15みうっちMade 公演情報 15みうっちMade」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★★

    みうちな15mm
    15mmでのMrs.fictions! への期待度からいうと、「これっ!」という
    ところまでは届いてなかったのかも。 

    しかしながらMrs.fictions! のやわらかい物腰な演目や、
    「Mrs.fictions! がこれやっちゃうの!?」というほど
    奇抜な演目もあり、バラエティに富んでて面白かった◎ 

    野球部のマネージャーになりたい、本筋の外の役をやったら
    右に出る者はいない湯口さん、「大きな鳥が家の屋根を持って行って
    しまったの。」と切ない関原さんがカワイイ☆

  • 満足度★★★

    悪くは無かったが
    後半は面白かったな。どの話もわりと淡々とすすむ感じを受けたが、特に前半はさらに淡々かも(一部ギリギリじゃねえ?な感じはあったが)。
    順序は後半のどれか1本が前半にあったら印象が変わってきたたかも?

  • 満足度★★★★

    初めて見ました
    はじめて、Mrs.fictionsの作品を見ました。
    個人的には4本目が好みです。

    15分形式というのもあって、すんなり溶け込めたように思います。

    最初14日夜だけでしたが、面白くて千秋楽も見てしまいました。

    またこの企画はやってほしいです。

  • 男にうまれたおはなしたち。
    切なさと温かさに包まれた劇場。

    個人的には一本目とラストの作品がツボでした。

    全編通して、男子たる男子な自分達と女性への届かぬ尊敬の念のようなものを勝手に感じました。

    一応ネタバレBOXに書きます!!!!!!!!

    ネタバレBOX

    「とりあえず先は見えない」
    全裸は全裸だけど笑、それ以前に会話のやり取りがとてもツボ。
    ワンピースの時間の進みと自分達の時間の進み、
    詩人が色紙に書く言葉と実際会話で口にする言葉、
    現実とのギャップの中たらたら荷造りする気怠さ、心に抱えるかすかな物憂げさを
    真っ暗で全裸になり突っぱねてやろうというやけくそ根性がバカ素敵で切ない。


    「秋にまたない」
    ピザの切り分けがせつない。
    ずっとずっとの足踏みに疲れたり冷やしたり苛立ったり、それが一人だったりみんな一緒にだったり、思い込みだったり。
    旅立つことの勇気みたいなものを貰ったり、貰わなかったり、なんだかそんな半端さがやさしい。


    「だらしなく人生は確かに続く」
    終わることのできない人々、神様のイタズラなクリスマス臭溢れる感じ。
    死にたくなる現状も自分が決めた訳じゃないし、実際死ねるかどうかも自分が決められる訳じゃない。
    四つの世界が同時に舞台に立ち上がっていることで、お客や作家が神様になったかのような視点。そんな感覚で一挙に見渡せて、自分達の行きている世界も一瞬引いて見られるような現象に陥る。そういう、共通項のシンクロニシティでの現実全体の捉え方もありうるなっていう。


    「うちの屋根がでかい鳥に持ってかれた。」
    すてきすてき。屋根を鳥が持ってくって少女感としかもそれがウソって少女感。
    その少女感に踊らされる人々のドタバタ感が楽し可愛い。
    心踊らされることの楽しさ、踊る踊る。
    ファンタジックな世界とみそぼらしい感情による体のドタバタ、全て少女に踊らされてると思うと、その偉大さにきゅん。


    「男達だけで踊ろうぜ」
    地獄甲子園のような画太郎チックな劇画調。
    みんな下を向いているのが、最初は漢らしくギャグっぽいのがどんどん哀しく見えて来る。
    このお話も少女が偉大できゅん。
    試合に注ぎ込む人生。人生なんて大きなもんは実感として捉えられないし我慢出来なくなるけど、いまはこの小さな世界に自分の全てを叩き込もうと、それはこの舞台という小さな世界に人生の一片を叩き込む演劇と同じだなって、ストーリーと現実がいままさに同時進行で起きているな、と思った。


    「ミセスフィクションズのメリークリスマス(仮)」
    笑えたしすきな世界すきな言葉選び。みうっちMadeのトリにふさわしきみうっち逆転コント。
    小劇場に対する皮肉や想いもあるのかな(?)
    僕も全てを貴族で飾って生きたい。気品溢れる人生を歩みたいもの。死ぬ時はこんなつもりに人生書き換えよう。
  • 満足度★★★

    一日限りの身内客、のつもりが
    fictionsさん大好きなのですが、やはり観客は身内感覚にはなれないなぁなんて実感してしまいました。チケット代がかかる以上、クオリティは要求してしまう。中嶋さん作品2作は流石の満足感でしたが、いつもの「15mm」のように喰い合い戦い合う感覚がないと、全体的に緩い感覚に包まれてしまって、それを温かい目で見守るのが身内感覚・・・であるとしたら、もっと心が近づける何かが欲しいなと思いました。初日に観たからかもしれませんが、空気が固くて近寄りがたかった、そんな気がします。

    ネタバレBOX

    今村さんの演技が観たかったです。似た人はいましたけど 笑
  • 満足度★★★

    安定したクオリティーの6本
    小規模の劇団にしては珍しく、団内に複数の作家・演出家が在籍する劇団の15分の短編作品6本の公演で、いずれも大袈裟な所のないさらっとした作風で、気持良く観ることが出来ました。

    『とりあえず先は見えない』
    ある引っ越し作業の様子が淡々と描かれ、あっけなく終わったかと思いきや、暗闇の中を全裸で再度同様に演じる構成となっていて、1回目と2回目で違った意味に聞こえる台詞が楽しかったです。

    『秋にまたない』
    ナレーション的なモノローグと普通の会話がシームレスに連続する実験的な文体でありながら難解さがなく、5年前の作品とは感じさせない新鮮な雰囲気がありました。

    『だらしなく人生は確かに続く』
    死を決意したものの失敗し、生への希望を持ち始める内容の4つエピソードが続けて描かれましたが、各エピソードがあまり絡まないまま終わってしまって物足りなさを感じました。

    『うちの屋根がでかい鳥に持ってかれた。』
    告白して失敗するシーンが反復するというループ物ですが、同じ人が繰り返すのではなく、4人に増殖した主人公が順に告白するという趣向が喜劇性を高めていて良かったです。

    『男達だけで踊ろうぜ』
    ヤクザの町の高校の野球部の話で、前半で笑わせながら終盤では意外な事実が明らかになり泣かせるという、エンターテインメントの王道を行くような作品でした。個性豊かな登場人物が楽しかったです。

    『ミセスフィクションズのメリークリスマス(仮)』
    いわゆるバックステージ物ですが、自分達とは正反対の上流階級の淑女達を登場人物にして、反語的な表現にしていたのが面白かったです。静かな終わり方が印象的でした。

    盛り上がるシーンでも劇場のサイズに合わせて必要以上に大声にならないのが良かったのですが、いくつかの作品では音楽が大き過ぎて台詞を掻き消していたのが勿体なかったです。

  • 満足度★★★★

    面白どころ抜粋
    クリスマス色で行われた今回。直接関係ある作品は多くなかったですが、ふざけたものから少し重たいものまで、6本のうち気に入ったのが何本かあったので良かったです。以下

    ネタバレBOX

    1〜6の15分作品群。1は裸体になるのは思い切り良かった分、会話が淡々過ぎるのと流れまでが少し長く感じました。2は話は面白く好きですが、話の細かさとテンポを加えて欲しかったです。3は死を求めるそれぞれの交錯が素敵でした。料理を作りながら待つ女性と練炭の車内で死を拒絶する感じが良かった。4はテンポとくだらなさが面白かったです。5は最初の拘束されているマネージャーに始まり、硬派な半数近い同性愛者、キャラクターが強烈でした。後半はシビアになるのも悪くなかったけど、リアルな悪の連鎖を出して欲しかったです。6は引用する言葉は面白かったけど、あまり面白さは伝わらず。4、5前半が特に良かったです。
  • 満足度★★★

    ブルジョアジーの秘かな愉しみ
    好みは5本目。1本目のバカバカしさも嫌いじゃない。
    ラストは一見さんお断りだけど綺麗どころが揃って眼福ですな。
    Mrs.fictionsは男の子集団なんだって事はよく分かった。

  • 満足度★★★★★

    ストライク
    ショートショート好きもありますが、非常に秀逸な作品がありました。幕間の照明のタイトル表示も良く、お洒落な舞台だと思いました。演技も頑張っていたと思います。

    ネタバレBOX

    とりあえず先は見えない…何故裸で繰り返すのかはさておき、面白かったです。暗闇で声がちゃんと移動していたのは、スゴいと思いました。フラッシュの一瞬のための長い振りな気もしますが、ダブルミーニングな単語が笑えました。あと、後輩の穴あき靴下が地味にツボでした。

    秋にまたない…再演のためか、若いというか、学生演劇っぽい未成熟な感じがしました。最後の弾んだ声が効果的でした。

    だらしなく人生は確かに続く…人生に行き詰まった人たちが立ち直る流れが見事でした。練炭自殺組の後部左側の席の人や首吊りの女の子の車内の台詞が音響とカブってしまったのは残念です。役柄もありますが、女子高生役の演技が良かったです。先生役はバナナマンの日村っぽくて、ダメ教師の雰囲気がよく出ていました。チンピラが最後に野良犬に咬まれたところが、近年稀な設定で良かったです。

    うちの屋根がでかい鳥に持ってかれた…不条理な彼女の真意に気づいた彼の思いが届いた場面が良かったです。終盤の舞台裏のセリフはなくても良かった気がします。女役の演技が印象的でした。

    男達だけで踊ろうぜ…最高でした。あと5回見ても泣けます。芝居に笑いと泣きの両方を盛り込むのは古典的ですが、醍醐味でもあると思います。本作は舞台設定、脚本が良く、格差社会の風刺も盛り込み、キャラクターもしっかりしており、安定した笑いと泣きを供給出来る優れた作品だと思います。主演の4人はもちろん、脇を固める野球部員達も、素晴らしかったです。特に、アマゾンの存在感が良かったです。この作品を元に、2時間位のお芝居を作って欲しいと思いました。

    ミセスフィクションズのメリークリスマス…最初、何故周りが笑うのか分かりませんでしたが、プログラムを見て理解しました。少し内輪受けの側面がありますが、面白かったです。内容も時期にあっていて、締めの作品として申し分ないものでした。女優陣もそれぞれに素晴らしい演技でした。最後の作業シーンでは靴を履き替えた芸の細かさがプロだと思いました。最後にほんのりと暖かい本作を持って来たのも、良い構成だと思います。

    作風の違う作品を一度に沢山見られて、非常に得した気分です。もう一捻り欲しい作品から成熟したものまであり、これまでの劇団の成長が見える気がしました。特に後半は客席も一体となって楽しめたと思います。初日にも関わらず、仕上がった感じがあった点も、好印象です。良い舞台を見せて頂き、ありがとうございます。
  • 満足度★★★

    fictions
    チケットプレゼントにて鑑賞。面白い。

    ネタバレBOX

    「とりあえず先は見えない」
    30前後くらいの男5人が、引越し準備をしている変哲もない会話劇。急に終わったかと思えば、同じ劇を暗闇の中、全裸でやるという。
    人生の未来が全く見えない男らのどこか冴えない雰囲気に、「暗闇」「全裸」のエッセンスを注入すると不思議なことに面白さが4倍増しに。着衣verの際のセリフが全裸verで活きてくるあたり、なかなか出来た作品。セリフ的に視界は明るくなるというか。
    確かに、デジカメじゃなく使い捨てカメラで写真とんないとダメだなと。

    「秋にまたない」
    仲のいい4人組の中の女性が突如としていなくなり、残された手紙には○月×日に帰ってくるとの文字が。男3人は、希望のような諦めのような心でその日一日を不毛に過ごす…。
    結構好き。姿を現さない女性に惹かれ続ける男の性というか、なにしてんだかって空気がいい。悲観的なくせに希望を捨ててないってね。湿ってるいい作品。あと、ラスト女が来たっぽい話のシメも。そこでトモ(津和野諒)がニヤってするのも。

    「だらしなく人生は確かに続く」
    人を殺しに行く男とその妻っぽい女性。駆け落ちして服毒自殺する教師と女生徒。木炭自殺を図る冴えない男3人と、失恋で首吊り自殺する女…。
    みな、死ねず殺せず、生きていく。シンプルな作品だけど、BGMも手伝って、気持ちが楽になるよう。失恋女(木村ゆう子)の能天気な歌い方が特にいい。人間、一人はよくないってことかな。誰かがいないと。

    「うちの屋根がでかい鳥に持っていかれた。」
    遠藤みちる(関原あさこ)に告白したい真田の葛藤を、4人の真田で描く…。
    「屋根が鳥に持ってかれた」と悩むみちるは、家族崩壊の悩みを抱えていて、それを引き出した真田(中舘淳一郎)の想いがちょっと伝わってって話。4人の真田って変化球なとこと、真田の告白ってストレートなとこのメリハリがもうちょっと利いてるとなお良かった。

    「男達だけで踊ろうぜ」
    高校野球地区大会決勝の控え室。自分もベンチに入りたいと懇願するマネージャーの岬(湯口光穂)。ヤクザに支配された街で、先輩方に服従するメンバーらは、女を入れないのは伝統だと突っぱねる…。
    キャプテン(ひら凌一)が先輩方にボコボコにされながらも、甲子園出場を条件にマネージャーをベンチに入れることを約束していたことが判るというオチ。友情出演の面々のキャラが面白くて序盤は笑える。ヤクザな街に生まれた男の生き様ってとこで、もっと引き込んで欲しかった。いい作品と思うけども。

    「ミセスフィクションズのメリークリスマス(仮)」
    虚構な「ミセスフィクションズ」の楽屋と終演後を描く…。
    ブルジョアな三姉妹(受付・中嶋含めて四姉妹?)のブルジョアなセリフと感覚がウケる。受付やって蟹工船思い浮かべんなと。
    自己パロディの中に、想いみたいなのをすべり込ませる、ちょっと綺麗な舞台。実際、北川未来は、顔立ちがとても綺麗だった。

    4人の作演でつくられた作品群。どれも「味」があった。今後も、この集団のこのスタイルが続いているといいなと。
  • 満足度★★★★

    6作品
    前半3作品と後半3作品でテイストを変えてまとめられていたので、違和感や繋がりの悪さなどを感じることなく6作品楽しめました。
    個人的には後半の作品が好きです。

    Mrs.fictionsの3人の作家さんの作品を一度に見ることができたので、自分の好みも分かり、次の観劇の参考にもなりました。
    今度は長編も見てみたいです!

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