花と乱歩と曾根崎心中 公演情報 花と乱歩と曾根崎心中」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★

    いちもよりぶっ飛び
    なんかいつもよりぶっ飛んだ展開だっな。また、役者の感情の起伏の激しさもいつもよりぶっ飛んでたなあ(役者陣は相当大変だな)
    物語はなかなかには面白かったが、ぶっ飛び過ぎて、客席に伝わってこないのもわりとあったかな。

  • 満足度★★★★

    楽しめました
    前説からおっと言わせてくれますね。本編のオムニバスも予測を裏切る展開に引き込まれました。満足しました。

  • 満足度★★★★

    力強さ
    サムライさんのお芝居は二回目でしたが、実に力強く響いてくるお芝居であると思います。話は自分には複雑で難しく感じるものもありましたが、たくさんの体当たりを客席に向けてきて満足する内容でした。

    ネタバレBOX

    曾根崎心中が見たかったので行きましたが、オムニバスでふざけたものからドロドロしたものまで、色んな狂気を見れたと思います。ウチダさんの狂いっぷりとか、山岸さんの艶も良かったですが、西川さんや土谷さんの身体丸ごとのお芝居が特に印象的でした。あれくらいぶつかってこそ演劇という気もする。元ネタを知らない無知も加えて、ストーリーがそんなにわからなかったのが辛い。オープニングのお芝居は謎でした。音響の音割れが気になりました。あれやっちゃうと作品の雰囲気も大分落ちてしまうので気を付けて欲しいです。全体的に好きで面白かったです。
  • 満足度★★★★★

    物語には裏がある
    裏の裏の裏という感じ、凄く面白かったです。

    ネタバレBOX

    『緋色の花』  東北弁に特徴があって捕まった小原保は、殺すつもりはなかったが足の悪かったことが吉展ちゃんにばれてしまったため已む無く殺したと自白。なるほどと思うと、実は殺された子は吉展ちゃんのお母さんが実の子が死んだ後に刑事平塚八兵衛の子供を誘拐して吉展ちゃんとして育てていたことが判明し逮捕される展開に。

    大声での刑事と犯人のやりとりは熱海殺人事件を彷彿させ、その裏にもう一つの悲劇が隠されていたことに驚きました。色んなところで繋がっている歌舞伎の人情話のようです。

    『ある日曜日』  編集者と食事をしてきたことに機嫌の悪い奥さん、筆が進まない作家と急かせる新刊雑誌の編集者…、そんな江戸川乱歩の日常の話かと思っていると急展開。乱歩の犯罪を怪人二十面相が暴き、観念した乱歩は明智小五郎に頼んで警視庁まで連れて行ってもらうことに。

    作中人物に見破られるとは、残念だけど作家冥利に尽きますね。

    『超能力大作戦』  zamuraiシリーズのコントが一つ入って箸休め。

    『異説・曾根崎心中』  おはつとと徳兵衛の逃避行かと思っていると、おはつは逃避行を手引きしてくれた九平次とできていて、九平次は徳兵衛を殺害し、おはつとの心中にみせかける。しかし、徳兵衛が女郎屋の主人を殺していたため追手が執拗に迫ってきて、改めて二人は心中することに。九平次は死ぬがおはつは生き残り、二人の男の死を肥やしにしたおはつは偉大な花魁(おいらん)にまで登りつめたという話。

    いくつ裏があるのやら。ただ、天満屋の主人と聞いたときは最初男かなと思いました。よく考えるとあの女主人のことで、ストーリーテラーとして色々な場所に出てきたのは幽霊だったからできたのですね。

    吉展ちゃんのお母さんとおはつの両極を演じた山岸彩子さんが印象に残りました。
  • 満足度★★★★

    根底に繋がるものが
    サムライナンバーナインのオムニバス実験公演。本公演を観ていないのに実験公演から入るのもどうかと思ったけど,劇団初見でした。4つの短編からなる構成。1つ1つでは響くものは少なかったものの,全体を通してみるとその底に流れる思考が繋がっていると感じられ,満たされる。あ~面白い舞台であった。オープニングアクトから楽しめるし,物販も安価。会場外のイラスト展も見ごたえあり。

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