満足度★★★★
特盛版?(笑)
初演版を「特盛」にしたようで、おなかいっぱいというかそんなに喰い切れないというか、サクッとした持ち味が失われた感無きにしも非ず。
ただそれはあくまでも比較論であり単品では面白いのだけれど。
初演は「小柄な選手が技量で華麗に相手を仕留める」で、今回は「身体の大きな選手が力ワザで豪快に投げ飛ばす」な感じかしら?
満足度★★★★★
舞台に心が解き放たれる恐ろしさ
初日(ソワレ)と東京楽日前日のマチネを観劇。
作り手や役者達が、
これまでの表現のスキルから、
さらに踏み出して新しい境地に至ったように感じました。
時間の密度にとらわれ、
逃げ場のない恐ろしさに、精神的に立ち竦みつつ、
その刹那を必然として受け入れる感覚が訪れて、
どうしようもありませんでした。
満足度★★★
衝撃的
カミュ「異邦人」は読んだことがありませんので原作のニュアンスは知りません。マームとジプシーは本公演2作品とショートを1作品観たことがあり、リフレインが心地良く大好きな劇団。今作品は、今まで拝見した作品が可愛らしい内容だったのに対し、淡々と空恐ろし状況が進み私としては衝撃的でした!心地良さとは裏腹な内容だっただけに★三つにしてしましたが、マームとジプシ^さん、やはり好みの劇団さんです。
満足度★★★★
注目劇団初見
笑うところはほぼ無いけど、面白かったです。
序盤すこし眠かったけど、セリフのリフレインと子供が遊んでいるかのような動作を交えてやや淡々と運ばれるストーリーと衝撃の結末。
共感というか共鳴というかが僕にはありました。
満足度★★★
マーム版「ゾウガメのソニックライフ」?
2011年4月にSNACで初演を行った作品の再演。初演は「過剰な肉体の酷使」を導入する前夜で、小さな会場で紡がれた愛らしい作品だった。当時は確か1時間足らずの作品だったんじゃなかったっけ?それを1時間40分に拡大し、また会場も30人も入れば満席のSNACからそこそこキャパのある吉祥寺シアターに場所を移しての上演。
客入れBGMにRIDEのTasteがエンドレスループで流れていた。このBGMは後に劇中でRIDEのファーストアルバムNowhereを紹介する場面に繋がる。Nowhereの中ならVapour Trailのほうが好きだなーとか思いながら開演を待つ。
満足度★★★★
「あ、ストレンジャー」
初日。約1時間40分。初演は未見(映像上映は見た)。現代日本の若者の物語だしリフレインの手法も健在だか、ちゃんとカミュの「異邦人」。ギラっとする野性が新鮮。放り出すようなエロスのセンスが好き(岡田利規さんっぽい)。最後は湿っぽいより、突き放してくれる方が私好み。青柳いづみさんの演技の確かさが気持ちいい。尾野島慎太朗さんが本当にカッコ良くなられて、どうしよう!とドギマギ(笑)。オーディションあるみたい。まだ残席あるので興味のある役者さんはお早めにご予約を。