公演情報
「青少年版 フランケンシュタイン 青田の影」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★
物語は説明通りで
舞台セットは高低差や見た目がユニークな
作品世界感を十二分に表した
見応えのあるものでした
バイクの免許とバイクの購入資金欲しさに
叔父の居る田舎でバイトをしにきた主人公が
「時を戻そう」みたいなビジュアルの
フランケンシュタインモンスターの息子と
巡る作品世界をなぞる物語でした
111分 全席自由
ただ最前列の方がスマホの着信音鳴らして
直ぐに切らないわ 電源切れやボケ!
ガラケーをひたすら数分単位で何度も弄るわ
観劇マナーが欠けまくってたのには
閉口しきりだったわ
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い。東京に来て2回目の公演らしいが、今後 注目していきたい団体。
物語の設定というか 構成は少し複雑で なかなか全体像が掴めないが、それでも観(魅)せる 力 はある。タイトルにある「青少年版 フランケンシュタイン」は、人の生と死の比喩であり、「青田の影」はそれを意識し始めた主人公 健一と彼の心に忍び寄る得体の知れないモノに思えるが…。心にある生と死に関わる複雑な思い、それを色々な角度から捉え <芝居処 華ヨタ>らしい独特な世界観を構築しようとしている。当日パンフに演出の内田達也氏が「面白い演劇を全部詰め込みまして」とあるが、これ以上盛り込んだら物語が破綻するのでは というギリギリのところまで攻めた公演のよう。
少しネタバレするが、物語は小説「フランケンシュタイン」の概観(手紙という形式<枠物語>)に準え、過去と現在の情況、生者と死者の(魂の)共鳴といった異なる世界観を錯綜させ展開していく。そのため役者陣は皆 複数役を担っている。勿論 演技で違う人物像を立ち上げるが、衣裳替えや小物(例えば帽子など)も活用する。また魅せ聞かせる 女優2人による歌と振付も楽しめた。そして何より舞台装置とそれを活かした情景描写の演出が巧い。
(上演時間1時間50分 休憩なし) 追記予定