『100歳の少年と12通の手紙』『ベイビーティース』 公演情報 『100歳の少年と12通の手紙』『ベイビーティース』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    『100歳の少年と12通の手紙』

    白血病で入院中の10歳の少年(田村理子さん)。骨髄移植手術をするも生着不全にて打つ手がなくなる。医師(深堀啓太朗氏)は両親(八柳豪氏&荒木真有美さん)を呼び余命宣告。ショックを受けた両親は少年に会うことなく帰宅。それを隠れて盗み聞いていた少年はそんな両親の態度に深く傷付く。本音を隠し取り繕った笑顔で空虚な綺麗事ばかり並べる嘘つきの大人達にはもううんざり。唯一ボランティアで小児病棟に来ている飾らないローズさん(山本順子さん)だけが信じられた。

    ローズさん役山本順子さんが最高。彼女の突飛な発想とアイディアで少年の世界の受け止め方が変わる。MVP。
    主演の田村理子さんは抗がん剤の副作用で脱毛している設定。眉を剃り、髪はニット帽で隠す。高橋由美子みたいに目が大きく、くりくりしているのでそんな姿も愛らしい。
    少年の恋するペギー・ブルー役は安藤春菜さん。ちょっと大島優子っぽい。

    元はフランスの小説で翌年一人芝居として上演。更に作家自身が監督として映画化。日本で二人朗読劇として上演されたこともあるが今回は複数の人物が登場する舞台としての演出。少年のベッドとしてキャスター付きテーブルをあちらこちらに移動させて大活躍。三方向の客席にシーンを楽しんで貰わないといけない。可動式のドア枠もいろんな場所で様々なドアになる。

    死を前にした何も信じられない少年に果たしてローズさんはどうやって人生を満喫させるのか?
    想像以上に面白い。
    是非観に行って頂きたい。

    ネタバレBOX

    ローズさんは自称元女子プロレスラーで世界チャンピオン。世界中を旅し数々の難敵を下してきた。そのエピソードが面白い。三つ子のヴェネチアン・マスクマンとの対決では八柳豪氏、荒木真有美さん、深堀啓太朗氏が扮した。

    残りの12日間を一日10年と換算して120年。10歳の少年は人生の全てを味わい尽くす。そして神様への手紙。一日一つだけのお願い。

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