公演情報
「MAKE 芸劇 GREAT AGAIN」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2026/01/12 (月) 14:00
久しぶりの東葛スポーツ!!いつ以来だったのかな??
いつも観たい!と思ったときにはチケットは完売。
今回も先行と一般発売日に負けて、たまたま3日前に流れてきたXの増席につき…でチケット購入。
ほほぅ!!プロレス!??と思える舞台。
なるほどうなる、うならせる。
開演前芸劇での過去のチラシ映像が流れ、うん、これ観た…などとワクワクにあふれた。
で、うわゎわわわ!!
好きな俳優さんが沢山出ていて楽しかった。
私はどちらかと云えば、乗れる音楽は身体から乗るタイプ
脚踏み鳴らし、歌詞に笑い、頷き、HeyYO♬笑
実演鑑賞
久々の東葛スポーツ観戦(観劇、というより観戦の趣)・・そう言えば今回の芸劇イーストの3.5面客席(一面は金山氏のDJブース、その脇に若干の座席あり)に囲まれた四角はリングであった。出口の反対側奥に伸びる道からファッションショーよろしくリングにマイクを持って登場して、ガナり、去るというスタイル。
もっと思い出せば、出演者皆が赤いジャージの上下にサングラス(髪は揃えたようなストレート)姿で一等最初に登場するのは、受付から直行してすぐ(右側)の入口。そして実はその直前までカメラがリアルタイムで彼女らの会場への移動を追い、その映像は舞台上方の受像パネル(各客席群から見える)に映される。・・まず車が到着、と、ドアが開き、登場するは川上女史、声で彼女と判ると笑いが起きる。音のリズムに乗って挑発ワードをラップ調で繰り出しながらぐんぐん歩くのをカメラがとらえ、さながら格闘技選手双方の入場直前の表情を映した実況(まあこれをパロってる訳であるが)を、自らが喋りながらやる恰好だ。
劇場入口には耳栓が自由に取れるよう置いてある。改めて観劇前、主宰自ら「爆音」注意のアナウンスがあり、「今日一の音量を試しに出します」と、鳴らした音が馬鹿デカい。耳栓を求めかけたが、折角だからと覚悟して臨む。
選曲がダイナミック。曲に合わせてラップの披露。序盤は一曲ずつのオンステージの趣きで、共通するのは挑戦的・挑発的な言語チョイス、テーマはタイトル通り「芸劇」そして「演劇」だ。金山氏が好んで取り上げるいじりネタでもあった小演劇、俳優また演劇界の現状への皮肉や批評そして自虐ネタに、演劇ファンが強く共感する言語群が踊るパフォーマンスである。その合間にラップでない地語りや、芸劇ディレクター(本物っぽい)の登場、彼へのクイズ(演目を選ぶ「目」が必要だから認定試験を行なうとして視力検査をもじった「右・左」を政治的右・左に掛けて答えさせる)くだり等、バラエティに富む。開演前の挨拶が開演時刻に始まり、終演が1時間半切るくらいの長さ。
思い出した事を順不同に書けば、金山氏は時折プライベート情報を自分いじりネタとして忍ばせる事があるが、ある常連女優の慶事が推測される映像がチラッと目に入る。そんな一コマが不思議と舞台の情趣に色を点す。
一点、先に難点を書いておけば、この金山というオッサンは(私もオッサンだが)下町の右翼じじいとでも銘打つのが居ずまいとして相応しく思える(これ自体は難点とは言えないが..)。トランプ支持まっしぐら、高市万歳という感じである(と思しいくだりがある)。米粒写経の漫才やスタンダップにも感じた「そこだけ違うんだけどな・・」という違和感を棘のように残すのが、全て引っくるめて「風刺」と寛容にまとめるのが賢明か、やはり右翼のオッサンと言ってやるのがむしろリスペクトであるのかはともかく、東葛の特徴であった事を(忘れていたが)思い出した。
いずれにせよ、小さなスペースでやってた基本ラップのパフォーマンスが、芸劇の空間で水を得た魚の如く、鳥の如く気ままに遊び尽す様を見て、金山氏の舞台構築の才能を改めて痛感する。
舞台から熱を送り続けるパフォーマーは言うまでもない、自分のペースでなくリズムに乗せ、詰め詰めに当てはめた「歌詞」を喋くりまくる女優たち。台詞量も半端ない。東葛の常連たちというのがまたユニークである。菊池明明(ナイロン100℃)、佐々木幸子(元野鳩)、川上友里(はえぎわ)、森本華(ロロ)、川﨑麻里子(ナカゴー)、長井短、名古屋愛(青年団)と出自がほぼ被らない「選りすぐり」の東葛レディが、パフォーマンス中に吐露して(台詞だが)曰く、劇評家らしいのが「ただ残念な事は、サングラスで俳優の表情の変化が隠されてしまい、さぞ女優たちももどかしく思った事だろう」なんて書いてるが、言っとくが最後までサングラスかけていいって言われてっから私らこれやれてんだよ!
言語チョイスがエグい。韻を踏むのは必須として、攻撃対象への最後の「とどめ」の言語を探り当てる才能は無二にも思える。参照事項は政治、スポーツ、芸能、時事何でもござれで得意分野は当然あるのだろうが多岐に亘り、飲みやすい参照例を混入して薬も飲みやすく脳内に入ってくる。
何より驚きは本公演に持ちネタを掛ける事をやらず、芸劇で上演をやる事になった、という所から話は始まること。演劇ネタの爆裂批評と、真摯な演劇人の叫びを漫談よろしく入れ替わり立ち替わり様々なトーンでシャウトし、歌い、溜飲を下げる(個々には異論もあり得るにせよ)ステージであった。
実演鑑賞
鑑賞日2026/01/10 (土) 14:00
東葛スポーツ『MAKE 芸劇 GREAT AGAIN』@東京芸術劇場 シアターイースト
最前列で爆音を浴びるつもりが、爆音どころか、床に置いた足裏が♬ 背中を付けている座席から♫ 巨大スピーカーが揺らす強烈なバイブレーション♪ いやー芸劇を迎撃する東葛スポーツ♪ 新年の観劇始めに相応しい迎劇♫
今年の初観劇に相応しい上演作品だった。
上演中なのに、東京芸術劇場の外の看板には東葛スポーツの『MAKE 芸劇 GREAT AGAIN』のポスターは見当たらない。そして劇場のシアターイーストの表のポスターの掲示パネルには、東葛スポーツとだけあるコピー用紙での表示(コピー用紙としたのは当方の推測)のみ(右隣のシアターウエストのポスターと比較あれ!) そして、この作品名の掲示たるや!シアター1010 ミニシアター(稽古場1)で上演する時と何も変わらないとの気概が 笑!