生きてるものはいないのか 公演情報 生きてるものはいないのか」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★

    自然
    不自然

  • 満足度★★★★

    何だろう?この前田司郎の軽やかさって。
    死を扱う話の殆どが、
    死を物語の中心に置いて
    死や死んだ人のコトを
    シリアス&饒舌に語ってしまうのに対し、

    ネタバレBOX

    この芝居では次々に人が死んで
    舞台上に死体がどんどん増えていくのに
    死因すらハッキリさせず
    都市伝説を持ち出してきたり、
    変なキャラの人間を、
    その変さを活かした死に方をさせたり、
    最期の言葉さえ、ちゃんと言わせなかったりして、
    死に対してシリアスになろうとする観客を
    つるんっと脱力させて、笑わせてしまう。

    まぁ、技術が未熟な役者も多かったのですが、
    それをも凌ぐテンポの良い、死なせっぷりに
    最期まで観せられてしまう。

    100人位の役者を使ってやれば
    もっと面白いんじゃないかなとも。
    イナバ物置じゃないけど。
    「100人死んでも大満足!」くらいの勢いで。

    内容とか殆ど覚えていないけど、
    人は誰でもいつかは死ぬというコト。
    でもって、
    死ぬ時を自分では選べないというコト。
    を再認識。

    あ、「ゾンビは、ある意味、不老不死の成功!」
    って台詞にはヤラレタ!大爆笑!

  • 満足度★★★★

    演劇ならではの、
    さすが五反田団。
    いつのまにかぐいぐいと物語にひきづり込まれてしまいました。

    あまりにあたたかい1階の観客席に温度差を感じながらも、
    シリアスになり過ぎない感じで進んでいく物語を傍観。
    していたはずが、物語やセリフが他人事とは思えないものにするりと変わっていきます。

    役者さんの違和感を感じる箇所はいくつか。
    それでも大満足の一本でした。

    ネタバレBOX

    アイドルのセリフ。
    「みとってもらっちゃってもいいっすかねー?」

    喫茶店店員のセリフ。
    「1人でいたくないから」

    たまらなく響きました。
    人はみんなひとりでは死にたくない。
    誰かに見取って欲しい。

    人は必ず死ぬってことを、久々にちゃんと思い出しました。
  • 笑ってしまう自分と
    背筋が寒くなる自分、隣り合わせ。

  • 満足度★★★

    記憶は曖昧ですが、
    ENBUゼミ『ノーバディー』と比べると抽象度が増した印象。物語中盤までを引っぱっていた、原因と思われるものへの追求が弱くなった分、全体の空間設定や、それぞれの関係が断片的になり、なんだかぼんやりと。「そのこと」そのものを純粋に浮かび上がらせる作りなのかなとも。

    個人的には事前にダブルキャストの情報が知りたかったり。

  • 満足度★★★

    むしろあざとい?
    前作『ノーバディー』より非情緒に徹しているようだ。
    そこに、むしろあざとさを感じるとともに、少しばかり納得させられた。

    俳優それぞれに個性はあれど(実際なかなか面白い人たちばかりなのだ)、結局は大人数分の一でしかないから、最終的に気に留めることはない。
    何だか、そのことによって前田司郎の「いい感じのどうでもよさ」が薄っぺらになってしまう。もったいない……って言うのとも違うけれど。

    要するに、僕は、このような作品を五反田団に求めていないのだと思う。

  • 満足度★★

    大人数では個々の色が出ない。
    作品としては2006年春のENBUゼミ卒業公演「ノーバディー」のちょっと改訂版。前田作品の雰囲気が少し薄れてる感じかなぁ。108分。

    ネタバレBOX

    ENBUゼミの公演のときも大人数を舞台に上げなきゃいけないために作品が大味で散漫になってしまった印象を持ったのだけれど、今回もまた同じような印象で。やっぱり独特の空気を持っている曲者的な役者の少数選抜の形じゃないと、前田さんの微妙な違和感やズレからくる可笑しさは表現できないのかなぁ。

    会場は最後列以外フルベンチの客席なので、極力荷物を預けて観た方が◎。たぶん今の五反田団の人気だとどの回も結構客席が埋まってしまうと思うので。

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