三道楽煩悩 Sandra born now サンドラ・ボーン・ナウ 公演情報 三道楽煩悩 Sandra born now サンドラ・ボーン・ナウ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    とても、お勉強になりました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

     板上に30㎝程の高さの平台を置き、中央に緋色の布を巻いた高座、噺家登壇の際は無論座布団を敷く。高座の奥ホリゾント壁から観客が観易い角度に調整されたスクリーン。その他、下手、上手に丸椅子と舞台美術は至ってシンプル。尺は約100分。因みにタイトルにある三道楽とは煩悩のうちの“飲む-打つ-買う”を表しているとのこと。

    ネタバレBOX

     師匠と弟子たちの話である。師匠は酒のせいで目を患い何度もオペを繰り返してきたが、一向に酒を断つことが出来ず、失明すると分かって居ながらことあるごとに弟子に酒を買って来いと命ずる。買って来なければ破門との要求に遂に新弟子が屈し飲んだ結果、片目の視力を完全に失った。それでも総ての弟子に月稽古をつけることを止めない。この稽古での出し物が演じられてゆくという作りになっているのだ。ピンの話芸が中心だが歌を交えるケースが多く歌の上手い役者が多い。その中で古参の弟子の地方に住む両親が歳を取り最後の面倒を見て欲しいとの切なる願いが伝えられ、芸の親と生みの親とに引き裂かれ悩む弟子の何とも言えぬ苦悩・悲哀が下敷きとなって、生前葬というシーンに仮託されて師匠が弟子が実家に戻ることを許す場として演じられ、終焉時実際に舞台を去ることが告げられるが悲喜交々の感情が去来する実際の役者さんの人生そのものが見えて観客の心を撃つ点が秀逸。
     何れにせよ登場する役者個々人の個性が異なることが良く判る小劇場演劇の特性を活かした作りの作品であるが、歌の上手い役者が多い中で殊に上手いと感じたのが最も新しく入門した新米という芸名の役者、ギターも極めて上手いし楽器を大切にしている様も良く見て取れるのがグー。因みにこの師匠の芸名の名付け方は師匠自らを含め総て米絡み。ターザンのような衣装で登場する人物が歌うシャンソンの仏語も正確である。
  • 実演鑑賞

    満足度★★

    上の世代向けの内容だったかなと。自分にはちょっと合わなかった。

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