『吸血姫』 公演情報 『吸血姫』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.0
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  • 満足度★★

    唐十郎の劇は,いつも観客の魂を揺さぶるアジテーションである。
    いま,演劇に何が起こっているか。2005.12.西堂行人は,述べている。この時点で,唐十郎はもっとも注目を集めているという。教授として,横浜国大でも活動していた。

    西堂行人によれば,演劇はギリシア時代より,つねに現実を「模倣」するものだった。ところが,唐十郎はこの関係を逆転させていた。日常の「反映」を舞台が「映す」のではない。唐十郎の言葉は,舞台上に次々に化身をつくり出す。唐十郎の劇は,いつも観客の魂を揺さぶるアジテーションである。

    花やしき裏にあったようなテント劇場は,そもそも1967年に,花園神社に立てられた紅テントがスタートだという。テントそのものを,公園のような公有地に張ろうとすると今でもすぐに退去命令が出るという。テントそのものは,それ自体が一つの表現になる。そこに装置空間が発生する。演劇はいつも体験的な記憶となる。一時的に体験し,消え去るものがテント劇場である。「ラストシーンで背景の幕が切って落とされ都市の風景が忽然と劇の中に飛び込む」。この演出は,今回の唐ゼミでも,最後スカイツリーが目に飛び込むことで再現されていた。

    芝居の集団は,表現集団+観客である。この点,テント劇場のようなものが,芝居の観客となるかもしれない人々へひろがりを持つのだろうか,という意見も当初からあったようだ。なお,今回の『吸血姫』は,1971年湯島天神・吉祥寺・渋谷で上演されている。

    第21回公演 『吸血姫』を花やしき裏で観た!

    花やしきの前にいったら,唐ゼミのPRが目にはいった。あわてて,50mさきの花やしき裏にいくと,青テントがはってあった。これが,かの有名な現代演劇を牽引しているテント小屋か!なんか,寒そうだな。まだ,入場券はあるのだろうか。とにかく時間までどこかで待ってみよう。なにやら,いかがわしい感じの入口。中で,ストリップでもやっていそうな(確かに,途中で二ヶ所そんな場面もあった)。

    愛染病院というのがあって,院長・こうぞうは,もの凄くいい加減な男だ。人妻に,あなたをどうしてもお世話したい,とくどき,あきたらポイ。その亭主からは,悪魔のように憎まれている。子どもの頃に,実の父親に凌辱され,悲惨な人生となった女も出て来る。

    それにしても,寒かった。内容は,わかったようなわからんような,感動するような,こらえるような笑いもあった。どうやら,関東大震災あたりの時代背景を知ると,もっとおもしろく鑑賞できたのかもしれない。寒い!それにしても,これじゃ外にいるのと,変わらない・・・と思っていると,舞台正面奥の一角が崩れ,穴があいたような感じ。

    あっれ,むこうに見えるのは,なぜか東京スカイツリーじゃん。お昼,葵と楓の応援で,うちわ広げていたら,テレビに映ってしまったばかりの場所。おわって,椅子もなくすわりこんでいたので,足も痛かった。その後,丸一日お腹の調子も良くない。次は,やっぱり,ミュージカルにしようかな。

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