響が懸念されている。謳い文句にある「安全・理想・工期・未来・環境・矜持---いくつもの正しさに静かな対立が積み重なる」がしっかり描かれており、誰のどの主張も納得と共感ができる。ここで暗転後、場転換する。

    トンネルの発破掘削は続けられ、向こうに微かな光が見える。劇中、東が苦しいトンネル工事の中で2回だけ喜びがあると。1つは県境を越えた時、もう1つは貫通し光が見えた時と語っている。あれだけ喧々諤々と議論したが、ラストは結論ありきで終わる。暗転以降の空白とも言える議論の過程は観客に委ねている。この考えさせる という投げ掛けは、トンネル工事というリアルな現場劇であるが、演劇という虚構の中で紡がれている。観客は 鑑賞眼が求められ、池田智哉(演出家)さんがそこを理解して舞台を創ったのだろう。自分の頭で補うという楽しみが残されたようで、その意味で充実した公演だ。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    工事現場の詰所を舞台にした会話劇、おおっと、きますね。今や内部告発当たり前の時代、スキャンダルは隠せない。シリアスな社会派とエンタメが実に良くブレンドされています。しょうもないオヤジギャグも笑える。業界は違えど、自分の職場でも、本音と建前に揺れながら、人命第一、コンプランス遵守でやってます。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    本音と建前。正義は一つではない。ちょっと、ダルカラの福島三部作っぽさがあるね。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2026/01/23 (金) 19:30

    価格3,000円

    役者陣の芝居がいい
    社会派

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