高円寺純情商店街でロミジュリ 公演情報 高円寺純情商店街でロミジュリ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★

    バルコニーのシーンは秀逸。
    踊れ場「高円寺純情商店街でロミジュリ」を観る。
    男28?vs女1のむさ苦しい舞台(笑)。
    バルコニーのシーンは秀逸。このノリで全編出来れば良かったけど。
    主演の榊菜津美ちゃんは、キラキラふわふわ困ったちゃんでしょこたん入ってアニメチックに猟奇的で中2なリリカルビッチで、こんな役ができるのは世界で一人かと思います(笑)。
    (そういえば、パパ・タラフマラでは、ビッチな白雪姫もいたなぁ)

  • 満足度★★★

    言葉はハッキリと欲しい
    エネルギーの充足感、脚色や演出としての見せ方はとても良かったです。けどセリフとか演者側のスキルに改善点が多かったように思えます。個人的には非常にもったいなく感じました。以下

    ネタバレBOX

    現代風なむちゃぶり改変、だけど携帯を持たないロミオ。設定や斬新さ、人の多さを使った八百屋の壁など、楽しいところは沢山ありました。見応えも十分であると言えるでしょう。だけど役者陣の滑舌悪い人が多過ぎるのではないかと思いました。動きや照明に演出の多くは視覚に訴える分、音響とセリフは聴覚から入ります。ロミオが早口過ぎたり、モンタギューのおじちゃんや神父さんなど、聞き取りにくい人が多くて非常に残念でした。乳母、許嫁、キュピレット婦人は良かったと思います。ピーターはよく分からないが、オカマさんなりキャラが良い。持ち前の特技や味のある役者さんも多くいたのでしょうが、多くて活かしきれていなかったように思えます。下ネタも何だか品がない。キスとかリアルにする必要がわからず、それなら本気でジュリエットを張り倒したりして欲しいと思ってしまいました。八百屋の人間垣根は凄く好きです。何より高円寺の話なら、新宿でなくて座・高円寺でやるくらいの気迫を見せて欲しかったな。次回作に期待です。
  • 満足度★★★★

    狭い舞台の上に男30人
    いろいろやってくれて見ごたえ充分でした。

    ただ、どこかの若手劇団のエチュードを見ている感じ、
    楽しいし、勢いもあるけれども、なんとなくまだ作りこまれてはいない、、、
    そんな感じもなきにしもあらず。

    演出の池上三太さんの演劇ワークショップに一度参加したことがあります。
    舞台を見ながら、そのときの池上さんの演出のやり方を思い出していました。
    ああ、あんなふうに作って、んでもってこうなるんだなあと、、、
    そういう風に観ることができたのも楽しかったです。

    ネタバレBOX


    最後にたった一人の女性のジュリエットが、
    男共を全員バットで叩きのめした後、
    満面の笑顔で両手でVサインしてました。

    それはそれでいいのかもしれないけれども、
    ぼく個人としては不満でした。
    はじまりから終わりまで全部がギャグで終わってしまったみたいな気がして。
    最後のジュリエットは、もっと怖い感じで終わって欲しかったなあと。
    ギャグじゃない凄みも観たかったかなあと、、、

    まあでも好みは人それぞれですから、、、


  • 満足度★★★★★

    素晴らしき哉、新旧融合
    新釈・現代若者語訳・翻案・喜劇仕立てでありつつ、内容はかなり忠実で原典そのままの台詞もあり、その両者が違和感なく同居しているバランス感覚たるや見事。
    また、バルコニー場面の見せ方や教会の表現を筆頭とする多人数を活かした、そしてスピード感まで加味した演出もイイ。

  • 面白かった!
    すごく楽しみにしてて、その期待を裏切らない面白さでした。
    ツボった箇所がいくつか。

    津和野さん面白かったです。

  • 満足度★★★★

    勢いに圧倒されました
    高円寺に舞台は置き換えられていましたが、かなり原作に忠実。というか、本歌取りがうまくなされていました。
    舞台美術も衣裳もないのに、最初から最後まで勢いで魅せてくれたロミジュリ。楽しかったです。
    男30人の中の紅一点、ジュリエット役の榊菜津美さんがとても可愛らしかったです。

    後方に座ったせいか、早口の台詞がところどころ聞き取れなかったのが残念でした。できたら台本を直接読んでみたいと思いました。

    ネタバレBOX

    役者さん、たまに名前を間違えていませんでしたか?(笑)

    唐突に始まる歌は、若干うっとおしかったです。ごめんなさい。テヘペロすけ。


  • 満足度★★★★

    鮮やかな切先をもった今様Shakespeare
    最初にちらしを観たときには、
    どういうロミジュリになるのか想像もつかなかったけれど、
    観終わって、そのキャスティングの必然をしっかりと受け取って。

    またも、作り手の創意に取り込まれてしまいました。

    ネタバレBOX

    冒頭から、ヒロインが映える。
    女優が男優の数に負けていない。
    でも、だからといって、
    男優たちが唯の引立て役に置かれているだけではなく、
    人数をかけて
    素舞台に舞台美術的な役割をこなす一方で
    ロールを纏い、
    鮮やかに、シェイクスピア戯曲の
    トラディショナルなスピリットを紡ぎこみ、
    今様に織り上げていく。
    立ち上がりから圧倒され、
    混沌とせずクリアに浮かび上がっていく物語の
    シーンの一つずつにのめり込んでしまって。

    あの有名なバルコニーシーンなども実に秀逸。
    下世話で超今風でもあり滑稽で、
    でもそこには、乙女心の動揺と、
    商店街の娘の風情が鮮やかに縒り合されていて、
    ビビッドでありつつ、
    原典にも紡がれた深く心を掴まれるような
    男女の想いの姿があって。
    シーンが持つべきときめきと今を纏ったリアリティが
    しなやかに一つの場面に織り上げられ
    作り手の翻案の冴えと
    それを支える役者達の演技にどっぷりと浸りこんでしまいました。

    舞台からこぼれ出すような数の男優たちが、
    誰一人として単なる賑やかしではなく、
    演じる強い意志を漲らせてロールをガッツリ抱き
    表現をなしていて、
    そのテンションが舞台を支える力として機能していく。
    だからこそ生きる主人公たちの秀逸なお芝居があって、
    物語に厚みが形成され、
    ロミジュリという戯曲に内包されている
    普遍を今に今に映えさせていく。

    ラストの突き抜けにも捉えられました。
    シーンの重なりに
    悲劇に収まらないものがしなやかに満ちて、
    この作品の収束が観る側に積もったものと重なって
    しなやかに、鮮やかに描き出されて。

    初日ということで、
    演技のクオリティについては
    若干のバラツキを感じたりもしたのですが、
    それとて、必ずしもネガティブな印象というわけではなく
    この舞台がさらに進化していく予兆にも思えて。

    ほんと、時間を忘れて楽しませていただきました。
  • 満足度★★★★

    わざと
    わざと、場が冷えるようなネタを入れたりもしているが、
    カジュアルなコメディーもので全体のテーストは楽しい。
    細かい芸がいっぱい。

    でもちょっと30人は暑苦しいかな。(会場自体も気温が高めだったけど)
    個人的には、津和野さん・萩原さんがどの舞台でも目を引くのだけど、今回も相当引かれた。

    ネタバレBOX

    葉月ネタは爆笑した。

    あと、シェイクスピア役の方のラップを聴きたかった。
  • 満足度★★★★★

    想像がつかなかったが・・
    女1人、 男約30人で ロミオとジュリエット。 ってどんな感じになるのか想像つかなかったが、ジュリエット役の女性をより引き立てて、男性が多いことで勢いとパワーがみなぎるような感じだった。30人もいたらゴチャゴチャしてしまって誰が誰だかわからなくなってしまわないか心配だったが、役者の皆さんにキャラクターが1人1人強いので、まとまっていてよかった。脚本も現代に置き換えているのでわかりやすく、所々にちりばめられた小ネタが面白かった。
    悲劇なのに最後まで笑えるロミオとジュリエット。

    ネタバレBOX

    大勢の出演者のほとんどが最初から最後まで舞台上にいる演出が斬新。
    セットと衣装がほとんどないが、出演者全員でセットになり、衣装は演技力で。

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