劇場版 ツインルームス 公演情報 劇場版 ツインルームス」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-6件 / 6件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    うたい文句に間違いなし
    海の見えるホテル ラウンジを模した
    舞台セットで奥の上の方に画像投影し
    下の方で生演奏ステージを配し
    中央にはチョット凝った形の
    白いソファーを置いて
    先生と呼ばれるホテルゲストに
    ホテルマンさんが語る3つの物語
    丁寧な作りに生演奏等が合い
    素敵な舞台に仕上がっておりました

    ネタバレBOX

    ホテルヘブンの予備ルーム800号室での
    出来事を一つずつ完結するのではなく
    積み上げてくように切り取って語られてく手法も上手いなぁと思えたッス

    プロローグとエピローグは先生と呼ばれる
    ご夫婦のお話であり
    800号室での話は3つ
    レンタルおじさんと
    ホテルオーナーの思い
    バンドメンバーの双子の弟の話で
    これはゾン100みたいなーいや
    最高の人生の見つけ方が近いかなぁ

    レンタルおじさんでの狂言誘拐をした
    財閥のお嬢様 その父親がラストに
    ゲストさんとして出てきます
    なかなか金と権力のあるらしいキャラにして
    とても笑えた=出てくるとは思わなんだ

    また霊が出ると言われる800室
    幽霊ちゃんらが出てきて
    ラストに話に花を添えるのでした
    その表現も上手でした♪

    各話で背景となるシーンに合わせて
    映像が投影されるのですが
    アドベンチャーゲームのようで 分かりやすかった
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    よかった、よかった、よかった!客席でボロ泣きしてしまった。
    それも一番泣いたのが歌というのが自分でも不思議なのだが、芝居で感情を揺さぶられてからの歌(演奏)だから、そこまで我慢していたものが決壊してしまったのだろう。

    いくつかのストーリーがまず断片的に登場して、そしてまた続いて、いくつかはつながっていって・・・と言っても、観ていない人に説明するのは難しいのだが。
    そのストーリーの合間にクオリティーの高い演奏と歌が挟まれ、その2つが相まって、あたたかくて、愛おしくて、そしてなんかおかしい、世界が紡がれていく。

    観た後はちょっと優しい顔になっている気がする。
    師走にはこんな舞台がいい。
    と同時に、
    やっぱり生の舞台っていいなと、改めて感じさせてもらえる、そんな作品だった。

    ネタバレBOX

    劇中の大切なアイテムや小道具をスクリーンに映す手法って、これまでにもあっただろうか?
    スクリーンを使う芝居はよくあるが、こういった使い方は初めて見た気がする。
    これが見る者の印象に非常に強く残るため、物語の理解度が格段に上がる。

    ただオープニングの二人がタブレットの台本を持っていた意味がわからない。
    朗読劇だったのかと一瞬驚いた。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い。3つの観点によって構成されているようで、その総体が舞台となる この「HOTEL HEAVEN」を表しているよう。物語では、単純に「天国」というよりは「たいへん幸福な場所、状態」と捉えたほうが しっくりくる。「温かい」とか「優しい」といった表面をなぞるだけの容易い表現では言い尽くせない。

    少しネタバレするが、3つの観点は そのまま見所に直結する。第1は、ホテルの常連客(夫婦)の話、第2は、ホテルにある予備の部屋(SPARE ROOM)のようなところで語られる3つの話、第3は、ホテルで演奏している設定の生演奏。全ては、ホテルを舞台にしており、存在そのものが物語になっている。「敷居は低いけど、質の高いエンターテインメント」の謳い文句通り 見応えがあった。
    (上演時間1時間50分)㊟ネタバレ

    ネタバレBOX

    舞台美術は中央上部にスクリーン、その下に横並びの演奏スペース。その前(客席寄り)に白いソファが2つ。所々に瀟洒なランプシェード。ホテルの人々は同じ制服で雰囲気を醸し出す。
    3つの観点は次の通り。

    ●物語は、羽深泰治(41歳)が ふみ(25歳)に色々な名言を用いて結婚を申し込むところから始まる。2人の歳の差は16歳。泰治は、ニーチェの「未来は過去と同じくらいに現在に影響を与える」といった有名な言葉を用い、今の自分の幸福の有り様を説明する。そして これはラストシーンにも使われる。ちなみに「泰治」は 皆から「先生」と呼ばれている。

    ●ホテルには予備の部屋(800号室、幽霊も出るという噂)のようなものがあって、そこでバンドメンバーが経験した3つのエピソードが語られる。このシーンのストーリーテラーがヴォーカルの通称リヴで、自分のことではないので喜々として紹介していく。1つ目は、通称チャックが財閥 三ツ葉家の令嬢 ひめかと その父 一郎との仲を取り持つ心温まる話。2つ目は、通称フラップが自分の音楽的才能に見切りをつけてオーナー濱口瞳子に辞表を提出するが…の哀愁話。3つ目は、通称テールの双子の弟 美鶴とその娘 めぐみの 遣りたいこと巡りと思い出話。この室内ストーリーは3人のゲスト脚本家が担い、テイストは違うが それぞれ滋味溢れる物語。

    ●最後は、羽深夫妻、そして800号室に登場したゲストを招いてのホテルバンド「チャックテールフラップ with リヴ+ガン)による生演奏。上手からフラップ(ギター&ヴォーカル)、チャック(パーカッション=ジャンベ?)、リヴ(ヴォーカル)、エキストラで来たベーシスト通称ガン(ベース)、テール(ギター)が見事な演奏を披露する。数年経っており、既に ふみ と めぐみ(2人は浮遊感ある白衣裳)は亡くなっており、体はこの場所にないが 魂は来て演奏を聴いていると。そして ふみ はヴォーカルとして歌う。

    当日パンフによれば、劇中で演奏しているのは6曲。ホテルでの演奏という設定で、物語に巧く取り入れており充実した空間を創り出している。またホテルが海の近くという立地や館内・室内も映像で映し、情景も分かり易い。さらに波の音など効果音で臨場感を漂わす丁寧さ。最後にホテルのような受付対応、実に好印象。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ライブ演奏とお芝居が心地よく溶け合う、独特のスタイルの舞台でした。生演奏と生歌の迫力に、やわらかく心に寄り添う物語が重なり、とても素敵な舞台でした。
    以下、公演中なのでネタバレで。

    ネタバレBOX

    ホテルの部屋を舞台に、3つのエピソードが少しずつ切り替わりながら進んでいく構成。
    「少し見ては別のエピソードへ」→「一巡して最初の続きへ」というリレー形式で、断片がつながっていく過程が楽しく、伏線がきれいに回収されていきます。さらに、全体を通してのエピソードもそっと隠されていました。(分かりやすかったですが(笑))
    そしてどのエピソードにも“誰かを思う優しさ”が溢れており、観終わるころには優しく温かい余韻に包まれる作品でした。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    八木さおりさんが受付時に素敵な笑顔で迎えてもらいました。そして帰りも!
    もちろん舞台も演奏も歌も演技も素晴らしく、特に声がとおり聞き安くて良かったです。
    別れの話でしたが、悲しいだけでなく前向きに未来に向かっていく希望多めの素敵な話でした!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    すばらしかったです。ほんと、いろいろ素晴らしかったです。まず蛇足ですが、劇場がすばらしかったです。APOCシアターには初めて訪れましたがすごく素敵な劇場です。時間があれば1Fの茶店というかバーでまったりしたかったです。劇場そのものも舞台と客席がめっちゃ近く音響もよく小劇場の中でもダントツにいい雰囲気のところですね。で、舞台ですが、話のテンポもよく中だるみすることなく観劇できました。で、特筆すべきはバンドのレベルの高さです。男性ヴォーカルと女性ヴォーカルのツインヴォーカルもすばらしかったですが、なにげにベースが激ウマでした。途中リードギターがはけてベースがリードをとったところがありますが、なかなかいいフレーズで「おお!」と思いました。あと、最後の曲で奥さんがヴォーカルをとったときにも「おお!」と思いました。もしかして声楽家とか…と思いました。バンドのレベルがめっちゃ高くバンド単体でも観てみたいと思いました。できたらカバー曲ばかりのバンド演奏も聴いてみたいなーと思いました。

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