満足度★★★
あぶり出される怖さ
怖かった。弱さだとか悪意だとか、人が隠しておきたいものをジリジリとあぶり出されるみたいな怖さを感じました。演じられた女優さんたちも怖かった(良い意味で、です)。発せられる台詞の一つ一つが重く、痛々しさすら感じさせる凄い演技だと思いました。静かなのに力強い、見応えのある舞台でした。
ただ、残念だったのは、寒い会場の空調すら止めるほど静謐さを求めるお芝居なのに、開演後に数回、客席に人の出入りがあったこと。いろいろ事情はあると思いますが、in→dependent theatre 1stは、ただでさえ外の音が聞こえやすい会場だと思うので、そのあたりはもう少し気を配ってほしかったです。
満足度★★★★
ヤジウマで覗き見で
おもしろかったです!見ちゃいけないものを見たいって気分でずっと見てました。それは人間のヤジウマ根性。自分は当事者じゃなくいられる客席で安穏とヤジウマしてました。
今まで数度しか見たことないのですが、今までは「こんなに叫びたいぜー!」って「感じ」を感じてましたが、今回は「こうこうこうで、こうだからこんなにも叫びたいんだぜー!」っていう風に感じました。理由がついて、お客さんがお話についていきやすかったと思いました。
満足度★★★★★
伏兵コードが、じっくり描く人間の姿
このお芝居は、今まで観た芝居とは 全く違う雰囲気の芝居、物語は、登場人物を浮き彫りにする背景の様で、登場人物の個性 想い 願い 好き嫌い つながり 絆があると言う気持ち 息使い、鼓動まで、女優さんたちが、演じきって作られていました。役者の演技力で魅せる、このキャストと伏兵コードだから、作り上げる事が出来たと感じます。 好みは分かれると思いますが、私は、最高にうまく作られた作品と感じました。
満足度★★★★
そっと耳を澄まして…感じる♪
耳を澄すようなお芝居…
震災後の一人ひとりの心情を描いた話
それは寂しさや自分の価値観などから生まれる距離を表現
話の着眼点や言葉のチョイスが面白い♪
この辺りの思考は流石ですね!
何気ない会話だけどひとこと一言に力を感じるのでずっと聞き入ります♪
孤独の中から生まれる絶望…欲望…願望…希望…
その内面から溢れる細やかな描写を
飾り気のない女優さんが力強く演じるのでよりリアリティに感じます!
中でも普段のババロワーズの姿と全く違う向田倫子さんの演技が印象的♪
最初は誰だか気づきませんでした…(^^;;
静寂な中からじわじわと重くのしかかってくる稲田さんの世界を堪能♪
そっと耳を澄まして…感じる
こんなお芝居もいいですね(^^)
揺さぶられる作品でした
とても良いお芝居だったと思います。
震災に取り組む人達が生々しく表現されていて、人の深い部分を覗かせるような、なかなか揺さぶられる作品でした。
ただ、内容が内容ですし、人を選ぶ様な気がします。そして、私は選ばれませんでした。これは、私がお芝居に娯楽を求めている為で、ちょっと求めるものが違いましたね。
ということで、相性次第ですが、絶賛される作品だと、私は思います。
上演時間:約1時間40分